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『どうする家康』第3回【三河平定戦】あらすじと感想

『どうする家康』
あらすじと感想

2023年の大河ドラマ・松本潤さん主演『どうする家康』第3回【三河平定戦】のあらすじと感想を書いています!

▼第2回のあらすじと感想はこちら▼

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『どうする家康』第3回「三河平定戦」あらすじ

今のところ、歴史を知らないおばさんでも楽しめています。もちろん、わからないことは調べながら見ていますよ…調べないとさっぱりわかりません!

水野信元って誰なのさ?

桶狭間合戦の混乱の中、妻子が待つ駿府に帰ることができず、故郷・岡崎へ入ることとなった家康。

駿府の今川氏真(溝端淳平)から、「岡崎に留まり三河から織田勢を打ち払え」との書状が届きます。

家康は「織田勢を打ち払えば駿府に帰れる!」とウキウキするものの、あの今川義元を討ち取った織田勢は、今やノリノリ敵なし状態なんですよね?

そんな勢いづいた織田勢と対戦することになってしまった家康。目下の敵は刈谷城にいる水野信元(寺島進)です。

水野信元(みずの・のぶもと)って誰なのさ?

家康の母・於大の兄。つまり家康からすると伯父になりますね。

かつて松平家を裏切って織田方に転じた博打好きの男です。家康はこの伯父のことを嫌っているようです。

なんか薄汚れたチンピラみたいだけど、れっきとした戦国大名です。

16年前、この人が今川を裏切って織田方へ転じたせいで、松平に嫁いでいた於大の方は3歳だった家康を置いて離縁を余儀なくされた(諸説あり)ことから、家康は信元のことが嫌いなのだと思われます。

家康は母の顔は覚えていないけれど、離れてからも優しい手紙とともに着物や菓子を送ってくれたので、慕ってはいる様子。

水野との戦い

1560年、7月下旬。

【松平軍 刈谷城攻め】

平八郎(山田裕貴)かっこええ~

大高城への兵糧入れが初陣とは思えない、良い働きです。逃亡しようとしたヘタレの家康を罵倒したくなる気持ちもわかりますね…。

優勢に見えた松平軍でしたが、背後から織田勢が迫ってきて挟み撃ちに。その結果、

松平軍 惨敗

多くの犠牲を出してしまいました…。

平八郎も討ち死にしたかと思われましたが、生きてた~

こういう風に誰が死んだとか行方知れずとか、戦での働きを見ている役目もあったんですね。重要な役目だからきっと目印をつけて狙われないようになってたんだろうし、どうしても戦に行かなければならないとしたら、この役目がいい…。頑張るから…。

水野との戦いに苦戦を強いられている家康は、今川氏真に援軍を申し入れます。瀬名の父・関口氏純(渡部篤郎)も娘婿の窮地に援軍を送るよう口添えしていましたが、なんやかんやで忙しそうな氏真はそれどころではないみたい…。でも、援軍は送らないけど、駿府に妻子がいることを忘れるなというのはちょっと…。

家康のもとには、東条城より吉良義昭(きらよしあきら)が来ました。三河南部を領有する由緒ある家柄で、忠実なる今川方である吉良義昭。人の話を全然聞かない吉良義昭w

この人は氏真が送った援軍ではなく、自ら助けに来てくれたってことなんでしょうね?

しかし…

8月某日。

松平・吉良連合軍 敗北

マジで…?さすがにやばい…と次の作戦を練ろうとしていたら、家康の家臣たちが仲間割れ?

家臣の中には、もう今川の助けなんか来ないから織田につくべきだと言う者が増えてきているようです。

事実、次で負ければ松平家の破滅は必至。しかし、今川を裏切れば駿府にいる三河衆の命はない、という厳しい状況なのですね。

家臣の酒井忠次(佐衛門尉 さえもんのじょう)演:大森南朋は、策がないわけではないと言います。甲斐の武田信玄(阿部寛)と今川義元は固い絆で結ばれていたから、家康が直々にお願いに行けば助けてくれるのではないかと。

甲斐国(かいのくに)

現在の山梨県。

しかし戦国の世はそんなに甘くありませんでした。家康が主君の今川をすっ飛ばして自分に申し入れをしてきたことに激怒した信玄。あっさり無視されてしまいました。礼儀を重んじるタイプ…

母親との再会

そんな中、水野信元が於大の方(家康の母)を連れて家康に会いに来ます。

敵が堂々と相手の城に来れるんですね。

水野は家康に今川と手を切るよう説得します。続いて於大の方も現れますが、家康との感動の再会も束の間、於大の方は「お国を守るためには妻子など打ち捨てて織田につけ」と言い放ちます。

家康の父も、かつて今川への忠誠を貫くため、当時織田方の人質であった幼い家康を犠牲にするのもやむなしという判断でしたよね。於大はそれを「ご立派だった」と思ってるんだって。なんという世の中でしょう…。

妻子を捨てろと言われて憤慨した家康は、於大の方に「出て行け」と言いますが、於大の方は動じません。「助けに来てくれた吉良義昭を攻め、所領を切り取られよ。それが信長様への返事になる」と言い残して去っていきました。

今まで家康の気持ちを尊重していた家臣たちも、いよいよ今川と手を切り織田につくように進言します。

三河の百姓たちは城主不在だったこの十数年、ずっと今川に搾り取られて貧しい思いをしてきました。今、三河の者たちが喜んで戦に参加するのは、主として家康が戻ってきたことで、もう今川に搾取されなくて済む、飢えなくて済むと希望を持っているから。

家康はまだ今川から独立したつもりはないけれど、そう言わないと兵が集まらなかったのです。

松平のため、岡崎のため、どうかご決断を…と忠次・石川数正から命をかけて頼まれた家康…。

家康の決断

嫌じゃ嫌じゃとごねてたけど、ついに吉良の城に火を放ちました。つまり、今川家を裏切ったのです。

家康の離反を知った氏真は…駿府にいた三河衆の妻たちを処刑。

瀬名と仲良くしていたあの妻たちです。

瀬名は家康が岡崎にいる間に第二子である亀姫を出産し、駿府に残っていた家康の家臣の妻たちと楽しく交流しながら過ごしていたのです。その様子を手紙にしたためて家康に送ったりしていました。

瀬名の心中を思うと言葉が出ません…。




『どうする家康』第3回 感想

瀬名の心中は察するに余りありますが、瀬名と子供たちはまだ使い道があるから処刑されないんですよね。瀬名はもともと今川家家老の娘だし。そう考えると、家康が「嫌じゃ嫌じゃ」とごねるのはすごく意味不明というか、自分勝手?すぐさま妻子を殺される家臣たちの方がよっぽど泣きたいよねって感じで。

しかも、家康が織田方につくと腹を括ったシーン、ありませんでしたよね。嫌じゃ嫌じゃと泣いていたかと思ったら、次のシーンでは吉良のお城が燃えていて。

もうちょっと家康が覚悟を決めた表情だとか台詞とかがあったら良かったな。すごく葛藤して苦しい場面だと思うので。

「なぜじゃ…元康殿…」とくずおれそうな吉良。人の話聞かない吉良だったけど、可哀想だった…。

「嘘じゃ…元康…」と書状を手に固まる氏真も悲壮感漂ってて。人質とはいえ、家康とは兄弟のように育っていたんだろうからなぁ。

と、家康じゃない人に共感してしまいました。

氏真は援軍送らなかったのもダメだったけど。政治向いてない?裏切られても仕方ないよね。

家康は、なんかそのうちたくさん側室を持つくせに、妻子妻子うるさいって思っちゃった。

ただ慣れ親しんだ駿府が好きで、貧しい岡崎より思い入れがあるんだろうなって。長い間城主不在の三河を守ってきた家臣や百姓の思いを聞いちゃったらなおさら、家康もっとしっかりしろ!と思いました。

岡崎で過ごせなかったのは家康のせいじゃないし、今の感覚でまだ19歳だと考えるとしょうがないけど。ほんと、戦国時代に生まれなくて良かった…。(やっぱりそこ)

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