※この記事は『霊媒探偵・城塚翡翠』のネタバレを含んでいます!
『invert 城塚翡翠 倒叙集』
特別編の謎
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清原果耶さん主演の日テレ系ドラマ『霊媒探偵・城塚翡翠』が第5話で終わり?!という衝撃の“最終話”から2週間。
先週から『invert 城塚翡翠 倒叙集』の第1話が始まり、2022年11月27日(日)22時半からは『invert 城塚翡翠 倒叙集(とうじょしゅう)』第2話…ではなく、特別編が放送されました!
第1話が放送された後での「特別編」ということで、どんな内容なの?そしてなぜこのタイミングで?という疑問が湧いたので調べてみました。
ちなみにドラマの公式サイトでは「ネタバレ覚悟!話題沸騰御礼の伏線大回収SP」と紹介されています!
『invert 城塚翡翠 倒叙集』特別編の内容は?
11月27日に放送された「特別編」。
その内容は、『霊媒探偵・城塚翡翠』で起こった事件の解説!
つまり、『霊媒探偵・城塚翡翠』の第5話(最終話)で明かされた内容とほぼ同じでした。
来週は、オリジナルで書き下ろされた「ひすまこ」を交えつつ、『霊媒探偵・城塚翡翠』で未回収だった部分などに言及する特別編です。放送を観返していない人にとっては「え、ここにこんな手がかりが?」という部分もあると思います。
— 相沢沙呼 (@sakomoko) November 20, 2022
原作者の相沢沙呼さんがこう↑ツイートされているように、翡翠と真ちゃん(「ひすまこ」?)が、途中から鐘場警部補も交えて事件の振り返りをするという内容でした。
この「特別編」で新たに分かったことといえば、
- 香月がどうやってターゲットの情報を得ていたか
- 香月史郎というペンネームの由来
でしょうか。
まず香月がターゲットの情報を得ていた方法ですが、『霊媒探偵・城塚翡翠』の第2話【Grimoire】に出てきた新谷由紀乃(筧美和子)という女性を思い出してください!
バーベキューの時、由紀乃が勤めている会社が運営している化粧品コミュニティサイトで個人情報漏洩が発覚したと話題に出ていましたね。
香月はその個人情報をネットで買っていたと説明がありました。
原作小説によると、漏洩問題が発覚するずっと前に闇サイトでリストを入手したとのこと。被害者たちが同じ化粧品を使っていたのはそういう理由だったようです。
でも、化粧品コミュニティサイトって「@cosme」みたいな感じを想像したのですが、だとしたら色々なブランドのあらゆる化粧品が紹介されていますよね。被害者たちがそのサイトを利用していたとしても、同じ化粧品を使っている可能性はそんなに高くないのでは…と思ったのですが、特定のブランドのコミュニティサイトだったのでしょうか。
そして「香月史郎」というペンネームですが、「郎」の字を抜かすと「香月史」つまり「かおるつきふみ」と読めます。
これを並べ替えると、「つるおかふみき=鶴丘文樹」になるということでしたね。
『invert 城塚翡翠 倒叙集』特別編が11月27日に放送された理由は?
それでは、なぜ『invert 城塚翡翠 倒叙集』の特別編が、第1話と第2話の間というタイミングで放送されたのでしょうか。
原作者トラブルのせい?
こんな記事を見かけました。
清原果耶、主演ドラマ『城塚翡翠』好評も「原作権を引き揚げる!」原作者が引き起こしていた“降板”トラブル
「もともと脚本家として内定していたのは、TBS系ドラマ『グランメゾン東京』や『マイファミリー』などを担当したベテラン脚本家の黒岩勉さんでした。ですが、相沢さんが黒岩さんの書いた脚本に不満があったのか、さんざん口出しをしてきたそうなんです。それが続いたため、最終的には黒岩さんも“やってられない!”と降りてしまって……」(制作会社関係者)
「相沢さんの要求が日に日に強くなっていって……。日テレ側も“さすがにそれは難しい”と伝えたら、相沢さんは“だったら原作権を引き揚げる!”ということもあったそう。プロデューサーも、トラブルになったことを局の上層部に共有しなかったため、結果的に相沢さんの要求をすべて受け入れることに。制作現場はそうとう疲弊していました」(同・前)
降板した脚本家の方のお名前も出ているので、放送前にこのような出来事があったという可能性は高そうですが、本当のところはどうなのか…
ただ、原作者の相沢沙呼さんのツイートを見てみると、
あとちょっと嬉しかったのは、今回、ラストの鐘場の台詞、僕が書いたものだと「なぁ、保護者って……、なんだ?」で終わっていて、提出したあとで、「なんだよ?」の方が絶対に似合っていただろうな……と後悔していたので、放送で「なんだよ?」となっていて、「そう! それ!」みたいになりました。
— 相沢沙呼 (@sakomoko) November 27, 2022
振り返りがしたいということで、原作には設定だけありつつ書いていなかった部分など、そういう細やかな点を取り入れつつ脚本を作りましたが、翡翠と真のやりとりに関してはアドリブが多くて観ていて和みましたね。
— 相沢沙呼 (@sakomoko) November 27, 2022
と、ドラマの脚本に関わっているのは間違いなさそうです。
公式でも「脚本・佐藤友治」さん、そして「脚本協力・相沢沙呼」さんとなっているので、原作者の相沢さんが「特別編」として『霊媒探偵・城塚翡翠』を解説する回(第5話では足りなかった分)を入れたいと希望した可能性はありそうです。
サッカーW杯のせい?
また、2022年11月27日(日)19時から、カタールで開催中の「2022 FIFAワールドカップ」で、注目の日本×コスタリカの試合が放送されました。
ドラマは22時半からですが、22時からはFIFAランキング2位のベルギー×モロッコの試合もありましたね。日本戦から続けて視聴した人も多そうです。
裏が強いので、この日は「特別編」にしておいたという可能性も考えられます。
これまで書いた倒叙で何が出来として気に入っているかというと、やはり『泡沫の審判』や『覗き窓の死角』なので、城塚翡翠の真価が発揮されるのは女性が犯人のときだな、と思いますね。
— 相沢沙呼 (@sakomoko) November 26, 2022
↑このように、相沢さんは次の週に放送される第2話の『泡沫の審判』がお気に入りのようなので、裏にワールドカップの放送がある日を避けた、という可能性もあります。
『泡沫の審判』が放送される12月4日の22時台(日本時間)には試合がなさそうなので。
まとめ
『invert 城塚翡翠 倒叙集』特別編の内容は、『霊媒探偵・城塚翡翠』で起こった事件の解説(新情報もあり)、そして第1話と第2話の間に放送された理由は、原作者の相沢沙呼さんの希望や、FIFAワールドカップの影響があった可能性が考えられました。
『霊媒探偵・城塚翡翠』は霊能力を使って犯人を見つけ出す新感覚ミステリー、『invert 城塚翡翠 倒叙集』ではガラッと変わって最初から犯人がわかっている「倒叙ミステリー」として、視聴者を楽しませてくれるドラマです!
今後も楽しみにしています!