あらすじ・感想

『どうする家康』第21回【長篠を救え!】あらすじと感想

『どうする家康』
あらすじと感想

2023年の大河ドラマ・松本潤さん主演『どうする家康』第21回【長篠を救え!】のあらすじと感想を書いています!

 

▼前回のあらすじと感想はこちら▼

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『どうする家康』第21回「長篠を救え!」主な登場人物

()は1575年当時のおおよその年齢です。家康の年齢は公式サイトを参考にしています。

  • 徳川家康(34)・・・松本潤
  • 井伊万千代(14)・・・板垣李光人
  • 瀬名(築山殿)36くらい・・・有村架純
  • 松平信康(16)・・・細田佳央太【家康の長男】
  • 亀姫(15)・・・當真あみ【家康の長女】
  • 五徳(16)・・・久保史緒里【信康の妻・信長の娘】
  • 武田四郎勝頼(29)・・・眞栄田郷敦
  • 千代(不明)・・・古川琴音
  • 織田信長(41)・・・岡田准一
  • 奥平信昌(20)・・・白洲迅【長篠城城主】
  • 鳥居強右衛門(35)・・・岡崎体育【奥平家臣】

 




『どうする家康』第21回「長篠を救え!」あらすじ

岡崎に長篠城から使者がやって来ました。

対武田との最前線にある長篠城は今、武田軍に包囲され落城寸前なのです。

 

長篠と岡崎の位置関係はこんな感じ☝

長篠城城主は奥平信昌(白洲迅)。武田を裏切って徳川についたばかりです。奥平家、もともとは今川の家臣だったようですが、桶狭間の後は徳川についたり武田についたり。大国の情勢に左右される小国の苦労がわかるようですね。

武田軍に包囲され長期戦覚悟で籠城していましたが、兵糧庫を燃やされ食糧がなくなってしまったようです(ドラマではやってなかったけど)。そこで徳川に援軍を要請することに。

奥平の家臣である鳥居強右衛門(とりい・すねえもん/岡崎体育)が、武田軍に見つからないよう川を潜ったりしながら、岡崎まで走ってきたのでした。(この時、家康は岡崎にいたから)

ちなみに奥平信昌から家康への大事なお手紙✉は、油紙に包んで身体に巻き付けてきたので濡れずに運べたのだと思われます。気になって調べてしまいました。

そしてドラマでは武田に見つかっていましたが、勝頼があえて見逃していましたね。

奥平からの手紙を読み、岡崎では長篠をどうやって助けるか軍議が行われました。その会議に口を出しては窘められて「ご無礼!」と叫んでいた井伊虎松ですが、名前を万千代と改めたようです。

徳川勢だけでは足りないということで、織田信長に援軍を打診しますが、水野信元や佐久間信盛に断られそうになり、家康は「助けに来なければ手を切る!」と啖呵を切ります。

その結果、信長は3万の大軍勢を引き連れ来てくれました♥

しかも、「遅くなって申し訳ない…」となぜか殊勝な態度。でも実は家康が自分を脅してきたことをめっちゃ怒っていたようです。

家康の長女・亀姫を奥平信昌に嫁がせることを勝手に決めていました。これは瀬名も知らなかった模様。

五徳は何かと「父上に言いつける」と言っていた割には、いざ信長を目の前にすると借りてきた猫のように大人しくなっていました。

ちなみに、信康は亀姫が奥平に嫁ぐことを反対。徳川から見るとかなり格下の家柄になるので、正室の娘を嫁がせるには釣り合いが取れないみたいですね…

亀姫も、長篠みたいな山奥の、すねえもんみたいな毛むくじゃらの殿(これは思い込みw)に嫁ぐのは嫌だと泣きついたため、この縁談はきっぱりと断ろうということになりますが、信長に何も言えない家康。その代わりに信康が申し出ました。

殊勝な信長は信康の言い分を理解したかと思いきや、やっぱり内心激怒しているので、そんなこと言うなら清洲同盟を解消すると言ってきました。つまり、織田の家臣になれと。

自分に国の命運がかかっていると悟った亀姫は、喜んで奥平のもとへ行くから仲直りしてくれと信長に直談判。

瀬名もフォロー。ちょっと出しゃばりに見えちゃったけど、亀ちゃん一人よりは説得力があったかな?

信長はどうやら自分の思い通りにことが運びそうだと、とりあえず長篠を助けることは約束しました。

信長「怒ってなどおりません。ほんの余興でござる。ハハッ」


岡崎では、強右衛門(すねえもん)と亀姫の交流も描かれていましたね。

援軍が来ることをすぐに伝えたいからと、長篠へ走るすねえもん。

史料では岡崎に到着して「休んでいけ」と言うのも聞かずにすぐ引き返した(援軍が来ることをすぐ伝えたいから)みたいなんですが、ドラマでは家康と信長にひと悶着あったという設定だったのですねえもんは結構岡崎に長居してましたねw

歌いながら…走れ 走れ すねえもん♪(なにこれ)

しかし、長篠城目前で武田に捕まり、勝頼に言われます。「『助けは来ない、徳川は長篠を見捨てた。城を明け渡すべきだ』と奥平に伝えよ」そうすればすねえもんは金ももらえるし、武田に迎え入れてもらえるようです。

最初は言われたとおり、長篠城に向かって「助けは来ん!!」と叫んだすねえもんでしたが、やっぱり奥平の殿を裏切ることはできない…と引き返します。

「殿!徳川様はすぐに織田様の大軍勢と一緒に来るぞー!あとちょっとの辛抱じゃ!持ちこたえるんじゃー!」

武田に捕らえられ、磔にされるすねえもん…。

処刑されるすねえもんを見て泣き叫ぶ奥平信昌。




『どうする家康』第21回 感想

亀姫、知らない間にイケメンとの結婚が決まっているなんて羨ましい。

と思ったけれど、奥平信昌にはもともと妻がいて、人質として武田へ送られていたようです。その後信昌が徳川へ寝返ったので、妻は処刑されてしまいました。13歳で嫁ぎ、処刑された時はまだ16歳だったとか。可哀想すぎます…。

その話を知ったら亀姫の結婚も素直に喜べないというか…。しかも家柄もかなり格下なんですよね。信康が反対するのも無理はありません。

ただ、信昌はその後側室を作ることもなく、亀姫も子宝に恵まれて幸せに暮らしたようなので、良かったです。最初の妻がただただ気の毒。

あと今回出てきたすねえもんは実在の人物で、実際に長篠から岡崎まで走り抜けた人物なんですね。

こんな史実があったのに、金ヶ崎で小豆の擬人化エピソードを入れた意味とは。

しかも走ってるシーンは阿月ちゃんの方が長かったし、ぐっときました。

すねえもん役の岡崎体育さんは良かったけれど、この時代あんなお腹の人っていたのかな?それを言ったら前回の山田八蔵もそうなんだけどw 栄養過多。

冒頭の瀬名と千代のシーンは、ちょっとよくわかりませんでした。瀬名が千代と手を組んで戦のない世の中にする?お万の方に感化されちゃったの??

あと瀬名が信長に「夫がいつもお世話になっております」って言ったの、突然の現代感に笑ってしまいました。「たすけて せな」を思い出した。

 

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