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『どうする家康』第22回【設楽原の戦い】あらすじと感想

『どうする家康』
あらすじと感想

2023年の大河ドラマ・松本潤さん主演『どうする家康』第22回【設楽原の戦い】のあらすじと感想を書いています!

▼前回のあらすじと感想はこちら▼

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『どうする家康』第22回「設楽原の戦い」主な登場人物

()は1575年当時のおおよその年齢です。家康の年齢は公式サイトを参考にしています。

  • 徳川家康(34)・・・松本潤
  • 酒井忠次(48)・・・大森南朋【左衛門尉】
  • 井伊万千代(14)・・・板垣李光人【井伊直政】
  • 瀬名(築山殿)36くらい・・・有村架純
  • 松平信康(16)・・・細田佳央太【家康の長男】
  • 五徳(16)・・・久保史緒里【信康の妻・信長の娘】
  • 武田四郎勝頼(29)・・・眞栄田郷敦
  • 山県昌景(46~60)・・・橋本さとし【武田家臣】年齢の幅ありすぎぃ
  • 穴山梅雪(34)・・・田辺誠一【武田家臣・穴山信君】
  • 織田信長(41)・・・岡田准一
  • 羽柴秀吉(38)・・・ムロツヨシ
  • 奥平信昌(20)・・・白洲迅【長篠城城主】

 




『どうする家康』第22回「設楽原の戦い」あらすじ

設楽原の戦い=長篠の戦い

です。長篠城を巡った戦いではありますが、決戦の地が城ではなく設楽原だったのでどちらの呼び方もあるようです。

長篠の戦いは、歴史に詳しくない私でも「織田信長が鉄砲を使った戦い」として記憶に残っておりました。でも相手が武田勝頼だとか、家康も参加していたとかは全く知りませんでした!!(威張れない)


 

冒頭は、信康亀姫がまだ子供だったシーンから。虫の命🐞を大切にする、心優しい信康を見守る瀬名…は良いのですが、今とまったく変わってなくてワロタw 時代の流れをまったく感じさせません。

そして現在。天正3年(1575年)5月

三河防衛の要・長篠城は武田軍に包囲され落城寸前。(知ってる)

ついに織田・徳川軍が3万の軍勢を率いて設楽原に到着したという報せを受け、「もう少しの辛抱だ」とみんなを励ます城主・奥平信昌。←後の亀姫の結婚相手

織田・徳川軍と武田軍は、川を挟んでにらみ合う形に。

ちなみに武田の軍勢は1万5000だったようです。

信長は川沿いに馬防柵を作らせるばかりで、一向に兵を動かそうとしません。それを不審に思う武田軍。と、家康w

この辺の事情は、歴史探偵「長篠の戦い」で詳しく説明されています!NHKプラス(登録無料)での見逃し配信&2023年6月14日には再放送もありますね。詳しくは公式サイトへ。




やきもきした家康は、信長をせっつきに行きました。この時点ではまだ家康は信長の家臣ではないので、意地でも「上様」と呼ばずに「信長殿」と呼んでいます。

どうやら信長は、武田の方から攻めてくるように仕向けたいみたい。そこで作戦を思いついたのが、酒井忠次です。夜のうちに3000~4000の手勢を動かして長篠の背後に回り、鳶ヶ巣山の砦を落とす。つまり、武田軍の退路を断たせて前進させるのです。

ざっくりいうとこんな感じ?☝

夜の山道を明かりをつけずに進まねばならないので、これは非常に危険な任務です。歴史探偵を見たらどれだけ危険かわかります。ダチョウ俱楽部方式で家康がやることに決まりました。まぁ酒井忠次の発案だしね。(ダチョウ俱楽部のくだり、必要だった?)

これはさすがに死ぬかも…ということで、海老すくい🦐で景気づけ。初めて見たので「えっ何これ…」と引く万千代。ただただ可愛いw

酒井忠次が活躍する作戦ですが、山道を越えるシーンは割愛しまして😅、無事鳶ヶ巣山砦を落としたようです。早々にこの動きに気づいていた武田軍。穴山梅雪は「退路を断たれる前に引くべき」だと言いますが、勝頼は出陣を決めます。先陣は山県昌景が務めることに。

信長と家康の首が揃っている千載一遇のチャンスを逃したくなかったのかもしれません。

鳶ヶ巣山砦を落とした忠次は、続いて長篠城へ到着。お城の皆さん、助かって良かったです。

信長は武田を滅ぼすため、金に物を言わせて鉄砲を3000丁も用意してきました😲 ちなみに馬防柵を作るための木材も岐阜から持参したようです。

火縄銃というのは、一度撃つと次に撃てるようになるまで2~30秒かかるんですね。そして射程距離は50~100メートルと言われているため、次の準備をしている間に敵が接近してきて攻撃されてしまう危険があるわけです。なので信長は銃をたくさん用意して、準備のできた者から次々と絶え間なく撃つ戦法をとりました。

信長曰く「これからの戦」

ですが、一対一の斬り合いでは負けることのない屈強な武田軍が為すすべもなくバタバタと倒れていくのを見て、一方的に殺戮しているような気持ちになったのでしょうか。

信康の表情からは(こんなの戦じゃない…)という心の声が聞こえてくるようでした。

「面白れえように死んでいくわ~虫けらのようだわ」と言っていた秀吉は、戦国時代だということを差し引いても最低。それを制した信長は少しだけ良かったですが…。

信長「最強のつわものたちの最期を謹んで見届けよ。武田勝頼、見事なり」

逃げずに向かってきた勝頼を称えていました。

無謀な戦いだったのは間違いないのでしょうが、なんだか勝頼が可哀想になってきてしまいました。いつの間にか私、武田軍を応援していたようですw

壊滅的な状況に呆然とする勝頼。揺れるムカデの旗が切ない…。

設楽原の戦いは織田・徳川軍の圧勝で終結。

家康も、こんなに圧倒的な力の差(銭の差?)を見せつけられては、信長の臣下になることを受け入れるしかありません。呼び方も即「上様」にw

まずは武田を完全に滅ぼすよう命じられた家康は、信康とともに二俣城を攻め落とします。何かに憑りつかれたように戦に没頭する信康。

ちょっとおかしくなっちゃった信康を「虫も殺せぬ子だったのに…」と心配する瀬名。

 




『どうする家康』第22回 感想

次回は「瀬名、覚醒」かぁ。

変わってしまった信康を心配するあまり?

でも信康も戦国武将ですよね。虫も殺せぬ優しい子よりは武将向きなんじゃないの?

時代の変化についていけない人というのは必ずいます。現代人は普通に「鉄砲すごい」と思うけれど、当時の武将の中にはやっぱり信康みたいに「こんな卑怯な戦い方…」とか思って拒否感がある人もいたんじゃないかな~と思いました。

人を殺すことには変わりないけどな!!

五徳は自ら進んで信康と瀬名のことを信長にチクるというよりは、スパイにさせられた感がありましたね。実際はどうだったのかな。

信長、自分の娘の扱いも気持ち悪いんですけど。だから近いし!大河ドラマに限らずドラマあるあるですが、しゃべる時に顔が近いのって役者さんたちも嫌じゃないのかなぁ。直前に食べるものとか気を遣うよねw

家康のどこを見て脅威だと思ったのかわかりませんが(家臣団が優秀だから?w)、信長は先見の明があったということですね。

私は海老すくい、嫌いじゃないんですけど、見たかったのは歴史探偵でやっていた酒井忠次の山越えでした!!真っ暗な山道を、敵に気づかれないように明かりもつけられず、一歩踏み外したら崖から落ちるという危険を乗り越えて奇襲に成功したところ、見たかったなぁ。

酒井忠次って徳川四天王だし毎回出てきてるのに、今のところ海老すくいの印象しかありません。

あと勝頼が出陣を決めた演説。あんなに遠くまで兵がいたんじゃ、手前の人しか聞こえてないですよね。拡声器もないし。後ろの方の人たちは絶対にわけがわかっていなかったと思う。今何の戦いなのかもわかっていない人もいたと思う。とりあえずみんなの動きについていく。いつも勝っているから、適当に槍振り回してたらどうにかなるだろう。で、突撃していったら絶え間なく飛んでくる銃弾に当たって何がなんだかわからないうちにに死ぬって可哀想。武田軍にそんな適当な人はいないか?

勝頼はほんとにみんなの骨拾わないと…。自分の決断のせいで大勢の家臣が亡くなるって、それこそ心が壊れてしまいそう。

 

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