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ドラマ『元彼の遺言状』第8話【あらすじと感想】ネタバレ「やっと面白くなってきた」

ドラマ『元彼の遺言状』
第8
あらすじと感想

ドラマ『元彼の遺言状』第8話(2022.5.30放送)のあらすじと感想を書いています。

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ドラマ『元彼の遺言状』第8話 あらすじ

篠田(大泉洋)は、6年前にある島で起きた殺人事件に巻き込まれ、殺人犯として警察から追われていることを麗子(綾瀬はるか)に告白した、以来、篠田は、身分を偽って各地を転々としていたが、3年前にたどり着いた軽井沢で栄治(生田斗真)に出会い、匿ってもらったのだという。「僕はやっていない」。麗子は、栄治がそうしたように、無実だと言う篠田を信じることにするが……。

あくる日、麗子は、篠田に弁当を作るよう指示すると、遊びに来た紗英(関水渚)とともに西園寺製鉄社長・西園寺一蔵(金田明夫)の屋敷へと向かう。今朝、一蔵から直接、仕事の依頼があったのだ。

麗子たちが一蔵の屋敷に到着すると、家の前には野次馬が集まっており、警視庁捜査一課の刑事・橘(勝村政信)らの姿もあった。一蔵が死体で発見されたのだという。風呂場で倒れている一蔵を発見したのは長男の渉(駿河太郎)だった。鑑識によれば死亡推定時刻は12時間ほど前だというが、麗子が一蔵と話したのは今朝の8時――いまから3時間前のことだった。不可解な出来事に麗子たちは首をかしげ……。

『元彼の遺言状』公式サイトより

 

【以下ネタバレ】

西園寺社長の事件

夜に死亡したはずの社長から、今朝電話がかかってきた…?

麗子たちが訝しがっていると、遺体を確認した長男の渉が「親父ではない」と言い出します。

遺体が社長ではないということは、社長は行方不明ということになりますが、渉は父親が弁護士を呼んだ理由が遺言に関することなのでは…とソワソワ。

そこへ勘当されたらしい次男の恭介がやって来ます。

二人の関心は父親の安否ではなく、遺産のことだけ。二人ともクズです。

そんな中、社長の居場所にピンときた麗子は、西園寺製鉄の私有地で暮らしているホームレスのもとへ。

ホームレスの中に紛れている社長発見!

実は今回の事件は全て社長が仕組んだことでした。

浴室で見つかった遺体はサクさんというホームレスで、昔社長夫妻が炊き出しのボランティアをしていた頃に知り合いました。

住む世界は違えど、孤独を抱えた者同士気が合った二人。体が悪いサクさんを気遣い「一緒に住まないか」と誘ったこともあったけど、サクさんは遠慮して路上生活を続けていました。どんどん悪化するサクさんの体調。社長はせめて一日だけ生活を交代しないかと持ち掛けます。

朝自宅に戻ってみると、サクさんは庭に倒れていました。部屋を汚すことを気にしてか、寝室を使った様子はありません。社長はせめて綺麗な姿でと風呂場でサクさんの体を洗い、服を着せたのですが、そこで渉が朝帰りしてくる音がしたため、サクさんの遺体を風呂場に置き去りにしてしまいました。

警察によると、サクさんの死因は衰弱によるもの。路上で発見されていたら身元不明で処理されたでしょうが、社長宅で発見されたために事件性が疑われ、警察はサクさんの身元を明らかにするでしょう。

サクさんには娘がいると聞いたことがあった社長。生きているうちに会わせてやりたかったと悔やみます。

そして息子たちへ遺産を残すという遺言状を破り捨て、新しい遺言状を作成すると宣言します。遺産は全てホームレスの支援に充て、会社の経営権は世襲制にせず優秀な部下に譲ると。

篠田の正体

その夜、篠田を連れて高級レストランへ行った麗子。二人で豪華な食事を楽しんだ後、篠田を待ち受けていたのは強盗殺人容疑での逮捕でした。

篠田の話を聞いた麗子が警察に連絡していたのです。

篠田の本名は「田中守」。「十ヶ浜町男性強盗殺人事件」で殺人容疑がかけられている指名手配犯でした。

麗子は篠田を保釈させるために津々井先生に篠田の身元引受人になってくれないかとお願いしますが、断られます。

しかし何故か保釈された篠田。

6年前、ミステリー作家を目指していた篠田は料理人として働きながら寝る間を惜しんで小説を書き、コンクールに応募していました。そんな時、十ヶ浜のレストランでパーティーの手伝いの仕事が入ります。

仕事が終わってお客さんたちと飲んでいた篠田。徹夜明けで疲れていたため眠ってしまい、目を覚ますとそばに死体があったと言います。

アリバイはなし。凶器の包丁には篠田の指紋がついていて、篠田が被害者と言い争っていたという証言も出てきたため、殺人犯にされてしまったようです。

しかし自分はやっていない、と言う篠田。

栄治の暗号(「しのだをたのんだ」)のこともあり、篠田の弁護をすることに決めた麗子。

実は篠田の保釈について津々井先生に断られた後、頭を下げてもう一度お願いしていたのです。麗子ほど篠田を信用していないと言いつつ、後見人を引き受けてくれた津々井先生。一つ、条件として「暮らしの法律事務所を閉じ、津々井先生の事務所へ戻ること」を麗子に約束させていました。

まずは現場を見ないと始まらない、ということで、早速麗子と篠田は十ヶ浜へ…!

 

ドラマ『元彼の遺言状』キャスト・登場人物まとめ

 




ドラマ『元彼の遺言状』第8話 感想

ここにきて面白くなってきちゃった…!

前半の事件は正直意味不明だったけど、篠田が逮捕されて麗子が弁護を引き受けるところ。

お金になる仕事しかしないと言っていたのに、お金を持っていない篠田の弁護を引き受けたのは、栄治の遺言「しのだをたのんだ」だけが理由ではないですよね。

お金持ちでも貧乏人でも、善人でも悪人でも、みんな同じ法の下で裁かれるというところが麗子が法律家になろうと思った理由でもあるんですよね。麗子って実は守銭奴な自分に劣等感を持っていて、お金以外に大切なものがあるとか、清く正しく生きている人に引け目を感じているところがあるんです。そういう部分が原作では描かれていて、栄治の事件を通してちょっとだけ他人の大切にしているものを理解しようと変わっていくんですよね~。そのきっかけは篠田だったので、原作でもキーパーソンでしたね。


篠田は「自分を警察に売った」と早口で怒っていましたがw、そうではなくて、法を犯したなら裁かれるべきだし、無実なら逃げ回る必要がないようにしてあげたいと思ったんだと思います。

まぁ、麗子も言っていたけど、知ってしまった以上、弁護士が指名手配犯を匿うわけにいかないですしね…

殺人犯の保釈は自分では無理、と津々井先生に頭を下げていたのも良かったです。普段は高飛車で「私にできない仕事なんてない」みたいな顔しているのに、ちゃんと自分の力量を客観的に見ているところがカッコイイ。そしてそれを篠田(依頼者)にもはっきり伝える。できないことはできないと言って、できる人に頼るのも、自分に自信がないとできないことだなぁとは思います。できない人ほど何でも自分で抱え込もうとしますね。

それにしても栄治が「お金を持ちすぎて苦しんでいた」という感情はまったく理解できませんでしたw

どう考えても、ない方が苦しいに決まってるわ!

 

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まとめ

この記事では、ドラマ『元彼の遺言状』第8話のあらすじと感想を書いています。

最終話までどうぞお付き合いください♪

 

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