あらすじ・感想

『どうする家康』第11回【信玄との密約】あらすじと感想|ネタバレ

『どうする家康』
第11回【信玄との密約】
あらすじと感想

2023年の大河ドラマ・松本潤さん主演『どうする家康』第11回【信玄との密約】のあらすじと感想を書いています!

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『どうする家康』第11回「信玄との密約」あらすじ

個人的に前回はひどいと思ったので、今回は下品なシーンがなくて良かったです。もうあんな回は見たくないと、一週間経った今でも思っていますw

「徳川家康」誕生!

さて、三河を平定した家康は、正式に三河国(みかわのくに)の主に任官されることになりました。

叙任されるということは、朝廷と幕府のお墨付きがつくということなんですね。そのためには家康が由緒正しき源氏の末裔だと証明する必要があるようで。あ~この辺は全然わからない😂けど、古い系譜を漁って「得川」を引っ張り出してきたあたり、結構無理やりこじつけた感じなんですかね。

また、官位をもらうためにはお金💰もたくさんかかるようです。

ぶーぶー文句を言いつつも、1566(永禄9)年、家康23歳の時ですね。従五位下三河守(じゅごいのげ みかわのかみ)に叙任されます。

従五位下 徳川三河守藤原家康 朝臣

松平家康から、やっとみんなが知ってる徳川家康になりました!長かった~w

瀬名と田鶴

10年前。駿府。

に大はしゃぎしている瀬名とお田鶴。この時、瀬名17歳くらい、田鶴8歳くらいです。この二人、親友のように描かれていますが、結構年が離れているんですね。

今のお田鶴は、夫の死後、遠江・引間城のおんな主として城を守っているようです。夫の飯尾連龍は家康を手を組もうとしていたことをお田鶴に密告され、今川氏真に殺されました。夫を裏切るほど今川への忠誠心が強いお田鶴。

瀬名は、家康が三河守となったことで、お田鶴も徳川の家臣になってくれたらな…とお手紙を書いていましたが、お田鶴は戦う気満々⚔のようです。

織田信長と武田信玄

織田信長は、1565(永禄8)年に起きた「永禄の政変」を受け、殺された足利義輝の弟・足利義昭からの要請で上洛することになったようです。

上洛:京都へ入ること。え、常識ですか?w

一方、武田信玄は今川領である駿府が欲しくなっちゃったみたい。

武田は今川と同盟を結んでいるけれど、氏真は全然今川をまとめきれてないし、これって同盟を続けるメリットある?織田ともうまくやってかなきゃならないのに…もう見限っちゃえ!てことで。

信長としては武田と戦いたくはないけれど、さすがに今川領を全部取られるのは嫌!てことで、今川領に近いとこにいる家康に白羽の矢が🏹

「YOU、信玄と話しちゃいなYO!」

家康って、ほんとにこんな風に信長に顎で使われてたのかな…。

武田が今川領を切り取ろうとしていることを知った瀬名は、今一度徳川の臣下に入るようお田鶴に手紙を書くことに。




武田信玄と家康

こうして初めて信玄と会うこととなった家康。

信濃と三河の国境あたりのとある寺にて、武田の到着を待ちます。

しかしやって来たのは談判役の山県昌景と穴山信君。

家康に会うのは家臣で十分ということでしょうか。信玄と家康の格の違いを見せつけられてしまいました。ちなみにこの時、信玄47歳、家康25歳

信玄は来ないと聞き、家康は談判を石川数正と酒井忠次に任せ、自分は平八郎と小平太を連れて森の中で栗を見つけたり、お話したりw

瀬名の好きな栗を拾おうとしていましたが、空っぽばっかりだったみたいですね🌰

3人で楽しく信玄の悪口を言っていたら、お約束のご本人登場です😂

最初は寺の住職かと思って、出されたお茶を疑うこともなしに普通に飲む家康。本当に住職だったとしても知らない人からもらったもの、不用心すぎん??

突然現れた信玄ご本人にビビりながらも、信玄が駿河を、家康が遠江をそれぞれ攻め、切り取り次第で己の領地にするという密約を交わしたのでした。

侵攻開始

1568(永禄11)年12月6日

武田軍 駿河侵攻開始

徳川軍 遠江侵攻開始

瀬名に、引間城を攻め落とすことはせず、お田鶴は降伏させると約束する家康。

12月10日 徳川軍 引間城包囲

降伏を呼びかけますが、お田鶴側が撃ってきたので一旦引くことに。

12月13日 武田軍 駿府制圧

武田軍があまりにも簡単に駿府を制圧したので、衝撃を隠せない家康たち。どうやって制圧したのかもっと詳しく知りたかったような気がしないでもない~

家康たちも、夜明けまでにお田鶴が降伏しなければ引間城を攻め落とすことに。

お田鶴は家康や夫が今川を裏切ったことがどうしても許せないみたいですね。今川義元は伯父に当たり、氏真とも従兄同士。なんかお田鶴が氏真への恋心(憧れ?)から意地になっているようにも見えたのですが…。

家康が過ちを正しさえすれば、瀬名にも会いたいみたいです。(また今川について織田と戦うということ?無理無理!無理だよね)ちょいちょい挟まれる10年前の回想シーン。楽しかったあの頃に戻りたい…と、ついに返事は出さなかったけれど、最後に書いた瀬名への手紙を胸元へ忍ばせ、城に火をつけ、城門を開けるお田鶴。

家康がお田鶴に降伏するよう呼びかけようとしますが、お田鶴が勇ましくかかってきたので徳川軍も応戦せざるを得なく…

あっけなく撃たれ、馬上から落ちるお田鶴…




『どうする家康』第11回 感想

瀬名への手紙は届けられることはなかったんでしょうか…。切ないです。でも「あんたの旦那が間違いを認めればまた会ってやんよ」的な手紙をもらっても微妙かもな…。

紀行で、家康と瀬名が田鶴の死を悼んで椿を植えたというエピソードが一番胸にぐっときました。(田鶴の別名:椿姫)

だけど、お団子屋のおばあちゃんに「みなの暮らしはこの田鶴が守る」と言っておきながら、城に火をつけ捨て身の攻撃っていうのは…。あのおばあちゃんはどうなっちゃうの?(柴田理恵さんだということに2回目を見て気づいた😲)

幼い頃の思い出が美しすぎて、現実を見られなかったのでしょうか。そんなのに巻き込まれた家臣たちが可哀想なんですが(侍女も戦って亡くなったという)。

でも家康は攻撃するなって言っていたのに、あんなあっけなく撃たれます?瀬名にも攻め落としはしないって言ってたじゃん…。そのための努力があんまり感じられなかったのですが。すぐに攻め入らずに降伏するのを待ってあげたのが最後の恩情だったのかな。

子供の頃を家族みたいに一緒に過ごし、個人的な恨みはないのに戦わなければならないっていうのはほんと意味わかんないですよね。

あと、信玄と家康が密約を交わした時、信玄が「奥方様へ」と家康に栗を渡したのがゾッとしました。

あれはあの場で家康が「瀬名が好きだから~」と言ったのを聞いて急遽用意したものかもしれませんが、信玄は忍者を使うので、密かに築山に忍を送り込み瀬名を偵察していたのかもしれなく、それは瀬名だけに限らないので、いつでも誰でもどうにでもできるぞ、という脅しのようにも思えました。こっわ!

 

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