あらすじ・感想

『どうする家康』は歴史を知らないおばさんでも楽しめるか…【第1話のあらすじと感想】

『どうする家康』
あらすじと感想

2023年の大河ドラマ・松本潤さん主演『どうする家康』が始まりましたね!

歴史ドラマは嫌いではないのですが、とにかく登場人物が多くて覚えられないし、当たり前だけど生活も常識も現代と違い、見ていても“わからない”が多くて、いつも途中で脱落してしまうのです…

でも、今回の大河は誰でも知っている「徳川家康」が主役!

ということで、1年間の完走を目指し、“勉強しながら”視聴してみることにしました。

有名な徳川家康ですが、私が知っていることといえば、

  • 「鳴かぬなら 鳴くまで待とう ホトトギス」
  • 天下統一を果たして江戸幕府を開いた
  • 似顔絵は見ればわかる

くらいしかありません。嘘みたいに少ない!

『どうする家康』は、こんなおばさんでも楽しめるのか…歴史の勉強を兼ねて、数々の疑問を解消しながらゆる~く、あくまでもゆる~く楽しもう!と思っています。

間違えているところなどあれば、教えてください♪




『どうする家康』第1回「どうする桶狭間」あらすじ

とりあえず第1回「どうする桶狭間」のあらすじを見ていきましょう。

冒頭は 永禄3年(1560年)桶狭間 のシーンから始まりました!

いや、まずもう。松平元康って誰さ?って話ですよね。

松平元康って誰?あと何歳なの?

いや、誰って家康のことだけどさ?だって画面が松潤だし。

でも次。時は遡り、弘治2年(1556年)。「三河国の国衆 松平次郎三郎元信 と名乗られし君はその頃…」ときました。

元信?元康じゃなくて?ってなった。

しかも「次郎三郎」って何wwみたいな

しかもしかも「ヒヒーン!パッカパッカパッカパッカ」と一人遊びしている家康(元信)って一体何歳なの?!と、最初から疑問だらけです。

まず、名前から。

「元信」というのは元服(今で言う成人)した家康が主君である今川義元(野村萬斎)から一字もらって付けた初名、「元康」はその後勇将だった祖父・松平清康から「康」の字をもらって付けた名前となります。

家康が元服したのが14歳、その後元康と名を変えたのは16歳頃だったとされているので、ヒヒ~ン!と遊んでいたのは14歳頃でしょうか。ちょっと幼いですねw

そして「次郎三郎」というのは通称。昔の人は元信などのいわゆる“本名”で呼び合う習慣がなく、普段は通称で呼ぶことが多かったようです。特に目上の人に対して本名を呼ぶことは失礼とされていたとか。名前がたくさんあって、「誰?」ってなる…ほんと。

「松平(苗字) 次郎三郎(呼び名) 元信(本名)」

て感じですかね。ミドルネームがあるみたい。

人質とは…

元信時代の家康は、今川義元のもとで人質生活を送っていました。

人質というと、ナレーションでも言っていたように辛く厳しい生活を想像しますが、普通に楽しそうでしたね。

自身の家来も連れているし、義元の嫡男・今川氏真(溝端淳平)と手合わせしたり、瀬名(有村架純)と森の中できゃっきゃと鬼ごっこをして遊んだり♪

敵対関係じゃないからかな?この場合の人質とは「あなたに背く意思はありません」と示すためのもので、後の参勤交代制度の妻子のような感じでしょうか。

父親の墓参りで故郷・三河に一時帰国することも許されました。

その時に、今いる駿府との豊かさの違いに驚くシーンもありましたね。(三河が貧しかった)

家康は6歳から、最初は織田家で、その後は今川家で人質生活を送っていたため、故郷三河で過ごした記憶はあまりないと思われます。しかも3歳で生母と生き別れているんですよね。戦国時代とはいえ、なかなか波乱万丈な人生です。

家康の父は既に亡くなっているので、居城である岡崎城がどうなっているのかと思ったら、今川家の城代(城主不在の際、城を管理する者)が居座っていたため、家康たちは城を使うことができませんでした。

いつかこの国を取り戻したい、という家臣・石川数正(松重豊)の目力がすごかったです。

三河は小国のため、強い国(今川)と結びついて国を守るしかなかったのですね。




結婚

さて、駿府に戻った家康は、瀬名との楽しい日々を送っていましたが、なんと義元の嫡男・氏真が瀬名を側室にしたいと申し出ました。

そこで義元は氏真と家康を戦わせ、勝った方に瀬名をやると言います。いつも氏真に気を遣って“わざと”負けていた家康も、この時ばかりは(瀬名は渡さない!)と気迫からして違いました。瀬名との結婚を勝ち取った家康。瀬名も家康のことが好きだったから良かったけどね。昔だから仕方ないけど、女性が物みたいでなんかやだよね。

しかし瀬名の父親・関口氏純(渡部篤郎)は今川家の筆頭家老。主君の命令とはいえ、よく人質である家康(しかも国は弱小)との結婚を許しましたよね…。

その後、初陣を果たし、名を「松平蔵人佐元康」と改めた家康。次郎三郎どこいった…

名が元信から元康へ。そして通称も「くらんどのすけ」に変わったようです。(もうついていけない…)

そして瀬名との間に、嫡男・竹千代も誕生します!

ちなみに「竹千代」は松平家・徳川家の幼名なので、家康も幼少期の名前は竹千代でした。(ややこしい)

家康の名前の変遷

竹千代(幼少期)→ 元信(元服後)→ 元康(初陣後)

桶狭間合戦

初陣で成果を上げたこともあり、義元からの信頼も厚くなった家康は「我が子同然」との言葉と、金ぴかの甲冑をもらいました。

戦場でめっちゃ目立つやつw

そして運命の桶狭間。

家康に与えられたミッションは、敵軍に囲まれて籠城し、餓死寸前の大高城に兵糧を運び入れることです。大高城の城代・鵜殿長照(野間口徹)は、今川義元の甥に当たる人物で、お田鶴(関水渚)の兄だそうです。(ややこしい)

お米を運ぶだけの簡単なお仕事かと思いきや、大高城の前に立ちはだかる敵軍を倒すのも込み、という超ブラックなお仕事でした。(求人と違う!)

なんとか大高城へ入ってホッとしたのも束の間。援軍である今川の本軍が桶狭間で織田方の急襲を受け、なんと!総大将・義元死す…!

敵中真っ只中に取り残されてしまった家康たち。

今川から借り受けた兵たちが勝手に逃げる中、このまま籠城して織田を迎え撃つのか、それとも逃げるのか、決断を迫られる家康。

小屋の中でぶるぶる震えていたかと思えば、冒頭の逃亡シーンになりました。

しかし海辺で家臣の本多忠勝(山田裕貴)に見つかり、「恥ずかしくないのか!」と罵倒され、大高城に戻ります。家臣団のリーダー・酒井忠次(大森南朋)の気遣いで、家康は雨の中で心の迷いを洗い流し、これからのことを一心に考えていたことになりましたw

織田方はもう2000の軍を率いて、すぐそこまで来ています…!

織田家の人質時代(6歳頃)、信長に虐げられていたことを思い出して震えが止まらない家康。




『どうする家康』第1話 感想

家康以外の登場人物はほとんど知らなかったですw

あ、織田信長は知ってました(そりゃそうだ)。岡田くんめっちゃ強そうで草

今川義元、本田忠勝は名前くらいは聞いたことあるけれど、どんな人かはまったく説明できません!

でも、1話を見たらそれはもう、よくわかりました。

登場人物はやっぱり多いし、松平の家臣だけでもたくさんいるので名前はなかなか覚えられそうにないけど(覚えてもすぐ忘れる)、面白かったです。

桶狭間の戦いも、1560年ていうのは覚えていましたよ。受験勉強はしたから。でもどんな戦いで、桶狭間の場所はどこかって地図出して訊かれたら「………」。

ほんとにもったいない学生時代だったと思いました。

面白いのは年号じゃなくて、その中身でしょ!って今は思います。もっと興味を持って勉強していれば良かったなぁ。

第1話も、そのまま見てただけではやっぱりよくわからなかったので、すごい調べました。

楽しかったので、できる限り頑張りたいです。

(ドラマの感想になってない?)

 

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