あらすじ・感想

『どうする家康』第10回【側室をどうする!】あらすじと感想|ネタバレ

『どうする家康』
第10回【側室をどうする!】
あらすじと感想

2023年の大河ドラマ・松本潤さん主演『どうする家康』第10回【側室をどうする!】のあらすじと感想を書いています!

▼前回のあらすじと感想はこちら▼

『どうする家康』第9回【守るべきもの】あらすじと感想|ネタバレ 『どうする家康』 第9回【守るべきもの】 あらすじと感想 2023年の大河ドラマ・松本潤さん主演『どうする家康』第9回...

『どうする家康』第10回「側室をどうする!」あらすじ

お田鶴の夫

一向一揆を鎮めた家康。

その後、三河国内での支配を一気に強め、今川方への調略もじわじわと進めていました。

場所は後の浜松。遠江・引間城(とおとうみ ひくまじょう)。

城主は尾連龍(渡部豪太)です。連龍は松平と結び、今川と松平の間をうまく取り持ちたいと言っています。

飯尾連龍(いのお・つらたつ)

戦国武将。今川の家臣。お田鶴の夫。

お田鶴(関水渚)といえば、瀬名(有村架純)の幼馴染で、兄は上ノ郷城攻めで自害した鵜殿長輝(野間口徹)。その息子二人は家康に人質にとられ、瀬名と子供たちと交換したのでしたね。

瀬名奪還作戦①が失敗したのはお田鶴のせいでもあるので、ドラマの中ではあまり良い印象がありません。状況が良くわかっていない、ちょっと頭の弱い子というイメージもあります。

今回も、夫が兄の仇である家康と通じていることをどのように感じているのでしょうかね…。

家康の側室選び

瀬名は岡崎城下にある築山の屋敷に移り住んでいました。民の声に耳を傾け、里と城をつなぐ役目を担いたいとのことです。

ちなみに、「築山」は岡崎城の北東約1キロほどに位置する、岡崎市久右衛門町だと言われています。城から近いので、家康もちょくちょく瀬名に会いに来ているようでしたよね。

そこへ大の方(松嶋菜々子)がやって来ました。

今回於大が気にしているのはお世継ぎのこと。瀬名が亀姫以降、子を産まないことを案じているのですが、「子を産まなくなったら御用済み、おなごとして終い」など、現代の価値観では考えられないような言葉を瀬名に投げかけていましたね。

女性がいかに道具としか見られていなかったかという当時の価値観がわかります。家康の愛妻家設定が白々しく感じられますね。(中には本当に愛妻家の武将もいたようですが)

しかし家康は今やただの国衆ではなく、三河一国を束ねる立場。もっと子をたくさんなし、あちらこちらと繋げて松平家を盤石なものにしていかなければならないのです。

最初はカッとなった瀬名も(戦国時代の武将の妻が義母に殴りかかろうとするのはアリなのかわからないけど💦)、最終的には自ら側室選びをすることに。(切替はや!)

正室には、側室を選び、管理するという権限があったようです。

それにしても公開オーディションみたいなのはどうなの?下品すぎて閉口。




西郡局(お葉)

なかなか良さそうな女性が見つからない中、イノシシを一人で捌いた下働きのおなごが候補にあがりました。

お葉(北香那)です。

 

お葉は西郡(にしのこおり)の鵜殿の娘ですが、鵜殿といっても分家なので、宗家(本家)の長輝のことはよく知らないようです。家康を恨んでいるということもなさそうですね。

働き者で人柄も良いということで、瀬名のお眼鏡にかないました。

正室が頭を下げて側室になってもらうのかぁと思ったけれど、側室の方が乗り気だったり、殿がすっごい気に入ったとかよりも、自分が頼み込んで側室になってもらったと思った方が色々耐えられそうな気はします。それにしても「ありがと!お葉!」って軽すぎない?😲

お市(北川景子)が浅井長政に嫁いだことを知らせに来た豊臣秀吉(ムロツヨシ)も相変わらず下品すぎて引きました。

最初はお葉のことを怖がっていた家康ですが、気の利くお葉のことがだんだん好きになってきたようです。

『吾妻鏡』は本当に家康の愛読書だったようですね。

10ヶ月後。お葉は女の子を産み、その子は「おふう」と名づけられました。

お葉のことをすっかり気に入り、このところ頻繁に呼びつけているらしい家康。しかしお葉は側室をやめたいと言い出しました。当時はそんな申し出が許されるのかわからないけれど、お葉は昔から男性が苦手で、今は一緒に城勤めをしているお美代という侍女のことが好きだと気づいてしまったのだとか…。

殿に触れられるたびに吐きそうに…。という台詞は、お葉の心情はよくわかるものの、大丈夫?殿にそんなこと言って。と思ってしまいました。

働いていれば男と結婚させられずに済むかもしれないと思って城勤めに精を出していたのに、そのせいで殿の側室に抜擢されてしまったお葉。

さすがに驚いた家康ですが、すべて自分の胸に納め、お葉の好きにさせることに。(吐きそうと言われたのに寛大な殿!w)

こうして、家康最初の側室・西郡の局は一女をもうけ、陰ながら末永く家康を支えたそうな。

西郡局が子供を一人しか産まなかったのは史実のようです。

その頃の諸国

このころ、尾張の織田信長(岡田准一)は京の都で起きた政変を受け、その運命の歯車が大きく動き始めようとしておりました。

京の都で起きた政変とは

1565(永禄8)年、室町幕府の将軍・足利義輝が殺害された「永禄の政変」だと思われます。

甲斐の武田信玄(阿部寛)は、越後・上杉との戦に見切りをつけ、新たな獲物・駿府の今川氏真(溝端淳平)を狙うことに。

その氏真は、家康と通じているとして、お田鶴の夫・飯尾連龍を処刑していました。お田鶴が告げ口したみたいです。やっぱり家康のこと恨んでいるんですかね。何も考えてなさそうだったのに。

そんな中、信玄が家康に会うと言ってきました。「どうしよう!😱」とお腹が痛くなっちゃった家康。つづく。




『どうする家康』第10回 感想

最初と最後の政局を掘り下げた方が良くない?と思った回。

一向一揆を鎮めたのも家康の手腕とは思えないので(ドラマの中では)、その後いったいどうやって三河国内をまとめあげたかの方が気になったし、渡辺守綱(ジャイアン)は無事許されたようですが、城内で調子に乗っていたのでシメる必要があると思いました。

殿様が側室を持つことや、正室が側室を選ぶこと、寝所での所作を指南するシーンがあること自体はいいんですが、描写が気持ち悪すぎてドン引きしました。これ大河ドラマだよね??

戦国時代の女性がどう感じていたのかはわかりませんが、少なくとも瀬名は複雑な気持ちだったんですよね。そういう風に描かれていたのに、側室選びや寝所のシーンをお笑いにする神経がまったくわからず、今回ばかりはちょっと瀬名に同情してしまいました。

家康がお葉のことを褒めたり、今日も呼んでいいか?と言ってくるのを瀬名がどうにか我慢できるのは、お家のためという当時の価値観と、正室として自分が選んだというプライドがあるからで、お葉も粛々と役目を務めようとする女性だからですよね。

正室の立場も辛いけれど、側室の立場も複雑だと思います。だから殿の側室にあんなにたくさんの女性が意気揚々と応募してくるものなのか…とも思いました。出世を目論む人はいたと思うけど、家族に連れられて来て、嫌だと泣き出す人もいたし。

現代で扱うにはデリケートなテーマなのに、面白おかしくする必要あったのかな。

17歳と偽って子供が来るとかもほんとに気持ち悪かったです。むしろ昔は子供の年齢でも結婚させられるんだから、17歳と偽る意味はあるのかと思いました。

イノシシを捌くシーンも、お葉の勇ましさを描くためなら口元に野生動物の血を付けるとかって演出いる?しかも、それに怯える家康って何なのよ?と思ってしまいました。戦でもっとむごいことしてるだろうに。

そしてお葉が同性愛者でも別に良いんですけど、殿に対して側室やめたいとか、吐きそうとかはアリなのか…。

側室問題で戦国時代の価値観(子を産まなくなったら用済みとか)をそのまま於大に言わせるなら、お葉の殿への態度も時代に沿ってもらわないと、混乱するのですが。

ということで、テーマがテーマだけに賛否が分かれそうな10話だったのではないでしょうか。私には合わなかったけれど、面白かったと言う人がいるのはわかります。

戦国武将としての家康はそれこそ史料がたくさんあるのでそれを読めば良く、史料がない部分がどう描かれるのかが歴史ドラマの面白さでもありますからね。

ただ今回の側室選びはただただ気持ち悪かった!私はね!

『どうする家康』第11回【信玄との密約】あらすじと感想|ネタバレ 『どうする家康』 第11回【信玄との密約】 あらすじと感想 2023年の大河ドラマ・松本潤さん主演『どうする家康』第1...