『SUPER RICH』
第9話 あらすじと感想
フジテレビ木曜ドラマ『SUPER RICH』（スーパーリッチ）第9話のあらすじと感想です！
【ネタバレあり】
FODプレミアムで配信されている「ディレクターズカット版」だけで見られるシーンも紹介しています♪
Contents
第9話『SUPER RICH』スーパーリッチ あらすじ
この投稿をInstagramで見る
氷河衛（江口のりこ）の献身的な補助で、強盗に刺されて傷ついた春野優（赤楚衛二）は回復。そして２人は桜（美保純）と良次（上島竜兵）を証人に、晴れて婚姻届を提出した。また、今吉零子（中村ゆり）、鮫島彩（菅野莉央）を引き留めた『スリースターブックス』は以前入っていたオフィスビルへと移転し、１年後には株式上場を考慮するまでに成長する。
そんなある日の役員会議で、衛は自身の勤務形態をリモートに変えたいと言う。出産育児を経験している鮫島から、リモートワークの課題を指摘された衛は、経験のために自分で運用してみたいというのだ。田中リリカ（志田未来）は衛のリモートワークを懸念し、宮村空（町田啓太）に相談を持ちかける。会社のナンバー１の衛がリモートを続けるなら、明確なナンバー２を据えるべきだと言う。
その夜、優に真子（茅島みずき）から急な連絡が入る。それは、優の実家に関わる重大な出来事で…。
番組公式HPより
第9話『SUPER RICH』スーパーリッチ 感想
衛の体調
医師に「このままだと脳梗塞になる」と言われてリモートワークに切り替えた衛。
上場がかかった大事な時期にCEOがリモートを貫くのも、かといって病気だと公表するのもどっちも大変そう…。
いずれにせよ社長が動けないなら明確なナンバー2が必要とのことで、春野がCOO（最高執行責任者）に抜擢されたわけですが、豪徳くんじゃないけど「なにこれ？新手の嫌がらせ？」て感じじゃないですか？平からいきなりCOO？でも「上場すれば実家への仕送りをもっと増やせる」みたいなこと言ってたし、衛の配偶者だからすでに役付きだったのかな。見逃してる？
とにかく責任重大な仕事を、慣れないながらも一生懸命頑張る春野。
東海林の野望
イベント会場で東海林が見つけた漫画家「中村中子」。
その作品は「商業誌じゃないのがもったいない」と宮村くんもびっくりするほどのクオリティ。
東海林は「漫画は趣味で、仕事にする気はない」と言う彼女をなんとか獲得しようと根気強くアタックし、ついに「次のイベントを手伝ってくれたら考えてもいい」という前向きな返事をもらいます！！
東海林は、紙やサイズにもこだわった中村中子の印刷を、あろうことか春野の実家に任せることに。その数2000部。
これが悲劇の始まり。
張り切ってた東海林がほんとに気の毒だった。
春野の悲劇
この投稿をInstagramで見る
衛がいない中、COOとして投資家たちの元を回る春野。
頑張ってるけど全然上手くいかないし、もういっぱいいっぱいです。
そりゃあ大事なお金の話でアルバイトみたいな男の子に「COOです」と言われてもね。「弊社も舐められたもんですね」と嫌味の一つも言いたくなる？
そんな中、中村中子の作品が春野の実家の印刷工場から200部しか納品されていないことが発覚。（予定は2000部）
まじで？イベントは明日。明日までに1800部刷らなければ中村中子から訴えられ、上場の話も消えてしまうかもしれない…
飛び込みであちこちの印刷工場に頼んでみるも、もちろん断られるし、これはさすがに春野が可哀想になりました。もっとこまめに進捗状況を確認すれば良かったけど、春野は春野で慣れない仕事でいっぱいいっぱいだったしね…。
東海林の立場でも、知り合いに頼んじゃったらしつこく確認もできなかったかもしれない。それでも仕事だからしなきゃダメだけど…。
教訓：大事な仕事は身内に頼むものではない
春野の実家
この仕事が成功すれば工場を立て直すチャンスだったかもしれないのに、見事に棒に振った春野の両親。
自分たちだけで2000部は無理だと思って別に頼んでいた業者があったらしいのですが、そこが倒産したそうです。
イベント当日、父親が春野に「これだけしか刷れなかった」と持ってきた量が…小さな紙袋…一つ分…
涙出る。印刷が本業だよね…？せめて半分くらいは自分たちでどうにかできなかったのか…。
息子の顔に泥を塗り、それなのに母親は「頼んでいた業者が倒産したから仕方なかった」って…。
しかも、この話とは別ですが、父親は友達の連帯保証人になっていて、1000万の借金があるそうです。これにはさすがの春野も絶句…からのぶちギレ。これはしょうがない。春野は悪くない。
“貧乏だけど仲良しな家族”で想像する貧乏とは次元が違う気がする。
これを見ちゃったら、冒頭の婚姻届に判を捺すシーンでの家族の微笑ましいやりとりとか全然笑えないもん。
母親の「衛さんもうちの家族の一員」という言葉が貧乏への地獄の片道切符に思えてきます。
不憫な宮村くん
今回は無責任な両親を持つ春野への同情の気持ちがぶわーっと湧き上がりつつも「おい、宮村くんへのその態度はなんなんだ？」と呼び止めたくなる一面もやっぱりあり…。
衛が倒れた時、たまたま衛と電話をしていて、病院へ付き添った宮村くん。
目を覚ました衛に「優くん…」と呟かれ、「すみません、俺です」みたいな、そんな全然卑下しなくていいのに、しかも「休日に予定もない寂しい男」とか自虐までして、そんな全然しなくていいのに…
その後、衛と病院から帰ってきたところに鉢合わせた春野に「なんで一緒にいるんだ」と睨まれ、翌日春野に衛の体調を尋ねようとしただけなのに「夫婦のことは自分たちで解決するんで」と冷たく言い放たれる宮村くん。
「衛さんのために自分は存在していたい、でも春野がいる限り無理！」って聡美さんのところに行っても仕方がない、こんなんじゃ。
豪華な合コン
この投稿をInstagramで見る
東海林は可哀想だったけど、合コンに行って宮村くんと春野みたいなイケメンが来てたらびっくりして腰抜ける。
自分が若かったとしても、畏れ多くてロクに喋れずにすぐ帰ると思うｗ
あの3人だったら東海林が一番話しやすいし、現実ではあんなにのけ者にされることない（と思う）よ…ドンマイ。
北別府氏にGPSで捕獲された碇さんもドンマイｗ
春野は合コンだとわかってからも、衛への愛しかないから悪気なく参加して帰ってきたのはうけたｗ
でも碇さんからのリークがなければ黙っているつもりではあったようですね？
9話は色々ありすぎて、どんな感情で見ればいいかほんと難しかったわ～
3話みたいな、コメディ色強めの回が好みだったかもしれない。
『SUPER RICH』第9話【ディレクターズカット版】
【FODプレミアム】では地上波では放送されなかったシーンを盛り込んだ「ディレクターズカット版」が1話ごとに配信されています！
第9話でカットされていたのはこちら！
春野の両親が家にやってくるシーン
この投稿をInstagramで見る
冒頭で春野の両親が婚姻届に判を捺していましたが、その前にピンポーン♪と来て、玄関で衛が出迎えるシーンがありました♪
母親の「ごめんね～早く着きすぎちゃって」と、父親の「は、は、はははじめまして！」は、後から見るとイラっとするのでなくて良かったわｗ
両親が帰ったあと、衛と春野が春野家の思い出話をしているシーンもありました。
これから春野家の一員になる衛が「私の（新しい）家族が今までどう過ごしてきたのか、遅れての参加になるから追いつきたいもん」と言ったところは、家族との思い出がない衛の寂しさや、これからへの期待がにじみ出ていてジーンときました。
春野家があんなクズじゃなければ。
せっかくいいシーンなのに、「衛さん、逃げて～！」と叫びたくなりましたもん。
イベントのシーン
この投稿をInstagramで見る
春野が頑張って、首のタオルで汗を拭いているシーンなどがありました♪
合コンのシーン
碇さんの代わりに合コンに参加することになった春野。
春野「家で衛さんがご飯作ってくれてるんで…」
女性「衛さん？」
春野「ふふっ…妻です！」
と、出された料理に手をつけないシーンがありました。
家に帰ってから麻婆豆腐を食べようとしていたので、本当に全然食べなかったのかもしれないですね。
「帰ったら妻のご飯があるから」と料理に手をつけない合コン相手（しかもイケメン）、めっちゃ迷惑！！ｗ
まとめ
9話はだいぶ忙しかったですねｗ
やっと2020年まで来ました。
衛の人生もジェットコースターかもしれないけど、春野の方がもっと過酷…。
両親は次から次へと借金して…これではいくら仕送りしても足りないでしょう。
春野が妹の学費としてお金を置いた時も「もらえないよ…」と両親は自分たちへのお金だと思っていましたからね。
当初の設定では春野家は「貧乏だけど愛に溢れた幸せな家庭」で、春野は「天真爛漫な良い子」だったと思うのですが、実際は「ただただ悲惨な家庭」だし春野は「変わった子」になったｗ
愛に溢れた幸せな家庭に育っていたら、春野も恩人である宮村くんに対してあんなひどい態度を取るような人間にならないと思うし…。
できることなら1話からやり直してほしい。衛の半生を描いたドラマなので恋愛要素はあってもいいけど、春野はもっとマシな人間で、お仕事でスカッとする内容が見たい。
