ドラマ『元彼の遺言状』
第9話
あらすじと感想
ドラマ『元彼の遺言状』第9話(2022.6.6放送)のあらすじと感想を書いています。
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ドラマ『元彼の遺言状』第9話 あらすじ
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麗子(綾瀬はるか)は、6年前に起きた『十ヶ浜強盗殺人事件』の容疑者となった篠田(大泉洋)の無実を証明するため、漁村にあるリストランテ『プロメッサ』を訪れる。すると、メニューボードを出そうとしていたスタッフの滝沢美月(成海璃子)が篠田に気づき、ひどく驚く。しかし篠田は、美月に見覚えがないという。
事件は、6年前、実業家の小笠原仁美(田山涼成)が主催した『プロメッサ』のパーティーで起きた。小笠原が包丁で背中を刺され死亡し、凶器の包丁と中身を抜き取られた小笠原の財布には篠田の指紋が残っていたという。篠田が小笠原から金を借りていたことや、殴りかからん勢いで口論していたなどの目撃証言もあり、事件後に姿を消した篠田に容疑がかかったのだ。当時、篠田はミステリー作家になることを夢見ながら料理人として働いていた。ある日、知り合いから『プロメッサ』でパーティーがあるから手伝ってくれないかと誘われ、助っ人として参加していた。パーティーの準備で徹夜明けだった篠田は、店の外で眠ってしまい、目を覚ましたら小笠原が死んでいたと主張するが……。
【以下ネタバレ】
篠田(田中守)の行動
事件当時の篠田の行動を、篠田の言っている通りに箇条書きにしてみました。
- 前日、徹夜でパーティーの準備をした
- パーティー当日、最後の料理を作り終えた後に料理人にもワインが振る舞われた
- 酔いを醒ますために外へ出て、ベンチで眠ってしまった
- 起きた時にはストールがかけられていて、店の旗が下がっていた
- 店内に戻るとパーティーはまだ続いており、店内で眠ってしまった
- 起きたら誰もおらず、床に落ちていた血の付いた包丁を発見
- 店の電話が鳴ったので出たところ「逃げろ。このままだとあんたが犯人にされる」と言われる
- 小笠原の死体発見
- 警察が店に来る
- 逃げる
美月によると、店の旗は漁師たちに開店を知らせるためのもので、11時から22時半まで揚げているようです。近くのおばあちゃんが息子のために始めたと言っていました。
また篠田にかけられていたというストールですが、事件当時店内に落ちていたため警察が記録を残していました。美月はストールの写真を見て、そのおばあちゃんのものじゃないかと言っていましたが、おばあちゃんはもうボケかかっていて、結局何もわかりませんでした。
篠田に「逃げろ」とかかってきた電話は、電話の向こうで風見鶏が回る音が聞こえたことを篠田が思い出したため、高瀬診療所からだということがわかりましたが、その時診療所にいたと思われる高瀬先生も、亀田旅館の亀田も、知らんふりを決め込んでいます。
でも高瀬先生は何か話したそう…これは弁護側の重要な証人になってくれるのではと思った矢先、高瀬先生は死体となって海で発見されてしまいました。
殺された小笠原の人となり
津々井先生の調査によると、殺された小笠原はなかなかの守銭奴で、地域住民を金で支配していたようです。
金を返せなくなって土地を追い出されたり、一家心中に追い込まれた住民もいたとか。パーティーの参加者の約半数も小笠原に金を借りていたようです。
さらに小笠原はこの地にリゾートホテルを建てる計画も立てていて、大規模な立退きを予定していました。でも殺されたことでその計画は頓挫。町には平穏が戻ったといいます。
気になるところ
・パーティーの途中で篠田が外に出たことを誰も見ていない(と言っている)
美月は入口で受付をしていたにもかかわらず、篠田が出て行くところも、戻ってきたところも見ていないというか覚えていないと言っています。
美月だけじゃなくて、全員が「絶対何か隠してる感」を出しすぎです。
・篠田の記憶が曖昧すぎる
徹夜明けで疲れていたにしても、色々覚えてなさすぎな篠田。店を出た後、お金がなかったので連絡船の荷物に紛れて逃げたようですが、連絡船まではどうやって行ったのかも覚えていませんでした。
美月にタクシー代を貸した(あげた?)ことも忘れていました。
・美月の態度
篠田に恩があるにもかかわらず、最初に会った時にめっちゃ塩対応だったのが気になりますw
びっくりしすぎたからって、助けてもらった相手を無視しますかね。
6年前、美月が買い出しの帰りにお財布を落として困っていたところを篠田が助けたのですが、篠田にお金をもらった美月はタクシーに乗っていました。買い出しって日常的なものだと思うのですが、それにタクシーを使うのもちょっと気になりました。毎回タクシーだったら経費かかりすぎぃ。
ドラマ『元彼の遺言状』第9話 感想
パーティーの参加者全員がグルで、篠田のワインに睡眠薬を入れて眠らせ、その間にみんなで小笠原を殺し、篠田に罪を着せようとした、ってそんな単純なわけないよね~?
公式のあらすじに「ある日、知り合いから『プロメッサ』でパーティーがあるから手伝ってくれないかと誘われ、助っ人として参加していた。」と書いてあるのですが、この「知り合い」って誰なんですかね。
そもそも篠田に罪を着せるつもりで呼びつけた可能性もあり?
美月が財布を落としたのも嘘で、篠田を一文無しにするのが目的(タクシー代を貸したくらいですっからかんになるのもどうかと思うけど、篠田が料理人として働きながら小説家を目指していたことを知っている人なら、貧乏だと想像できそう)。
篠田が小笠原に小さい額(タクシー代の話だと言っていたので)を借りたことを大金のように言いふらしたり、二人がしていたという口論も本当はめっちゃくだらないことなのに大事のように言ったりして篠田には動機があるように見せかけたのでは~
高瀬先生は多分もともとの住民じゃなくて、慕われてはいるけどよそ者で、麗子たちに本当のことを話しそうになったから殺された。
それにしても篠田の記憶が曖昧すぎるのは謎ですが。ミステリー小説の知識はすごいのに、事件の記憶だけあんまり覚えてないってのも不自然なので、やっぱりなんか薬のせいだと思います。
誰かが店に「逃げろ」と電話をかけた時も、その場にいたのは高瀬先生と亀田だけじゃなくて、パーティーの参加者全員で固唾をのんで見守っていたんじゃないのかな。こわ!
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まとめ
この記事では、ドラマ『元彼の遺言状』第9話のあらすじと感想を書いています。
最終話までどうぞお付き合いください♪
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