あらすじ・感想

ドラマ『元彼の遺言状』第2話【あらすじと感想】ネタバレ

ドラマ『元彼の遺言状』
第2
あらすじと感想

ドラマ『元彼の遺言状』第2話のあらすじと感想を書いています。

 

ドラマ『元彼の遺言状』第2話 あらすじ

「し」「の」「だ」「を」「た」「の」「ん」「だ」――。麗子(綾瀬はるか)は、謎の死を遂げた元彼・栄治(生田斗真)が自分に残した暗号に気づく。栄治が暮らしていた軽井沢の別荘へと戻った麗子は、森川家の金治(佐戸井けん太)、真梨子(萬田久子)、拓未(要潤)、雪乃(笛木優子)、紗英(関水渚)と、栄治の元カノのひとり・朝陽(森カンナ)、獣医師の堂上(野間口徹)を呼び寄せる。

麗子は、何者かによって栄治の車でひき殺されそうになったことを告白したうえで、ある提案を持ちかける。それは、犯人にこっそり名乗り出てもらい、交渉の場を持ちたいというものだった。麗子の目的は、クライアントである篠田を犯人にすること。森川家から犯人が出てしまうより、自分のクライアントが犯人になる方が皆にとっても都合が良いはずだというのだ。突拍子のない提案に驚く一同。誰も名乗り出ないと思われたそのとき、麗子たちのもとにある人物が現れ……。

『元彼の遺言状』公式サイトより

 

【以下ネタバレ】

容疑者たち

栄治と村山弁護士を殺した犯人が名乗り出てくるのを待っている麗子と篠田。

最初に現れたのは、栄治の父親で森川製薬の社長である金治でした。

でも金治は犯人ではなくて、一連の騒動のせいで会社の株が暴落してしまったので、もう犯人は篠田ってことでいいし栄治の遺産は全部くれてやるから、早くこの騒動を終わらせてくれと言いに来ただけでした。

そこへ「会社なんて潰してしまえばいい」とやって来たのは栄治の兄・富治

前回麗子と篠田を轢こうとした車は富治が使っていたものでしたが、富治は狩猟から戻ったら車がなくなっていたと言っています。

次は看護師の原口朝陽。前回、ずっと何かを話したそうにしていましたよね。

栄治が亡くなった朝は遅刻したと言っていた朝陽でしたが、実はいつも通り様子を見に来て、栄治の遺体の第一発見者になっていたことが判明。その時、テーブルの上には薬と注射器があり、栄治の左腕には注射痕があったと言います。

栄治は左利き。ということは栄治は本当に他殺だった?

でもまだ情報が足りません。

麗子は栄治のいとこである森川拓未に話を聞きます。

拓未と、拓未の妻で栄治の元カノでもある雪乃拓未の母親で森川製薬の専務・真梨子。この3人も何かを隠しているような感じで怪しいんですよね~。

栄治と村山弁護士を殺す動機がないのは、今のところ獣医の堂上先生その息子の亮くんくらいです。

金庫の中身

翌日、麗子と篠田を轢こうとした車がスクラップ工場に持ち込まれたことが判明。書類によると、車を持ち込んだのは富治になっています。

そしてなんと!車のトランクから盗まれた金庫が…!

【金庫の中身】

  1. 栄治の遺言書原本
  2. 誰かと誰かの親子関係を証明するDNA鑑定書

金庫にはこじ開けようとした跡がありました。暗証番号がわからず、それなら車ごとスクラップしてしまおうと思ったのでしょうか。

ちなみに暗証番号は村山弁護士の思い入れのあった女性弁護士の弁護士番号という、絶対わからないやつw
麗子は前回その話を村山弁護士から聞いていたので閃きました

その頃、堂上先生に亮くんの世話を頼まれたという紗英が、別荘にやって来ました。

金庫を開けるために警察署にいた麗子は、何かに気づいて別荘へ急行。

一方、車をスクラップ工場に持ち込んだのが富治だと思った篠田は、富治を追って山へ行っていました。一連の騒動を起こすことで森川製薬の経営に致命的なダメージを与え、復讐すること。それが富治の目的だと思っているようです。

でも富治は、自分が殺すとしたらまず父親だと言います。自分は会社を継ぐためだけに、栄治は跡継ぎ生かすためだけに生まれてきた。今まで親の愛情なんか感じたことがないと。

たーしーかーにー?

バッカス(犬)の話になり、何かを閃いた篠田。屋敷中に響き渡るという鳴き声を持つバッカスが吠える相手は、栄治以外の森川家の人間(&麗子w)なんですよね。

麗子から連絡を受けた篠田は途中で合流し、一緒に別荘に到着します。紗英が危ないらしい?!

しかし亮くんの世話を頼まれたと言っていた紗英は栄治の部屋でぼーっと物思いにふけっているし、外では堂上先生が亮くんとキャッチボールをしていました。

真犯人は誰?

再び関係者全員を別荘に集めた麗子。

栄治が亡くなった朝、遺体を発見した朝陽は、テーブルに新薬のアンプルが置いてあることに気づき、雪乃に連絡します。その新薬は拓未が開発しているものでした。

あの朝、バッカスが吠えていたのは別荘に雪乃が来たからだったのです。

そしてこの件には専務の真梨子も関わっていました。新薬のせいで栄治が亡くなったことが公になれば発売中止に追い込まれてしまうかもしれない…このプロジェクトを頓挫させるわけにはいかないと思った真梨子は栄治の主治医を買収し、死因を改ざんさせたのでした。

真梨子と雪乃は気性の激しい拓未が犯人だと思って隠蔽しようとしていたようですw

でも拓未は犯人ではありません。

犯人が新薬のアンプルを置いたのは、そうすれば栄治が他殺であることを真梨子と雪乃が隠蔽すると思ったから。まんまとその通りになったというわけですね。

車をスクラップ工場に持ち込んだのも犯人で、富治は名前を使われただけだったようです。

そしてバッカス。栄治の遺体を発見した朝から前日の晩まで遡って思い出してみても、バッカスが吠えたのは朝の1度だけ。それは雪乃が来た時ですね。それ以外にバッカスは吠えていない。つまり、栄治を殺した犯人はバッカスが吠えない人物なのです。

150億を手に入れるために「犯人は篠田ということにしましょう!」と言う麗子。村山弁護士を殺した理由はこれから考えればいいw

しかし真犯人がそれを遮ります。

「もうやめましょう…バッカスは僕に吠えません。」

静かにそう言ったのは獣医の堂上先生でした。

村山弁護士を殺したのは、どうしても知られたくない事実を知られてしまったから。

前回、“元カノの中で一人だけ相続を辞退した奇特な女性がいる”という話が出たのを覚えていますか?

栄治の元カノを全員把握している紗英は、それが「佐藤真佐美」という女性だと発表します。

真佐美というのはなんと、堂上先生の離婚した妻だったんですね~。

真佐美は栄治と不倫していました。そしてできた子が亮くん。真佐美は栄治と亮くんの親子関係を証明するDNA鑑定書を村山弁護士に託していました。

偶然そのことを知ってしまった堂上先生は、妻ばかりか息子までもが栄治のものだったことでプライドがズタズタに…絶対にこのことを知られたくないと思い、栄治と村山弁護士を殺害。

金庫を盗んでDNA鑑定書を手に入れようとしましたが、金庫が開けられず、車ごとスクラップしようとしたのでした。

そして栄治の元カノたちを暗記している紗英のことも殺すつもりで別荘に呼び出しましたが、亮くんにキャッチボールをしようと言われ、実行できなかったようです。

ちなみに栄治が死の直前まで書いていたという暗号は「い」「さ」「ん」「は」で終わっていました。

後日談

事件は一件落着。

東京に戻ろうとした麗子は刑事に呼び止められ、感謝されるのかと思いきや、なんと窃盗罪公務執行妨害罪で現行犯逮捕されましたw

証拠の車を奪って別荘までぶっ飛ばしたから?w

でも富治から依頼を受けた津々井先生の弁護により、翌日には無事釈放されたのでした✨

麗子は村山弁護士から引き継いだ事務所で篠田を助手に雇い、これから二人で色々な事件を解決していく所存のようです♪

 

ドラマ『元彼の遺言状』キャスト・登場人物まとめ

 




ドラマ『元彼の遺言状』第2話 感想

まさかの『元彼の遺言状』2話で完結しましたw

次回は続編小説『剣持麗子のワンナイト推理』に出てくる事件が描かれるようです。

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それはそれで楽しみなんだけど。でも『元彼の遺言状』の内容をもっとちゃんとやってほしかったな。

ドラマだけ見た人は「ポトラッチ」の話とかよくわからないのでは…

栄治が奇妙な遺言を残した本当の理由も結局よくわからないと思う。

原作にはないアガサ・クリスティーの推理小説をちょいちょい出してきた意味もよくわからないし。篠田がミステリー作家を目指しているという設定だから?これからも出てくるのかな。

原作の篠田はいいとこのお坊ちゃんで小太りだけど高等遊民みたいな感じなのに、ただのお手伝いさんみたいになっちゃってるし。

拓未も雪乃ももっと人間味のある人たちだし、紗英ももっと可愛げがあるんですよ…

朝陽も麗子に影響を与えるような、強さも持った女性なのに、最後に「私も罪に問われませんよね?」とか言っちゃってるし…………

麗子の実家の家族が出てこないのも物足りなかったな。

高田純次みたいな栄治の叔父・銀治が出てこなかったのも寂しい。川でチンピラと対峙するシーンが見たかった…

品川埠頭でのアクションシーンも見たかったのに…!

なんで。なんで2話で終わらせてしまったの?この物語を…

という気持ちでいっぱいなのですが、気を取り直して3話からも楽しみに見ます。気を取り直すしかないでしょう。

あ、最後に麗子が亮くんに名刺を渡すシーンは良かったと思いました。麗子の優しさがちょっとだけ出てましたよね。

麗子はこの事件を通して、「お金にならない仕事はしない」という信念を少し考え直すというか、他の人が大切にしているものを理解してみようと思う気持ちが芽生え、それが続編でも生きてくるのですが、そういった感じは皆無でしたよねーーー

村山弁護士のマドンナである女性弁護士も一瞬しか出てこなくて、村山と麗子の交流もちょこっとだけ。なんでその女性の弁護士番号を金庫の暗証番号に…?ってなるよね。あ~そういう人は原作を読んでくださいw

栄治が奇妙な遺言を残した本当の理由も、原作を読んだ方が理解できます。というかドラマを見ただけでは「?」だし、そもそも栄治がどういう人間だったのか全然伝わらなかったです。

魅力的な人物なのに…もったいない…

 

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まとめ

この記事では、ドラマ『元彼の遺言状』第2話のあらすじと感想を書いています。

最終話までどうぞお付き合いください♪

 

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