原作

小説『剣持麗子のワンナイト推理』あらすじと感想【ネタバレ】

『剣持麗子のワンナイト推理』
あらすじと感想

ドラマ化された『元彼の遺言状』の続編小説『剣持麗子のワンナイト推理』のあらすじと感想を書いています。【ネタバレあり】

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ドラマでは3話からこの『剣持麗子のワンナイト推理』の内容になりそうですね。

『元彼の遺言状』シリーズには、他に『倒産続きの彼女』というのもあります。

『倒産続きの彼女』原作小説のあらすじと感想【ネタバレあり】はこちら

本の発売順は

  1. 『元彼の遺言状』
  2. 『倒産続きの彼女』
  3. 『剣持麗子のワンナイト推理』

ですが、物語の時系列は

  1. 『元彼の遺言状』(2月頃)
  2. 『剣持麗子のワンナイト推理』(6月~10月)
  3. 『倒産続きの彼女』(10月~)

となっています~。

②と③はちょっと時期が被っているんですよね。色んな事件を同時進行している弁護士の多忙さがわかりますね。後の2冊はどちらから読んでも大丈夫です!

 




『剣持麗子のワンナイト推理』あらすじ

不動産屋殺人事件

亡くなった村山弁護士の仕事を引き継ぐことになった麗子。

ある日、麗子が持っていた村山の携帯に「橘五郎」という刑事から電話がかかってきます。

不動産屋の主人が殺され、第一発見者の男を任意同行しようとしたところ、弁護士を呼べと騒いだので、以前世話になったことがあるという村山に電話をかけてきたようです。

第一発見者情報
  • 職業 ホスト
  • 源氏名 武田信玄
  • 本名 黒丑 益也(くろうし ますや)

黒丑は不動産屋に忍び込んだことは認めたものの、忍び込んだ時にはすでに主人は殺されていたと言っています。

そもそもどうして忍び込んだのか。それは黒丑の自宅の賃貸借契約書を盗み出すためでした。

黒丑の自宅はもともと母親の実家で、母親が亡くなり父親が出て行った後は黒丑が一人で住んでいました。黒丑は持ち家だと思っていましたが、これが実は不動産屋の持ち物だったのです。管理が杜撰で30年以上前にうやむやになっていたようなのですが、ギャンブルで借金を抱えた不動産屋は、黒丑の自宅を含むいくつかの不動産の存在に気づき、これを再開発業者に売り払おうと、最近になって黒丑に立退きを迫っていました。

しかし黒丑には立退きたくない理由がありました。

黒丑の父親が数年前に家を出て行った時、「庭はそのままにしておけ」と言い残していったのです。

ひどいDV野郎だった父親が残していった言葉。もしかしたら庭には何か良くないものが埋まっているのでは…と黒丑は常々思っていました。立ち退いて庭から死体でも出たらたまらない、どうにかして立ち退かずに済む方法はないかと考えた結果が、賃貸借契約書を盗むことだったのです。

ホスト殺人事件

結局庭には何も埋まっておらず、不動産屋殺しの真犯人もすぐに捕まったため、黒丑が逮捕されることはありませんでした。でも供述調書を取られたりしたので、麗子の弁護士としての仕事は細々と発生していました。

その報酬を受け取るため、黒丑と会うことになった麗子。

しかし、支払いに充てる予定だった黒丑のホストクラブの給料が職場内で盗まれたらしいのです。

その時、黒丑の先輩ホスト・信長がバーで死亡するという事件が発生。第一発見者はこれまた先輩ホストの光秀という男でした。

ジャイアンとスネ夫みたいな印象の二人です。(個人的な感想)

状況から見て自分が犯人だと疑われると思った光秀は、黒丑が優秀な弁護士に助けられた話を思い出し、黒丑に助けを求めてきたのでした。

この日、信長と光秀は知り合いの元ホスト・木下が経営するバーへ行きました。

その時すでに泥酔状態だった光秀は少し休ませてほしいと木下にお願いします。木下はこれを受け入れたものの、腰痛のため、二人を店に残して先に帰ったといいます。

眠ってしまった光秀が目を覚ますと、信長が死んでいるではありませんか!

二人しかいない空間で相手が死んでいるので、自殺ではないかと思った光秀。

しかし信長は光秀を受取人にした生命保険に入っていました(これには色々と経緯がある)。自殺だったら保険金が下りないと思った光秀はとっさに信長に刺さっていた刃物の指紋を拭き取り、他殺に見せかけようとしたようです。

麗子が警察に通報すると、橘がやってきました。

バーが入っているビルの防犯カメラには犯行時刻前後に誰も映っていなかったらしく、橘は光秀を疑っています。

黒丑も光秀が犯人だと思っているようです。なんでも事務所で二人が言い争っているのを聞いたのだとか。「ひどい」とか、「今さら受取人を変えるのか」とか。

ここで黒丑の盗まれた給料に話を戻します。

盗難事件があったということで、この日事務所では店の防犯カメラを確認することになっていました。防犯カメラの映像は、別の場所に設置してあるレコーダーに蓄積されているのですが、なんとそのレコーダーが盗まれたというのです。

一つの結論に辿り着く麗子。

レコーダーを盗んだのは光秀。なぜならレコーダーには光秀と信長が言い争っている姿が映っているから。

この映像を回収したかった光秀ですが、レコーダーの場所がわかりません。そこで黒丑の給料を盗んで盗難騒ぎを起こし、内勤スタッフが防犯カメラの映像を確認する際にレコーダーの場所を確認します。隙をついてこれを盗み、映像を処分。

麗子の推理を裏付けるように、路地裏に捨てられていたレコーダーも見つかりました。レコーダーからは光秀の指紋が出るはずです。

信長を殺すつもりがないのなら、事前にレコーダーを盗む必要はありません。

言い逃れができないことを光秀に告げると態度が一変。「だまされない奴は嫌いだ」と麗子にクビを言い渡します。開き直って「嘘をつくのが好きだからホストになった」とか言っています。

人の悪意に触れ、ガックリする麗子。しかしまだ気になることがありました。

  1. 黒丑は不動産屋殺しの時に優秀な弁護士(麗子)に助けられたことを木下にしか話していない
  2. 木下は光秀に犯行時刻前後はビルの人の出入りが激しいと伝えていたが、実際は誰も出入りしていなかった
  3. 木下のバーは家賃の未払いでオーナーから追い出されそうになっていた

ビルから追い出されそうになっていた木下は、バーを事故物件にしようとしていたのではないか。オーナーとしては事故物件になって次の入居者が決まらないよりも、今のまま残ってもらって遅れてもいいから家賃を払ってもらった方がマシ。

そこで木下は優秀な弁護士がいることや、犯行時刻はビルの人の出入りが激しいという情報を光秀に教える。人を殺しても逃げ切れそうなヒントを与えた上で、信長と光秀を二人きりにする…

「嘘をつくのが好き」だと言っていた光秀は、実は木下に騙されていたのかもしれない…なんとも後味の悪い思いを抱え、めまいを起こす麗子。

 

 

運動会

結局黒丑から報酬が支払われないため、せめて仕事で返せということで、黒丑を助手として雇うことにした麗子。

この日麗子は事務所の運動会の前に依頼者に呼び出され、赤いジャージ姿で相談に乗っていましたw

相談を終えた麗子は黒丑とも別れ、運動会の会場へ向かいます。

弁護士が100名以上集まり、体育館を貸し切って行われる運動会。

参加者の中には人間的に問題があって事務所を転々としてきた峯口という弁護士がいました。麗子とは直接関わりはありませんでしたが、パワハラ気質で神経質な峯口は、一緒に働いている弁護士たちからはすこぶる評判が悪いようです。

麗子が出場したドッジボールで事件は起こりました。

  1. 後輩の古川が投げたボールが運動会実行委員長・川村の首元をかすったことにより、反則となる
  2. 麗子が投げたボールが同期の女性弁護士に当たり、アキレス腱を損傷させる

まず①。

運動会の種目にはルールがあり、それがまとめられたルールブックが存在していました。ドッジボールにおいては「顔に当てることは反則」と記載されていましたが、危険部位による攻撃は避けるべきという意味を考えると、首も反則となるべきだと川村は主張したのです。

結局審判はそれを認め、古川は退場となりましたw

次に②。

麗子は川村めがけてボールを投げたのですが、その時麗子の同期が飛び出してきて足にボールが当たってしまいました。

麗子が悪いわけではないのですが、申し訳なく思って病院に付き添い、荷物を取りに体育館に戻ってきた時、さらに事件が発生。

なんとロッカールームで峯口が死んでいたのです。

峯口はダイエットのため、間食にはナッツを食べていました。運動会が終わり、他の弁護士たちが宴会に流れていった後、峯口はロッカールームに残ってナッツを食べながらルールブックの改訂版を作成していたようです。

今までは人間関係が上手くいかずに転職を繰り返していましたが、川村から今後の運動会実行委員長を任されることになったのもあり、今度こそは職場に馴染もうと努力していたのかもしれません。

しかし運悪くナッツを喉に詰まらせ、倒れた際に頭を打ってしまいます。

その後ナッツを吐き出して一時的に意識を取り戻したものの、倒れた時に頭を打っていたことが災いし、頭蓋内損傷によって死亡したのでした。

そして体育館の警備員の証言により、倒れている峯口と一時的に意識を取り戻した時の峯口を黒丑が目撃していたことが判明します。

黒丑とは運動会の前に別れたはずなのにどうして…?と訝しがる麗子。

黒丑は麗子の運動会を冷やかしに来ただけだと言っているのですが…

認知症の老婆

その場ではそういうこともあるか…と深く追究しなかった麗子でしたが、後日この事件を担当した橘に呼び出され、黒丑の不審点について聞かされます。

黒丑は体育館のロッカールームに明かりがついているのに気づき、消そうとして扉を開けたところ、峯口が倒れているのを発見したと言っていたのですが、峯口が頭を打って倒れたのはロッカールームの奥の方。パッと見ただけでは気づかないのではないか。

また、自分が借りたわけでもない公共施設の明かりをわざわざ消して歩くか?ということ。

確かに不審です。

個人情報を扱う仕事もあるため、素性の怪しい黒丑をアルバイトとして雇い続けて良いのか迷う麗子。

橘と別れようとした時、麗子は見知らぬ老婆に腕を掴まれます。老婆の服には住所が書かれた紙がつけられていました。

徘徊老人だと思った橘と麗子はとりあえずその住所地へ行ってみます。

家族に引き渡したら事務所へ戻って仕事をしようと思っていた麗子でしたが、なんと、たどり着いた家では牧田原という男が自殺をしていました。

しかもその後の橘の調べによると、牧田原は亡くなる直前、黒丑に電話をかけていたことが判明。

麗子はとりあえず牧田原について調べてみることにします。

名前で検索をかけると、5年前のニュース記事がヒットしました。牧田原は恋人と月を見に出かけた舟寄で車を流され、恋人を亡くしていたのです。この事故で牧田原は業務上過失致死罪で有罪となっていました。

一方、老婆は保護された警察署から脱走していました。老婆の症状は“まだら認知症”といって、その名の通り認知症状がまだらに出るため、しっかりしている時とわからなくなる時があるようです。警察署で急に頭がはっきりして「瀬戸みえ子」と名乗りましたが、その後警察の隙をついて抜け出したというのです。

みえ子は自殺した牧田原とその恋人の知り合いでした。

5年前「恋人と月見デートに行くから車を貸してほしい」と言ってきた牧田原に、事故が起こった舟寄を教えたのはみえ子だったのです。

その頃、夫の会社が経営難で潰れそうになっており、車を売ってお金を作ろうとしていたみえ子。でも中古車は高く売れそうになく、ディーラーから「全損にして保険金をもらった方が高い」と言われたことが頭から離れなくなっていました。

色々調べ、舟寄で水没させると全損事故を偽装できるということを知ったみえ子は、車を貸してほしいと言ってきた牧田原に舟寄へ行くように勧めてしまったのです…

バカなことをしたと後悔してもしきれず、牧田原のこともずっと気にかけていました。そして今日、事故から5年目の十五夜。牧田原の4年間の執行猶予が明けた直後のことでした。みえ子が牧田原を訪ねると、彼は自殺していたのです。

警察に連絡しないと…と思いながらもだんだんぼんやりとして、認知症の症状が出始めたことに気づいたみえ子。とっさにその辺にあったメモ帳に牧田原の住所を書き、自分の服に貼り付けます。こうすれば誰かが気づいてくれるだろう…。

そうして歩いてるうちに掴んだのが麗子の腕だったのです。

みえ子は認知症の症状が進んで二人のことを忘れてしまう前に、責任を取って死のうと、意識がはっきりした時に警察署を抜け出し、舟寄で満潮になるのを待っていました。

それに気づいた麗子は舟寄に駆け付け、みえ子の自殺を寸でのところで防いだのですが…

「こうすれば儲かるとわかっていても、それはやっていけないという境界線があるのよ…」

みえ子の言葉を反芻し、栄治の遺言書の事件を思い出して苦い気持ちが胸に広がる麗子。

 




住宅街でのオカルト事件

ある日、麗子は一軒家に住む主婦から妙な相談を受けていました。

「三隣亡の呪い」によって近所で立て続けに事件が起こっているというのです。

事の発端は隣の家が「三隣亡」の日に瓦の張替えをしたことでした。三隣亡の日に建築工事をすると火災が起こり、近隣三軒をも滅ぼすという言い伝えがあるのです。

その翌日、主婦の家に空き巣が入りました。その一週間後には反対側の隣の家の主人が急死、その三日後に向かいの家でボヤ騒ぎが起こったといいます。

  1. 瓦の張替え(隣の家)
  2. 空き巣被害(自分の家)
  3. 主人死亡(反対側の隣の家)
  4. ボヤ騒ぎ(向かいの家)

だからといって瓦の張替えを行った家を訴えるのは無理な話ですが、なんか床下から変な音もするし怖いので床下を見てほしいと主婦は言ってきます。

麗子がしぶしぶ床下へ入ると、外からは断絶されているはずの空間にねずみ🐭がいるではありませんか。調べてみると、主人が急死したという家側の外壁の一部に穴が開いていたのです。主婦の家と主人が急死した家には高低差があり、主婦の家の床下が、ちょうど向こうのリビングの高さになっていました。

主婦が警察を呼ぶと、やってきたのは橘。橘によると、死亡した主人は正面から針が胸に刺さるという奇妙な状況で亡くなったとのことでした。

後日、橘はこの一連の奇妙な事件が全て繋がっている可能性を麗子に告げます。

瓦の張替えを行った業者が主婦の家の床下に侵入し、針を飛ばす装置を設置。隣の家の主人を針で殺したあと、向かいの家でボヤ騒ぎを起こしている隙に床下の装置を回収した…。

この事件は、隣の家の主人を殺すことが目的だったのではないかと。

黒丑

ホスト殺人事件で事故物件となった木下のバーですが、なんとバーはすでに退去し、新しい店が入居していました。

それも木下の店よりうんと安い家賃で入居しているようです。

光秀をそそのかしたのは木下だったかもしれないけれど、木下をそそのかした人物が別にいて、その人物は新しい店から家賃の差額の一部を受け取っているのではないかと橘は言っています。

麗子の脳裏には黒丑が浮かんでいました。

黒丑は村山弁護士に世話になったと言って電話をかけてきて、それが麗子と黒丑の出会いでした。しかし黒丑の素性を怪しんだ麗子が調べたところ、立ち話程度の相談でもメモを残していた村山の記録から、黒丑に関するものは一切出てこなかったのです。

黒丑が村山弁護士に世話になったというのは嘘だった…

黒丑を呼び出す麗子。

実は黒丑の父親と黒丑は今でも連絡を取り合っていて、黒丑は父親が属している組織の下っ端として動かされていました。

その組織の会長は違法スレスレの方法で金を儲けるようなやつで、そのためには仲間に法律に詳しい人間が必要でした。

最初は弁護士としての能力は高いものの事務所を転々としてキャリアが詰んでいる峯口に目をつけていましたが、峯口は運動会の日に事故で亡くなったため、今度は栄治の遺言書という奇妙な事件で暗躍していた麗子に白羽の矢が立ったようです。

それが黒丑が麗子に接触してきた理由でした。

組織のことは話してはいけないらしく、黒丑は組織のことは隠しつつ、麗子に「一緒に金儲けをしないか」と誘います。

しかし胡散臭い儲け話には乗らないときっぱり断る麗子。

これで麗子とはお別れか…と寂しい気持ちを抱いている黒丑。根っからの悪人ではないようです。

それもそのはず。黒丑の目的は父親が肩入れしている組織を解体して父親を警察に突き出すことなのです。今はそのために言うことを聞いているだけ。

ちなみに牧田原とは水難事故のサバイバーが集まる互助会で出会いました。あの日は本当に電話で世間話をしただけ。まさかその後牧田原が自殺するとは思っていませんでした。

黒丑も10歳の頃母親を水難事故で亡くしています。そしてそれは父親の仕業でした。ある日、父親は黒丑に「まだ生きていたいか。」ときいてきたのです。家族を乗せた車が故障してため池に落ちたのはその翌日のことでした。

母親の保険金をたんまり手に入れた父親と、何もできなかった自分。今さら母親の仇をとったところでどうなるのかもわからないし、今まで自分がしてきたことが許されるとも思わない。しかし、黒丑は今日も自分の道を生きていくしかないのです…

 




『剣持麗子のワンナイト推理』感想

一見バラバラに発生していると思われた事件の黒幕が、実はすべて黒丑の父親が傾倒している組織だったということですかね。

『元彼の遺言状』で麗子が「色物の事件を担当すると仕事がなくなる」ようなことを言っていましたが、本当にそんな感じなのかな。麗子も怪しげな会長(の取り巻き)にしっかりマークされてしまって…w

後半で突然出てきた「会長」ですが、三隣亡が伝わる山梨県の出身で、10歳の頃に2軒隣のおばさんの脇に裁縫道具の針を押し込み、殺害しています。

当時生まれたばかりだった弟か妹の泣き声がうるさいと文句を言いにきた水商売のおばさんです。

これは建設会社の社長を殺した手口と同じ。

麗子に相談してきた主婦の向かいの奥さんが会長と同じ山梨県出身だったので、三隣亡の呪いだと騒いでくれることで事故死扱いになることを期待していたのでしょうか。

会長は「商売敵をどうしても始末したい」という土建屋からの相談にアドバイスしたと書かれていました。

ここで気になるのが刑事の橘五郎です。最初の方で「五男だから五郎」だと自己紹介していました。

針で人が死んだ過去の事件のことも把握しているようでしたし…。

会長には兄たちがいるようなので、橘五郎が会長の弟なのかなぁと思いましたが、麗子の見立てによると橘は30代半ば。ということは会長は40代になってしまうので、じいさん扱いされていた会長は違うか~。

自分の手は汚さないという会長が野放しなので後味は悪いですが、黒丑が完全に悪人じゃないところがまだ救いがあるのかな。

ドラマの黒丑役が望月歩さんということで。

これすごい絶妙な人選じゃないですか?

ホスト。怪しい。けど憎めない。どうにか救ってあげたくなる。

麗子は黒丑の事情をある程度察して最後深入りはしませんでしたが、助手にしたくなるのわかる~。可愛いw

ドラマでは『元彼の遺言状』の内容が駆け足で2話で終わってしまったので少々がっかりしていたのですが、3話からも楽しみになりました♪

まとめ

小説『剣持麗子のワンナイト推理』のあらすじと感想を書きました♪

あらすじなのに長すぎですね…

やっぱり全部読んだ方が良いと思いますw

▼はい、どうぞ♪▼

 

ドラマはFODプレミアムで全話視聴可能です♪