あらすじ・感想

『舞いあがれ!』第7週【あらすじと感想】五島編①

2022年10月3日(月)スタート!

NHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』第7週のあらすじと感想です♪

  • 第7週【パイロットになりたい!】
『舞いあがれ!』あらすじと感想
第1~3週(幼少期編) 第4~6週(なにわバードマン編)
第7週(五島編①) 第8・9週(航空学校編①)
第10・11週(航空学校編②) 第12週(五島編②)
第13~15週(工場編①) 第16・17週(工場編②)
第18週(それぞれの門出) 第20・21週(恋愛・結婚編)
第22~24週(起業編) 第25週(未来編)

 

 

『舞いあがれ!』第7週【パイロットになりたい!】

第31話(11/14)あらすじと感想【夢を両親に打ち明ける】

旅客機のパイロットになる夢をついに両親に話した舞。

強い人になりたいと思って人力飛行機のパイロットに挑戦したこと、空を飛んで、このために生まれてきたと思ったことを一生懸命説明し、航空学校に行かせてほしいと頭を下げました。

だけど、合格したら大学を中退して航空学校に通いたいと聞いてめぐみは大反対!

めぐみ「昔から手先が器用で工作が得意だったんだから、飛行機を作る夢が舞にはぴったりだよ?お父ちゃんだって舞が作る飛行機に部品を乗せるの楽しみしてる。そんでもって大学はちゃんと卒業するよね?これからのことはそれから考えよ?(意訳)」

舞「でも、お母ちゃんだってお父ちゃんと出会って大学中退してるやん。その選択は間違ってなかったんじゃないの?!」

そう。その昔、めぐみも浩太と一緒になるために大学を中退して祥子と疎遠になってしまったんでしたね。自分がしたことを自分の娘にされそうになり、めぐみは今何を思う…

反対されてもパイロットになる夢を諦めることはできないと言った舞。お母ちゃん大学中退の件もそうだけど、めずらしく強く言い返しました。舞にしては強いってだけで、全然可愛いもんだったけどね。

家を飛び出した舞が向かったのはバイト先のカフェ。久留美も家族のことで色々悩んでるので。お互いに色々あるねって感じでおとなしく家に帰ることにしました。

カフェの主人が面倒見の良いおばちゃんて感じで頼りになりますね。こういう大人が周りにいるといいよね。

舞がパイロットになる夢を両親に話したと知って、悠人が舞に電話をかけてきました。悠人はめぐみからの電話には出ないから浩太が伝えたのかなw

励ましたりしてくれるのかと思いきや、

悠人「遅れてきた反抗期。どこまで続くか見ものやな。」

以上w

このお兄ちゃん、ほんとに幼少期編の悠人がそのまんま大きくなったみたいで面白い。

一方、久留美も自宅に戻りました。お父ちゃんの捻挫は大丈夫そうです。ぼちぼち仕事も探している様子。久留美はお父ちゃんのことはもちろん大事なんだけど、お母ちゃんのことも気になるんだよね。お父ちゃんもそんな久留美の気持ちをわかっていて、自分に遠慮しないで母親に会いに行けと言います。

その頃、お好み焼きの「うめづ」では、貴司が3日も家に帰ってきていないことを母親の雪乃が心配していました。

勝(貴司の父)は心配することないって言うけど、社会人になった息子でも連絡なしに3日帰らないという状況は、普通に心配です!!

浩太とめぐみは舞の夢を頭ごなしに否定したりはしませんでしたが、冷静に考えてみてもやっぱり旅客機の女性機長は前例もないし、パイロットは責任が重い仕事だし…たとえパイロットになれたとしてもその先辛い思いをするのではないか…と心配しています。

そこへ雪乃が血相を変えて飛び込んできました。貴司に一体何が?!

第32話(11/15)あらすじと感想【貴司が行方不明!】

雪乃(貴司の母)はやっぱり心配で貴司の会社に電話をしたそうです。そしたら3日前に退職届を出してそれきりだと言われ、慌てて岩倉家へ駈け込んで来たのでした。

貴司に元気がないことをずっと気にかけていた雪乃は、いつまでも能天気な勝に怒りが爆発。これね、私も母親だからかやっぱり雪乃さんの気持ちがわかります。

舞が貴司の携帯に電話をかけても繋がりません。

古本屋「デラシネ」が閉店していたことも、舞と久留美は知りませんでした。

だけど何も知らなかったわけじゃない。貴司の異変に気づいていながらも自分のことで頭がいっぱいで気にかけてあげられなかったことに気づいてしまった舞。自己嫌悪に陥るけど、まだ10代だもんね…自分のことでいっぱいなのは仕方ないよ…。

そこへ貴司から電話が。なんと貴司は五島にいました。

昔舞にもらった五島の絵葉書。その景色を見てみたかったのだそうです。

鬼のように着信のあった「おかん」ではなく舞に電話してきた貴司の気持ちもわかりますね。

きっと一人で考える時間がほしくて、貴司は知らない人ばかりの五島に行ったのでは。そう思った舞は、自分が五島に行って貴司が元気なのを確かめてくると言います。

久留美も行くって。

雪乃はほんとは自分が飛んでいきたいだろうに、二人に任せることにしました。

勝が「貴司が電話したのは舞ちゃんだから」って言って雪乃も素直に納得したのが良かったですね。

貴司の両親は、本当は貴司に大学で文学の勉強をさせてあげたいと思っていたけれど、本人が就職の道を選んだそうです。親の反対を押し切って始めた仕事だから弱音を吐けなかったのではと雪乃は言っていました。

文学の勉強は独学でもできるのかもしれないけど、親が大学に行かせてくれる気があるのに就職するなんて、謎。お好み焼き屋も普通に繁盛してそうだから経済的な理由でもなさそうだし…。しかも就職するにしてもなぜ営業を選んだって感じだよね。見た目だけで言えば営業向いてそうだけども。

五島へ出発する舞ちゃんのお団子頭!そういえば当時はああいうお団子が流行ってたわと思い出しました。今みたいにゆるふわで後れ毛出したりとかしないで、ああいう割ときちっとしたてっぺんのお団子、流行ってたよね??

五島へやってきた舞と久留美。

貴司に電話をかけますが、繋がりません。まだ五島にいるかどうかもわからないんだもんね。でも舞は貴司が大瀬埼灯台にいると確信していました。

昔送った、空と海が夕焼けに染まった綺麗な大瀬埼灯台の絵葉書。これを貴司に送ろうと思った小学生の舞の感性がすごいですよね。私だったら小学生の頃に友達に絵葉書を送ったとしても、ただ「綺麗だから」って理由でそれがどこの景色とか覚えていないし、誰にどんな絵葉書を送ったのかも覚えてないわ。

そしてそこに、貴司はいました。

第33話(11/16)あらすじと感想【五島へ】

貴司を見つけた舞は一言。

「なんでこの景色が見たかったん?」

大声で捲し立てたりしなくて本当に良かった。まぁ舞はそんなことしないだろうけども。

貴司は変わりたかったのだと言いました。会社では一年経っても営業成績が最下位で、できないことを責められる。それが貴司には突き刺さって痛くてしょうがなかったと。誰にも言えなかったけれど、古本屋のおっちゃんには話せてた。会社で凍った心をデラシネで溶かしてまた会社に行けた。でも、デラシネがなくなって一歩も動けなくなってしまった…。そんな時に思い出した舞からの絵葉書。

昔、一瞬だけ貴司が絵葉書を見ていたシーンがありましたよね。あのシーン、本当に一瞬だったのであの時は舞ちゃんが絵葉書を送ったことしかわかりませんでした。でも貴司の心に五島の景色が刻まれた瞬間だったんですね。

貴司は優しいけれど、それは人とぶつかるのが怖いだけ。自分の考えは言わずに相手に合わせているうちに、自分が何をやりたいのか、何が好きなのかわからなくなってしまったのです。

子供の頃の貴司は、男の子の友達ともうまくやっているように見えたけれど、それも本当は無理して合わせていたのかもしれません。

貴司は3日間ずっと五島にいたようです。ずっと海と空を見ていたようだけども、野宿してたんかな。

でも海や空の青さや夜の星を見ているうちに、自分は今まで狭い世界しか見ていなかったことに気づいた貴司。来て良かったと言っていました。気持ちの整理がついたら帰るって。それを聞いた雪乃もほっとしていました。

祥子ばんばも元気にしていました。

そして久々の登場!一太~!!

ばんばんちに魚を持って来てくれました。なんか貴司に遠慮したのか、すぐに帰っちゃったけどw

舞も久留美もなんとなく貴司を腫物扱いしてしまっていたけれど、ばんばは直球でしたw

「逃げてきたと認めた方がよかぞ~」

貴司もそれはわかっていました。そして、違う自分になりたくて来たけど、今のままでいいと思えたと言っていましたね。ばんばはさらに遠慮しない。文学青年の貴司を変わりもんだと言い、でも「人に合わせなくてもいい。変わりもんは変わりもんで堂々と生きていけばいい。」とも言ってくれました。

ほんとに、会社の社風とか営業の仕事が向いてなかっただけだよね。大学で文学の勉強したら良かったと思う。何かを愛する者同士、なにわバードマンの人たちとも気が合いそう。

五島で自分を見つめ直した貴司は、これからは自分らしく生きられる場所を探すためにいろんな場所に行って歌を詠むことを決めたようです。

星を見ながら詠んだ短歌がこちら。

星たちの 光あつめて

見えてきたこの道をいく

明日の僕は

そのためにはまず両親を説得しなきゃですね。久留美も福岡にいるお母さんに会いにいくことを決めました。

舞もね。「おかあちゃんには反対されたけど、パイロット諦めへん!」

しばらく五島に残って色々考えることにしました。

めぐみはというと、舞のパイロットになる夢に反対はしたものの、どうしたらいいのかわからないみたい。もう一度話し合ってみようかと、浩太とともに五島に迎えに行くことにしたようです。

 




第34話(11/17)あらすじと感想【両親の心を動かした舞の演説】

どうやら一太は貴司のことを舞の婚約者だと勘違いしたようです。船大工の豪さんがお祝いに鯛を持って来てくれましたw

誤解は解けたものの、豪さんから、めぐみも学生の時に婚約者を連れてきて祥子が反対したという話を聞きます。祥子はめぐみが島を出て行った後もずっとめぐみの心配をして、いつか島に戻ってきた時に仕事がないと困るから、とジャムの仕事を始めたと言っていました。

早速ばんばにそのことについて聞く舞。舞っていつも遠慮なく直球で聞くよねw

1981年。婚約者(浩太)を連れて五島に帰ってきた時、めぐみはまだ二十歳の学生でした。学校の先生になりたいと言うから大学まで行かせたのに、なんと中退して大阪で町工場のおかみさんになると言うではありませんか。世間知らずな娘にそんな仕事が務まるわけないと、祥子は大反対。確かに浩太も、せめてめぐみが大学を卒業するまで待てばいいのに…。

しかしめぐみの決意も固く、祥子は頑固な娘に「二度と帰ってこんでよか!」と言ってしまうのでした。

二度と帰ってこなくていいと言いつつ、帰ってきた時のことを心配してジャムの仕事を始めた祥子さんの気持ちを思うと切ないですね…。

一時の気持ちでそれまで頑張ってきたことを放り出すのは間違えている、苦労することがわかっているのに黙って送り出すことはできなかったという祥子の言葉を聞いて、めぐみの親心もわかったであろう舞が「とりあえず大学を卒業してからでもいいか」と思ったかというとそうではなく…。舞の決意も岩より固かった…。

浩太とめぐみが五島にやって来ました。

舞は飛行機を作りたいという気持ちがなくなってしまったわけではないけれど、もっとやりたいことが見つかってしまったんですね。

でもめぐみは舞がパイロットに向いているとは思えないと言います。浩太は一応めぐみの味方の立場だけど、実はパイロットになる夢を面白そうだと思っているような気がします。

めぐみの言う通り、パイロットは素晴らしい仕事だけれど、誰にでもできる仕事ではないし、確かに舞は男社会で道を切り開いていくタイプに見えません。苦労するのは目に見えていると言うめぐみの考えもわかります。

でも、だからこそ、舞は挑戦したいのです。

人力飛行機のパイロットは、飛行機を作ったみんなの期待を一身に背負って飛びます。失敗したらそれはパイロットのせい。でも空を飛ぶのは楽しかったし、涙が出るくらい嬉しかったと言う舞。旅客機のパイロットも、色んな人の色んな思いを乗せて運ぶ、責任のある厳しい仕事。でもそういう重いもんをしっかり背負って飛べる人になりたい。

子供の頃、舞は一生懸命働く浩太とめぐみを見て、仕事って大変だなと思っていました。だけど、お父ちゃんには夢があってお母ちゃんがそれを支えてる、それを知ってからはしんどそうだと思ったことはありません。だから舞も、本当に好きな仕事をやりたいと思っているのです。

「お願いします。航空学校に行かせてください。」頭を下げる舞。

ここまで言われたら認めないわけにはいかないよね。めぐみも「分かった…そこまで考えてるならやってみ。」と言ってくれました。

舞が自分の気持ちをしっかり言えるようになったことに目を細める祥子。と同時に、あの時ちゃんとめぐみの気持ちを聞いてやれなかったことを思い返し、めぐみに謝りました。

めぐみのことを思って反対した祥子も、自分の思いを貫いためぐみも、どっちが間違ってるとか正しいとかじゃないよね。今めぐみが幸せになっていることが一番。

めぐみが祥子の言うことを聞いて大学を卒業して学校の先生になっていたとしても、めぐみが自分で決めたことならそれはそれで幸せになっている気がするし。そしたら舞ちゃんはいなかったかもだけど。

やっぱり「自分で決めた」って自分で思えることが大事なのかな…。

ところで貴司と久留美はどこへ行っちゃったんだろうね?!

第35話(11/18)あらすじと感想【久留美と貴司も親と向き合う】

舞の思いが両親に通じたちょうどその頃…

久留美は母親と会っていました。

やばい、久留美の母親に一ミリも共感できません。

怪我でラグビーを辞めた夫がいつまでもぐだぐだで、自分がいたらこの人はダメになると思って離れようとしたのはわかる。でも子供が「自分はお父ちゃんと一緒にいる」と言ったとしても、そこは連れていこうよ………

しかも久留美がそう言ったのは、自分が行かなければ母は戻ってきてくれると思ったから。幼い久留美の心情を思うと苦しくなります。

何度も戻ろうと思ったらしいけど、結局一人で生きることを選んだ母。一人の方が楽だったんだろうねー。苦労している娘に年一回のバースデーカードだけなんて…

久留美は母の気持ちもわかると言っていましたが、あんな夫のもとに子供を置いていける母親の気持ちはやっぱりわかりません。結局お父ちゃんはダメダメのままだし。ただただ久留美が可哀想。

ちなみに母親は看護師だそうです。久留美も母親と同じ看護師になろうとしているのですね…。

貴司も家に帰りました。

子供の無事な姿を見てほっとするのと同時に腹が立ち、思わずポカポカしてしまう母の気持ちはわかりました。

雪乃の願う“普通の幸せ”が難しい貴司は、もう色々と我慢することはやめて、旅をしながらその土地で働いて自分の居場所を探したいと言います。営業や人間関係が苦手な感じだったら、「旅をしながらその土地で働く」というのもすごくハードルが高いように思うのですが…。

しかし「そう思うならやったらいい」と言う父・勝。

お父ちゃんもお母ちゃんも貴司のことを分かりたい、と思う気持ちは同じ。貴司は苦しい思いをしているけれど、この両親の子だからきっと大丈夫…と思えました。心配なのは久留美です、ほんと。

五島では、舞がさくらの「みじょカフェ」に来ていました。

てっきり彼氏のむっちゃんと一緒にカフェをやっているのかと思ったら、むっちゃんは新しい仕事で海外に行ってしまったようです。最後まで登場しないパターン?

一太は豪さんの造船所で働きたいと思っているみたい。豪さん、跡継ぎがいないと言っていたから良かったですね。

「一太は舞のことが好き」って豪さんが言ったのをさらっと流して、造船の仕事の方に興味深々な舞w

舞が旅客機のパイロットになりたいと聞いて、一太も豪さんもびっくりです。

浩太は、かつてめぐみを大阪に連れて行ったことを祥子に謝っていました。めぐみを幸せにするつもりだったけど、今の自分や工場があるのはめぐみのおかげ。幸せにしてもらったのは自分の方で、その分祥子には寂しい思いをさせてしまったと。

祥子はめぐみがすぐ逃げて帰ってくると思っていたけれど、帰ってこなかった。それが寂しくて、嬉しかったと言っていました。

わかるわ~と思いました。帰ってくるということは、何かしら上手くいかなかったってことだから…。たとえ会えなくても、めぐみが幸せでいることが祥子さんにとっては一番嬉しいことなのさ。

そんなやりとりを偶然聞いてしまっためぐみも涙目。

帰りの船かな?五島の空を飛ぶ飛行機を見つめる舞の透明感がすごかった~!

来週はいよいよ航空学校編!楽しみです。

 




まとめ

2022年10月スタートの連続テレビ小説『舞いあがれ!』

  • 第7週【パイロットになりたい!】

のあらすじと感想を書いています!

 

『舞いあがれ!』あらすじと感想
第1~3週(幼少期編) 第4~6週(なにわバードマン編)
第7週(五島編①) 第8・9週(航空学校編①)
第10・11週(航空学校編②) 第12週(五島編②)
第13~15週(工場編①) 第16・17週(工場編②)
第18週(それぞれの門出) 第20・21週(恋愛・結婚編)
第22~24週(起業編) 第25週(未来編)