あらすじ・感想

『舞いあがれ!』第18・19週【あらすじと感想】それぞれの門出

NHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』第18・19週のあらすじと感想を好き勝手に書いています♪

ネタバレしています!

  • 第18週【親子の心】
  • 第19週【告白】


 

『舞いあがれ!』あらすじと感想
第1~3週(幼少期編) 第4~6週(なにわバードマン編)
第7週(五島編①) 第8・9週(航空学校編①)
第10・11週(航空学校編②) 第12週(五島編②)
第13~15週(工場編①) 第16・17週(工場編②)
第18・19週(それぞれの門出) 第20・21週(恋愛・結婚編)
第22~24週(起業編) 第25週(未来編)

 

『舞いあがれ!』第18週【親子の心】

第82話(1/30)あらすじと感想【それぞれの門出】

  • 貴司 長山短歌賞受賞!
  • 久留美 八神先生と婚約!
  • 舞ちゃん 航空機部品のボルトが完成!

それぞれの新しい門出ですね。

貴司を祝う会が行われた「うめづ」には、お好み焼きを食べに来た悠人も居合わせていました。悠人はテレビにも出ているようで、八神先生も悠人のことを知っていました。

なんか八神先生のキャラ嫌いかも…。悠人を「誰?」って見る時の目とか、うめづを「こんなところ」とか。ナチュラル失礼。やっぱ軽薄そうだし空気も読めなさそう。舞ちゃんと貴司を勝手にカップルだと思ってダブルデートに誘い、微妙な空気にしていましたw

貴司と久留美のお祝いに、と大金を置いていった悠人でしたが、めぐみはなんか悠人の異変を感じ取ったようです。

完成したボルトの品質試験の日がやってきました!

同じボルトの発注を受けているライバル会社・朝霧工業へ赴きます。朝霧工業は航空機部品だけに特化した会社で、工場の広さはIWAKURAの10倍くらいあり、機械ももちろん充実しています。

すごいなぁと素直に感動しつつ、気後れしないで強気な舞ちゃん。営業向いてるわぁ。

第83話(1/31)あらすじと感想【門出の出鼻をくじかれる】

 

ボルトの品質検査って何をするのかというと、この日行ったのは二つ。

  • 傷の有無を調べる
  • 耐荷重を調べる

過酷な状況下で使用される部品なので、小さな傷一つ許されません。また、ボルトが切れるまで引っ張って、どのくらいの荷重に耐えられるのか調べます。

ここまでの検査では、朝霧工業のものとほぼ同等のレベルをクリアしたIWAKURAのボルト。

他の工場の機械を借りたことを嬉しそうに話す舞ちゃんでしたが、朝霧工業からは「考えが甘い」と言われてしまいました。本格的な発注を受けたら大量のボルトを作らなければいけないわけですから、それだけ他の工場の機械を借りる時間も長くなるし、そこまでするメリットが他の工業にはないと言うのです。

菱崎重工の荒金さんは「夢物語ではないと思う」と言っていましたけどね。

最初に機械を借りた長井さんとこは会社を畳んだので、あの機械買い取れそう。あと笠やんの伝で機会を借りに行ったところも、しばらく使っていない機械だったっぽいから、長時間IWAKURAで使ってても問題なさそう。あら不思議w

試験は更に日数がかかるので、結果は後日通知されることに。

舞ちゃんが「デラシネ」に顔を出すと、長山出版のリュー北條という編集者が来て、貴司の顔写真を撮影しているところでした。

 

しかしあまり良い写真が撮れなかったらしく、今度ちゃんとした場所で服装や髪型をアレして宣材写真を撮ろうと言われています。

歌集を売り出すには作家の顔出しが重要。←これはちょっとわかる

「イケメン新人歌人!」てした方が世間から注目されるのは間違いない。

貴司もその辺は割り切ってほしいと思うけど、アイドル扱いするのはちょっとね。「写真集もいける」とか言っちゃうリューは貴司とは合わない気がしますね。

貴司はまぁいいとして、問題は久留美です。

八神先生の家族との顔合わせを「ノーサイド」でやると言い張った久留美のお父ちゃん。八神先生は料亭を予約すると言っていたのに、ノーサイドをごり押ししたようです。

当日。貸切にして、なんか一部だけフレンチレストランみたいになってるノーサイドw

お着物でいらした八神先生のお母様(羽野晶紀)。顔合わせなのにお一人です。

八神母「婚約はなかったことにしていただきます。今後一切息子とは関わらんといてくださいませね」

 

八神先生の方から久留美にアタックしていたことを考えると、そんなこと言うくらいなら最初から息子に首輪つけてよく監視しとけよ!と思っちゃうけど。

八神先生もあんなに久留美にベタ惚れだったのに、顔合わせに来ないっていうかこの母親を説得できなかった時点でね…。

まぁ反対の理由は言わずもがなだけど、何といっても久留美の父が定職についてないことですよね。確かにこのお父ちゃんと親戚になるのは、嫌だ…。

土下座、からの、立ち去ろうとした八神母の足にしがみついて「娘と自分は関係ないから」と懇願するお父ちゃん…。色々ありえない…。何の仕事でもいいけどずっと続けて、男手一つで久留美を育て上げていたなら土下座も意味があるかもしれないけど。

久留美が本当に可哀想。

でもこんな義母じゃ結婚できたとしても絶対苦労するし、八神先生もあんまり素敵な人じゃないから、久留美にはもっと良い人がいると思いたいです。いや、います!!幸せになってほしい😢

八神先生もうめづのことを「こんなところ」と言っていたし、お母様もノーサイドのことを「こんな店」みたいに言ってたの、親子だなと思いました。ナチュラル見下し。

でも両家顔合わせは 料亭 or カフェ なら、料亭一択だと思いますが…。お父ちゃんの言い分「高級なとこだったら本来の自分を出せずかっこ悪いところを見せてしまうと思った。ノーサイドなら自然体で好きなラグビーの話ができると思った」ってのはまったくもって意味がわからん。ラグビーの話しなくていいし…。

そのせいで不必要に「こんな店」とかディスられたノーサイドの主人が気の毒でした。本来顔合わせで使うような店じゃないのにテーブルセッティングも用意して、5人分の食材とかもあったんじゃないのかな…。でも、一人でフルコース作って出すとか無理すぎるよねw

貴司、久留美と不穏な感じなので、舞ちゃんのボルトも朝霧工業に負けそうですね。

でもどうしても航空機部品を作りたいから、伝家の宝刀「父の夢なんです!」を駆使して何としても航空機部品に関わっていくんだろうなぁw 機械も手に入りそうだし。




第84話(2/1)あらすじと感想【久留美とお父ちゃん】

八神先生が久留美に謝りに来ました。婚約破棄はお母さんが勝手にやったことで、八神先生はその間お父さんに説得されていたんだって。

でも顔合わせの日程は決まっていたんだから、すっぽかしたことには変わりないです…。

そしてお父さんも反対しているとなると、結婚できたとしても苦労するのが目に見えてますね。結婚は本人だけの問題じゃないんですからね…。

舞ちゃんと貴司が「デラシネ」でまったりしていると、久留美が来ました。

貴司は貴司で、リュー北條が毎日来るので参ってるみたいですw

久留美は結婚に反対されたことよりも、お父ちゃんが土下座したことの方がショックだったみたい。情けない父親だと認めたようなものだと。貴司はどんだけかっこ悪くてもなんとか娘に幸せになってほしいと思う親心だとフォローしていましたが。

カフェの女主人と「うめづ」に行ってるお父ちゃん。

 

この女主人・津田道子さん、心広すぎない??お父ちゃんがラグビーの現役選手の時からの知り合いらしいんだけど。良き理解者すぎる…。最後お父ちゃんと一緒になったりして。まずはカフェで雇ってあげたらいいのに。

八神先生がお父ちゃんにも謝りに来ました。

翌朝、就職の面接に行くと準備しているお父ちゃん。なんと八神先生が紹介してくれた、定時で上がれるデスクワークです。←向いてなさそうすぎて笑う

久留美は「そんなの望んでない」と止めましたが、これ以上久留美の足を引っ張りたくないお父ちゃんは面接へ行ったようです。

八神先生を呼び出し、別れを告げた久留美。

八神先生、ナチュラル失礼だから「久留美のお父さんさえちゃんとしてくれたら僕ら結婚できる。久留美ちゃんを助けてあげたい」と言ってしまいます。←言いたいことはわかるんだけど、久留美にしたらカチンとくる言い方

久留美「ちゃんとって何?助けるって何?私の大事なお父ちゃんやねん…💢」

 

💔 破局 💔

八神、退場。

父、登場。

久留美「これからもお父ちゃんはお父ちゃんらしく頑張ってくれたらいい」

父「久留美~~!」

大団円。(?)

なにこれ?

久留美はダメンズ製造機なのかな。

八神一家にナチュラルに見下されて怒るのはわかるけど、それとは別に、お父ちゃんはちゃんとしてた方がいいんじゃ…。もう看護師として自立しているのにお父ちゃんと暮らしてる時点で、見捨てられないタイプなんだろうな。

「お父ちゃんはお父ちゃんらしく」なんて言ったら甘えて働かなくなりそう。せっかくやる気になってたのに…。

でも問題はお父ちゃんが定職に就いていないことだけじゃないのが視聴者にはわかったので、八神先生とのお別れは正解だと思います。

2019年から4年間くらい付き合ってたんだよね?

その間に一度も親に紹介する機会がなかったのか、と思うけど。久留美27歳くらい。八神先生罪深いな…。どっかの声優よりはだいぶマシだけど。

第85話(2/2)あらすじと感想【悠人のピンチ?】

五島のばんばから「ヤング釣りフェスタ」🐟のチラシが届きました!

第80話(1/26放送)で「どうやったら島に人を呼べるか」と話し合っていて閃いた釣り教室が実現する運びとなり、五島のみんなも大忙しのようです。

舞ちゃんはお父ちゃんの夢だった航空機部品を作っていることをばんばにも伝えました。

さぁそして、品質検査の結果発表です!

IWAKURAで作ったボルトの品質は申し分ないけれど、すぐに量産態勢に入る必要があるため、本発注はやはり設備の整った朝霧工業にお願いすることになったようです。

そして前から「岩倉」という名前に反応していた荒金さん。やっぱり浩太のことを知っていました。

中の人は同じ年齢だけど、同期なのかな…?浩太には長崎でお世話になったと言っています。二人で「オール日本製で航空機を作る」という大きな夢を語っていたのだとか。だから浩太が会社を辞めて工場を継ぐと聞いた時には残念だったけれど、こうしてめぐみと舞ちゃんが浩太の思いを継いでいることを知って嬉しかったと言ってくれました。

さらに、将来的に航空機部品に特化するつもりなら力になりたいとも。

しかし4年前、自動車部品に参入しようと工場を大きくした矢先、リーマンショックで大打撃を受けたIWAKURA。リスクを考えると、今の形を守ってコツコツ続けていくのが精いっぱい。これからも航空機部品に特化することはない、と言い切るめぐみ社長。

今回ボルトの試作をしてみて、航空機部品を作るという夢がどれだけ大変なことかよくわかったんですね。この先会社をどういう風にしていきたいかを改めて考えて、考えて、考えて出した結果なのです。

どの社員をリストラするか、適正なネジの価格はいくらか、今までめぐみが考えて考えて考えて出した結論はいつも論理的で堅実でしたよね。

そばで見ていた舞ちゃんにもそれはよーくわかっているのだと思います。

今までみたいに「航空機部品はお父ちゃんの夢やで!!」とめぐみに詰め寄るかと思ったけど、ちゃんとめぐみの思いを尊重できる舞ちゃんになっていてほっとしました。(会社では不満げな顔してたから…)

4年かかってやっと、リストラしたパートさんたちや小森さんに戻ってきてもらうことができる会社になったのに、また失敗するわけにはいかないもんね…。お母ちゃんの判断は間違ってないと思います。

でもお父ちゃんの夢を叶えることができず、心にぽっかり穴が開いてしまった舞ちゃんは「デラシネ」へ。

おとぎ話に出てきそうな庭で「これから何目指したらいいのか…」と呟きます。

そんな舞ちゃんに貴司は「焦ることないよ。ゆっくり気持ちの流れに任せて、新しいことが見つかるまで待ったらええ」と言ってくれました。

新しいことはすぐ見つかりましたw 航空機部品の発注はもらえなかったけれど、なんと菱崎重工から直々に自動車部品の製造の話が来たのです!

エンジン用のボルトだそうですが、これまたIWAKURAの金型技術では作ることができません。でも舞ちゃんは東大阪の工場を全部回って頼むと張り切っています。

そんな中、悠人がIWAKURAの権利をめぐみに返すと言ってきました。何かあったのかと心配するめぐみ。悠人は「仕事が順調じゃなかったらこんな金回りのいい工場を手放したりしない」と言いますが、やっぱり仕事が上手くいっていないようです。半年も一人負けして、投資家からの解約請求がバンバン来ているのだとか。それでも「勝てる見込みは十分ある」と言っていますが…。

 

これは…。金髪がプリン状態🍮になっているのも気になります↑(余裕のなさの表れ?)

読みを間違えて損失を出してしまってるんですね。債権としてIWAKURAを取り上げられる前に権利をめぐみに返そうとしているとしか思えません。そして損失分を取り戻そうとしてインサイダー取引にでも手を出す?バレて捕まる?

ここに来て悠人のピンチ…。ずっと一人で頑張ってきてIWAKURAの窮地も救ってくれたのに。どうにかして悠人を救ってください。ビリケンさんもどき…。




第86話(2/3)あらすじと感想【たまたまが重なった日】

航空学校時代の同期・田学生と島学生が舞ちゃんに会いに来てくれました!(水島学生はフェイルして途中で退学したけれども)

 

たまたま「ノーサイド」も「うめづ」も「舞ちゃんち」も都合が悪くて、「デラシネ」で昔話に花を咲かせる3人。

水島は変わってないけど吉田くん大人っぽくなってる~

たまたま水島くんが大阪に来る用事があって、たまたま吉田くんに連絡したら、たまたま吉田くんも仕事で大阪にいたんだって。

吉田くんは副操縦士として頑張っているようです。空港では中澤学生や倫子に会うこともあるのだとか。柏木は国際線でブイブイ言わせて全然日本に帰ってこないらしいですw

水島くんは実家のスーパーで副店長に昇進!

舞ちゃんが「みんなそれぞれ大きな目標があってええなぁ」とぼやいたら、貴司・水島・吉田くんの3人が口々に励ましてくれました。舞ちゃんの未来は開けてるとべた褒め。それこそ、ええな~w

そこで素直に「ありがとうございます。なんや元気になりました」と言える舞ちゃんだから、こんな一生懸命励ましてくれる仲間(しかもみんなイケメンで優しい)ができるんだよね。

その頃、五島では「ヤング釣りフェスタ」が明日に迫っていました。

『舞いあがれ!』の時系列を見る?

「どうか成功しますように!」という舞ちゃんの祈りが通じたのか、釣りフェスタは大盛況!

一太といい感じになった明るい女の子・熊谷百花さん。普段は大阪の百貨店・企画推進課催事係に勤める人だったんですね~。大阪で知嘉島の物産展を開かないかと誘ってくれました。

 

百花を見る一太の目がもう恋に落ちていましたねw

五島での盛り上がりとは対照的に、東大阪ではめぐみが暗い顔。悠人の様子がおかしかったことを心配していたんですね。

案の定、悠人は投資で失敗した26億の損失を埋めるためにインサイダー取引に手を出した…のかどうか真偽はまだ不明ですが、テレビで大々的に報道されてしまいました💦

次週、その影響はIWAKURAにまで及ぶようで…。

「一難去ってまた一難、ぶっちゃけありえない♪」 プリティでキュアキュアですよ。




『舞いあがれ!』第19週【告白】

第87話(2/6)あらすじと感想【悠人のピンチ】

悠人が本当に大変なことになってしまいました。

インサイダー取引疑惑で報道され、信不通です。めぐみがかけても舞ちゃんがかけても電話に出ません。

家族が何もわからないのに、ネットニュースは詳しくなっていく…って、リアルでも起こりそうなことで怖いです。

共同経営者の高橋(声だけの出演?)からは「インサイダーじゃないって言ってたじゃないかぁぁ!」と責められていましたね。

その影響はIWAKURAにも。会社の前には記者が押しかけ、問い合わせの電話も止まりません。

めぐは社員を集めて説明会を開きますが、悠人と連絡が取れない以上、はっきりしたことは何も言えないんですよね。

でもIWAKURAがピンチだった時に会社を買い取って救ってくれた悠人のことを、みんな心配してくれていました。(章兄ちゃん&土屋さんナイス)

宮坂さんだっけな…悠人が会社を買い取るという話をした時に「息子さん、信じて大丈夫なんですか…?」って言ってたの…。IWAKURAの権利はもうめぐみに移っているのでしょうか。

舞ちゃんが家に帰ろうとしたら、自宅の前にも記者が。

「デラシネ」に避難する舞ちゃん。外は雨。もう閉店の時間だけど、自分も雨が止むまでいようと思ってたから、と言ってくれる優しい貴司。舞ちゃんも、自分やIWAKURAに降りかかる迷惑のことよりも悠人のことを心配しています。

「お兄ちゃん、ちゃんとご飯食べてるやろか…。昔から何でも一人でできたから…。誰かに助けてって言えてんねやろか…」

その頃。の中、誰に助けを求めることもできずに一人倒れこむ悠人…。


いやいやいや…

インサイダー取引したことないからわかんないけど、あの冷静な悠人が雨の中道端に倒れるくらい自暴自棄というか放心状態になる?やっちゃった時点でどうなるかわかるでしょ?めぐみさんにIWAKURAの権利を返そうとするとこまでは冷静だったのに、どうしちゃったの。

それとも誰かに騙されて、それが結果インサイダーになっちゃったとか?それでも頭の良い悠人なら見抜けないわけないと思っちゃうし、そうならそうで逃げずに対応しそう。どっちにしても、雨の中地面に倒れる演出はやりすぎぃ。

子供の頃から下町ではちょっと浮いてて生きにくそうだった悠人がこんな風になるのはほんとに見ていられません。なんだかんだで両親揃ってて、私立にも行かせてもらって東大も出て、傍から見たら幸せかもしれないけど、子供の頃の寂しさとかってそういうものでは測れなかったりしますからね。

舞ちゃんみたいに何かある度に周りを巻き込んで盛大に助けてもらえる子にはわからない孤独もあると思います。「お兄ちゃんは何でも一人でできたから…」って、ほんの数ヶ月でも舞ちゃんが病弱で両親の関心が偏っていた時期があって(しかも受験期)、そうせざるを得なかったし、その時の記憶ってすごく残ったりするからね…。親からしたらどっちも平等に大切にしているつもりなんだけどね。

悠人は昔から工場のことが嫌いで態度も悪かったっぽいから、IWAKURAの人たち(特に昔から岩倉家のことをよく知っている笠やんや章兄ちゃん)が悠人に感謝して、自分たちは自分たちの仕事をするだけだって言ってくれたのが良かったです。

全然関係ないけど、普段朝ドラを見ていない夫がたまたま冒頭のワイドショーのシーンだけちらっと見て、横山裕が捕まったのかと勘違いして画面を二度見していましたw

第88話(2/7)あらすじと感想【悠人、確保】

悠人が倒れてたの、めっちゃ近所のだったんだ。(舞ちゃんが柏木と別れ話をしたあの公園)

記者の人たち誰も気づかないとか…。

結局通りすがりの久留美のお父ちゃんに発見され、久留美の家に運ばれた悠人。お父ちゃん、悠人だって気づいたから救急車呼ばなかったのかなぁ。冬の夜、雨の中倒れてたら「風邪引くで~」どころじゃなくて死んじゃいそうだけど。

久留美からの連絡でめぐみと舞ちゃんも駆け付けます。

目を覚ました悠人はまだ強がって、みんなの心配をよそに家から出て行こうとしましたが、久留美に行く手を阻まれ、そして叱られました。

 

「支えてくれる家族がいてはるんやから、頼ったらええやないですか!」

人一倍苦労してきた久留美に言われたら返す言葉もありません。素直に実家に戻った悠人。

どうやら、インサイダー取引に手を出したのは間違いないようです。損失が大きすぎて焦ってしまったんですね。後悔している悠人に、舞ちゃんはお父ちゃんの「歩みノート」を見せました。

お父ちゃんが悠人のインタビュー記事を読んだ日。歩みノートに何か書いている様子が映っていましたよね(57話)。今その内容が明らかに。お父ちゃんは悠人の才能をちゃんと認めていました。

 

「若き天才投資家。大したもんや。投資の才能があるのやろ。その才能を努力して伸ばしてきたんやなぁ。立派だと思う。けど、稼いだお金で何をしたいのか、どういう生き方をしたいのか。悠人の夢がわからない。けど、いつかわかりたい。そのためにも自分の夢を捨てたらいかん。胸張れるように踏ん張らなあかん。」

舞ちゃんもこのページ読んでただろうから、もっと早く悠人に教えてあげれば良かったのに…。それこそ、悠人に助けてくれって言いに行った時とか。

ノートを読んだ悠人は仏壇のお父ちゃんと向き合いました。

お父ちゃんと分かり合えなかったこと、犯罪に手を染め仕事での信用を失ってしまったこと…取り返しがつかないことをしてしまったと涙を流します。

お母ちゃんの気持ちになったらほんと辛いわ…。でも自分まで取り乱すわけにもいかないから「取り返せるものもある。しっかり罪を償って、仕事も信用もちょっとずつ取り戻したらいい」と励ますしかないわなぁ。


これ…損失出して仕事を失うだけじゃダメだったのかな。

共同経営者の高橋には悪いけど、悠人にはIWAKURAで一から頑張ってもらって、舞ちゃんはパイロットになって。

同じ犯罪者でも、ちむどんのニーニーとはなんか深刻度が違う…。

久留美には幸せになってもらいたいんですよ。平凡でいいから穏やかで優しい人と一緒になってもらいたいんですよ!!

でも…久留美の性分なのかな。ダメ男を叱りながら生きるのは…。




第89話(2/8)あらすじと感想【悠人のピンチ・終了】

お父ちゃんの思い出のカレー🍛、やばかったですね。涙腺が。

お父ちゃんと子供の頃の悠人の映像にも胸がぎゅっとなりました。嫌いなわけじゃないのにすれ違ったままだったの、お互いに辛かっただろうな…。

久しぶりに家族が揃ったのに、お父ちゃんの席が空いてるのもつらい。

悠人は東京に戻ることになりました。全部話してきちんと責任を取ると言っています。憑き物が落ちたみたいな、柔らかい表情になってましたね。

めぐみさんの立場になったらほんとつらいです。めぐみさんずっと涙ぐんでるし😢

どうにかして息子を守ってやりたいと思ったはずだけど、もう大人だし、きちんと罪を償うように送り出すしかないんですよね。どうしても脳裏にニーニーがよぎるな…。いい年した息子を盲目的に庇っていた母親も。

悠人は東京へ戻る前に「ノーサイド」へ行き、久留美のお父ちゃんに借りていた服を返しました。

久留美のお父ちゃんに丈夫だと言われてもしかないけれどもw、どんなことがあっても再出発できるんだ、って勇気はもらえたような気がします。

久留美にもお礼と言って「うめづ」のお好み焼きを渡しました。迷惑料は受け取らなかった久留美だけど、お好み焼きは嬉しそうでしたね。

でも久留美には幸せになってもらいたいんですよ。(しつこいw)

無職の父親と前科者の旦那なんて、可哀想じゃないですか…。

半年後の2014年6月。

悠人の裁判は終わり、懲役3年執行猶予5の判決が下りました。執行猶予5年て結構長いですね?インサイダー取引って重い罪なんですね…。罰金で巨額の負債を抱えているものの、元気にしているようです。

五島のばんばから電話が来ました。大阪の福丸百貨店で、五島の物産展が開催されるとのお知らせです。ばんばは仕事で来られないけれど、五島のみんなが大阪へやって来ることになりました!

舞ちゃんは貴司を物産展に誘っていましたね。水ようかんを食べながら、「デラシネ」で癒しのひととき。

舞ちゃん「不安でしゃあない時も貴司くんの顔見たらほっとする。声聞いたら心があったかくなる。いっつも助けてくれてありがとう」

それでも舞ちゃんにとって貴司は「ええ友達」のようです。

貴司は遅くとも短歌賞に応募した時には舞ちゃんへの気持ちは「好き」になっていたと思うけど、なかなか言えないんですかね。今の関係を壊したくないのかもしれません。

でも「助けてもらってるのは僕の方やで。もうずっとという台詞に気持ちがこもってました。

そこへ秋月史子登場。歌人・貴司のファンのようです。

 

どうやって居場所を突き止めたのか…。かなり熱心なファンなことは間違いなさそうです。挨拶もそこそこに、自作の短歌を読んでほしいと貴司に渡そうとしていました。


心が重くなる悠人の回が終わり、恋愛パートが始まる予感。

秋月さんが貴司のことを好きになり、仲良さそうな二人を見てモヤモヤした舞ちゃんが久留美に話したら「舞、それは恋やで」と言われるとか…

でも舞ちゃんもう28だよ。自分の気持ちに気づいてないとかあるのかな?友達だと言い聞かせなきゃいけない理由もないですよねぇ…。舞ちゃんにとって恋愛とは、ドキドキするけど気を遣うもの(柏木)で、一緒にいてほっとできる貴司は恋じゃない(=友達)と思っているとか…?

あと久留美と悠人。裁判が終わった話をしていた時に「これからどうするんだろう」って久留美が悠人のことを気にしていたり。恋の予感?

でもホント、それなら悠人を前科者にしないでほしかった…。

身近に犯罪者が出たのに、周りの人たちの態度がなーんにも変わらないのもファンタジー。いや、他のドラマが大げさなのかな。他のドラマで今回みたいな事件が起こったら、シャッターや家の壁に「金の亡者」とか「出て行け」って書かれがち。

第90話(2/9)あらすじと感想【動き出さない恋w】

昨日の秋月さん登場シーンを別角度からもう一度w

貴司は秋月さんの短歌を褒めていましたね。

秋月さんの短歌

今朝産みし 子を連れ水槽 巡りたる イルカは如何に 海を教へむ

「水族館のイルカは、素晴らしい海のことをどうやって子に伝えるのだろう…」という発想も面白いけれど、それ以上に、一番近くにいるのにどうしても伝えられないことがある切なさみたいなもんをこの歌に感じた貴司。

今ならどんな歌も届かない舞ちゃんへの思いにリンクしてしまいそうw

自作の短歌を持ってきた時点でそんな気はしていましたが、秋月さんはミーハーなファンではありませんでしたね。

秋月さんはずっと一人で短歌を作ってきたそうです。短歌は自分の命だから、否定されたら生きていけない…と人に見せるのを怖がっていたけれど、貴司の短歌を見た時、この人になら見せられると初めて思ったんだって。

貴司も長山短歌賞に応募する時に同じことを言っていましたよね。同じ怖さを乗り越えた者として、人に見せることで世界が広がっていくとアドバイスしていました。

貴司と秋月さんが話をしている間、店番をしていた舞ちゃん。帰り際、秋月さんに奥様ですかと訊かれ、思わず全力で否定してしまいました…。

それどころか、貴司に秋月さんという短歌仲間ができたことをのんきに喜んでいます。

それを聞いて、さすがの久留美も言いました。

「貴司と秋月さんがどんどん仲良くなってもいいの?」

でも、そうなったとしても私には関係ないから…みたいなことを言う舞ちゃん。

そんな中、翌日からの物産展に向けて五島のみんなが大阪へやってきました。一太の恋バナを聞いても、「私には何もない」と言う舞ちゃん。

 


舞ちゃん…。

秋月さん、舞ちゃんが奥さんじゃないとわかったら「良かった」って言ってたし、のんきにしてたら取られちゃうよ~。

柏木にはあっさり「私も好き」とか言っていたのに、どうして貴司への気持ちは頑なに恋じゃないと思っているのだ~。

幼馴染ってそんな感じなのかな?




第91話(2/10)あらすじと感想【舞ちゃんの気持ち】

産展が始まったようですね~。残念ながら百貨店での様子は描かれませんでしたが、最終日には一太が百花さんに告白するということで、周りのみんなもドキドキですね…

IWAKURAでは人手不足を解消すべく求人広告を出したようですが、全然応募が来ません。工場の仕事のイメージが良くないからなのかな?相変わらず、社長にもハッキリ物を言う山田w

「私もよう心配されますもん。なんで工場なんかで働いてんの?仕事きついし危ないんじゃないの?って」

“工場なんか”って社長の前で言っちゃう。舞ちゃんが広告に顔出ししたらすごい応募来そうだけどねw

仕事が終わり、一緒に物産展に行くために貴司を迎えに行った舞ちゃん。

「デラシネ」にはリュー北條が来ていて、歌集に載せる短歌を吟味しているところでした。でもリューが言うには貴司の短歌にはンチが足りないみたい。会社を辞めて放浪した時の絶望や、社会への燃えたぎるような怒りをぶつけたもっと濃厚な短歌が欲しいと言ってます。

でもえたぎるような怒り🔥なんてない貴司。

リューは「なくてもフィクションで書けばいい。芸術は虚構。社会からドロップアウトした若者の叫びを世間は求めてる」みたいなことを言ってたけど、それってもう貴司の短歌じゃなくない?

「葉っぱとか昆布とかいったん忘れてさ」ってひどい…w

ここまで言われてはさすがに黙っていられない舞ちゃん。しかし舞ちゃんを差し置いて秋月さんが一歩前に出ました!

「梅津先生の短歌は淡いところが素晴らしいんです!世の中の醜さにあえて背を向け、小さな美しいものに希望を見出しておられるんです!」

貴司の短歌を完全に理解している…。

リューに「誰?」と言われて、「梅津先生の一番のファンです!」と答えた秋月さん。舞ちゃんはちょっとショックそうな顔をしていましたよね…。

リューには早速若い女性のファンができたことだけが伝わり、明日までに10首、ドロドロした短歌を作って送るように言われてしまった貴司。

秋月さん
秋月さん
先生、あんな俗物の言うこと聞かないでください!

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とにかく貴司は物産展どころではなくなってしまいました。デラシネに貴司と秋月さんを残し、一人物産展へ向かう舞ちゃん。背中が泣いてたよ、なんか…。切ない。

物産展は2週間も開催されていたんですね。最終日が終わり、「ノーサイド」で打ち上げが行われました。

百花さんに告白しようと緊張している一太ですが、島の話になると生き生きとしてかっこいいですね。郷土愛がすごい。

椿の木から作られたスプーンを見て「ほっとする」と言う百花さんに、椿の木は一年に1ミリしか成長しないゆっくりな木だってことを嬉しそうに話していました。

その勢いで「好きです!」

緊張が走る一同w

信吾さんの顔が深刻すぎてちょっと笑えたんだけど、一太の告白には胸が熱くなりました。島で生きていくと決めた以上、よその人を好きになったらいけないと思っていた一太だけど、桃花さんの笑顔が素敵で惹かれてしまったんだね。自分の気持ちには正直でいたかったんだね。うんうん。

「付き合ってください」と言ったら、百花さんはまだ一太のことをよく知らないから…って。でももっと知りたい。椿の木みたいにゆっくり気持ちを育てていってもいいですか?だって!

おめでとう!!

 

舞ちゃんも自分のことのように喜んでいましたね。

物産展、貴司も来れたら良かったのにね。舞ちゃんは久留美に貴司の苦悩を話しました。リューに「本当の気持ちに向き合え」と言われてしんどそうだったと。そしたら久留美に「舞もやで。ホンマの気持ちに向かった方がええ。貴司君のこと、好きなんやろ?」と言われてしまいました。

でも舞ちゃんは貴司とは友達のままでいたいんだって。何でも話せる幼馴染という、今の関係が壊れるのが怖いんですね。

完全に柏木とのことがトラウマになっちゃってる。付き合って別れたことで、もう二度と大事な友達には戻れなくなってしまったと…。

気持ちはわかるけど、どちらかに恋人ができた時点でどうせそんな関係ではいられなくなると思うよ。舞ちゃんが柏木と付き合ってた時がまさにそうだったじゃないですか…。

来週の予告の最後、公園で舞ちゃんと貴司が向かい合って立っているシーンがあったけれど、舞ちゃんを見守る貴司の後ろ姿がすごく優しかったです。

顔見えてないのに、佇まいだけで優しいことが伝わる貴司…。

確かに失いたくない…。でもこの関係を壊したくないと言ってるうちに他の人に取られてしまうのも嫌でしょ絶対。




まとめ

2022年10月スタートの連続テレビ小説『舞いあがれ!』

  • 第18週【親子の心】
  • 第19週【告白】

のあらすじと感想を書いています!

 

『舞いあがれ!』あらすじと感想
第1週~第3週(幼少期編) 第4週~第6週(なにわバードマン編)
第7週(五島編①) 第8・9週(航空学校編①)
第10・11週(航空学校編②) 第12週(五島編②)
第13~15週(工場編①) 第16・17週(工場編②)
第18・19週(それぞれの門出) 第20・21週(恋愛・結婚編)
第22~24週(起業編) 第25週(未来編)