あらすじ・感想

『舞いあがれ!』第20・21週【あらすじと感想】恋愛・結婚編

NHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』第20週と第21週のあらすじと感想を好き勝手に書いています♪

ネタバレしています!

  • 第20週【伝えたい思い】
  • 第21週【新たな出発】


 

『舞いあがれ!』あらすじと感想
第1~3週(幼少期編) 第4~6週(なにわバードマン編)
第7週(五島編①) 第8・9週(航空学校編①)
第10・11週(航空学校編②) 第12週(五島編②)
第13~15週(工場編①) 第16・17週(工場編②)
第18・19週(それぞれの門出) 第20・21週(恋愛・結婚編)
第22~24週(起業編) 第25週(未来編)

 

『舞いあがれ!』第20週【伝えたい思い】

第92話(2/13)あらすじと感想【止まらない秋月さんw】

「うめづ」ってランチもやってるんですね~。

舞ちゃんたちが食事をしていたら、たまたま店にいた御園 純(みその・じゅん)という新聞記者が取材をしたいと声をかけてきました。

 

めぐみが社長を継いで会社を立て直したという話に興味を持ったようです。

IWAKURAは求人をかけても人が来なくて困っていたので、新聞に載るのは渡りに船!ということで、取材を受けることに。

早速工場を見に来た御園さん。女性の職人・土屋さんに興味を持ちます。

とにかくものづくりが好きな土屋さん。入社前、浩太が「うちでしか作られへん」とネジのことを得意げに言っていたのがいいなぁと思ってIWAKURAに入ったそうです。マニキュアが映えない、汚れた自分の指先も「かっこええでしょ」と言っていました。

御園さんはとにかく女性職員のインタビューを取り、女性だけの集合写真を撮って帰っていきました。

山田はの話もしたそうです。(絶対載らないw)

その頃…「デラシネ」には秋月さんが差し入れを持ってやってきていました。今日締め切りの短歌ですが、貴司は1首しかできていないようです。

休憩にお茶してる貴司と秋月さん。

秋月さんの父親はギャンブルばかりのどうしようもない人で、秋月さんは高校を中退して家出してきたそうです。生きていくために色んな仕事をしてきたけれど、こんな風に誰かとお茶をすることなんてなく、いつも独りぼっちで、誰にも話せない気持ちを短歌にすることで毎日をやり過ごしていたのだとか。そんな時に出会ったのが貴司の短歌だったのです。

銀の糸通しのように
足重ね
羽虫はやがて
沈んでいった

秋月さんは衝撃を受けました。ひっそり死んだ小さい虫に自分を重ねて…この人はどんだけ孤独なんだと。

でも貴司が言うには、「沈んでいったのは僕やなくて、僕の孤独やねん」

貴司の孤独が沈んでいったのは舞ちゃんの存在があったからだと思いますが、秋月さんはそんなこと知りません。貴司の歌に自分を重ねてしまったんですね。この人を理解できるのは自分しかいない!と思ってそう。

そこへ舞ちゃんが物産展のおみやげを持ってきました。

1首だけできたという貴司の短歌を読んだ舞ちゃん。

水底に
影を預けて
釣られゆきし
川魚らの
形群れおり

舞ちゃん「(´・ω・)?」

しかし秋月さんは「本歌取りですねぇ♪」

「平たく言えばオマージュです。有名な歌の一部を使って新しい歌を作ることです!」

止まらない秋月さん。

「紀貫之の歌に『水底に 影しうつれば 紅葉ばの 色もふかくや 成りまさるらん』ていう歌があるんですけど、これはその歌の本歌取りでは?」

貴司「分かるん?」

秋月・舞に向かって「あ、分からへんのもしゃあないです。梅津先生と私には共通の知識があったから読み取れただけで」

止まらない秋月さん。

「これまでの先生の歌と違って、寒々しい怖さがあると思います。この調子であと9首頑張ってください!」

生き生き三角眉毛♪(可愛いけど眉毛がちょっと気になる)

すごすご退散する舞ちゃん。デラシネに傘を忘れて、秋月さんが追いかけてきました。

もう止まらない秋月さん。

「私…梅津先生としゃべってると包み込まれるような安らぎを感じるんです。もっと一緒におりたい。先生は今、歌人として一番大事な時期です。素晴らしい第一歌集を出していただくために、私も精一杯支えたいと思っています。だから、私が先生のそばにおること悪く思わんといてくださいね。じゃあ」


笑うw

貴司は優しいから秋月さんのことを無下に追い返したりはしないけれど、秋月さんが本歌取りに気づいたことに対する貴司の気持ちは、「秋月さんが本歌取りに気づいた」、それだけだと思いますw

舞ちゃんも優しいから秋月さんに牽制されても言い返しもしない。

この二人、何も言わないことである意味秋月さんを躍らせてませんか?w

もうやめてあげて~!恋のライバルには全然見えません。

それだけ、舞ちゃんと貴司の絆はこれまでの描写で視聴者に伝わってるってことですかね。すごいな。

貴司が秋月さんに少しでもなびいたとしたら、大笑いしてしまいそうです。




第93話(2/14)あらすじと感想【リュー北條の名言】

編集者のリュー北條さん。

 

貴司の気持ちを無視してアイドル扱いしようとしている悪い編集者かと思いましたが、凄腕の良い編集者でした。

短歌を作るということは、自分の中の本当の気持ちを差し出すということ。だけど貴司の歌はなんか、伝えることを諦めて、自分だけの狭い世界で満足してる気がするんだって。

貴司の短歌を「パンチが足りない」とか「淡い」と表現していた北條さん。本当は心の中に舞ちゃんへの熱い想いがあるのに、舞ちゃんがいつも「ええ友達」とか言うから、それを出せないんでいるんだよね。でも300首の歌のなかには、舞ちゃんへの気持ちを忍ばせたものもあるんじゃないのかな。北條さんはそれを見抜いていて、貴司に殻を破れと言っているのでしょう。

一発で賞を取ったくらいだし、歌集に載せる300首も良い歌なんだろうから、その良さをより多くの人に知ってもらうために必要な、パンチのある10首なんですよ。

一見貴司のことをよく理解している風な秋月さんは、作家をダメにするタイプのファンでした。

リュー北條から秋月さんへの言葉、辛辣だけどその通りでしたね。

「君の方がエゴイストだよ。
自分好みの綺麗な短歌を書いててほしいんでしょ?
美しいソプラノを聞きたいがために少年の成長を止めようとするような残酷さを感じる。」

それだけ伝えてあとは相手にしていない感じでした。秋月さんは秋月さんなりに一生懸命だから、ちょっと可哀想だけど…

でもドラマの脚本家とかも、周りにいるのが秋月さんみたいな人ばかりだと、もう成長できなくて変な話とか書いちゃうのかなぁと思いました…。

そう考えると、北條さんは歌集を売るためなのはもちろんだけど、歌人・梅津貴司をきちんと育てようとしている感じがしますね。

貴司に「相聞歌」、つまり恋の歌を書いてくれと言う北條さん。伝えたいけど伝えられない思い、胸の奥で燃えている恋心を歌にするのです。

「みんな飢えてんだよ~そういう歌に!」ニコッ

情熱的な恋の経験がなければ、フィクションでもいいらしいですw

貴司、これで一皮むけると良いですね。

舞ちゃんも、いよいよ自分の気持ちに向き合う時が来たようです。

秋月さんの方が短歌に詳しいから自分の出番はない、と言う舞ちゃんに、久留美が「どんな時でも、自分にできること探すのが舞やろ?」って言ってくれたのが良かったです。

でも貴司と今の関係を壊したくないのわかるけど、秋月さんに引け目を感じる理由はよくわかりません。短歌の知識はなくても、貴司の歌は舞ちゃんが一番理解できると思うよ~。

そして新聞記者の御園さんは、なんなの?w

舞ちゃんがIWAKURAで働くようになった経緯とか背景を取材するのはわかるけど、付き合ってる人いる?とか、好きな人は?とか…。恋愛の展開に持っていきたいのはわかるけど、無理やりすぎない?w

山田が「失恋の話をした」というエピソードで、そういう話もありな記者なんだ~というのと、山口紗弥加だからギリギリ、「う~~ん、ある…かもっ!」と思って見ていますw

でも「私の人生だし、自由に好きなことをしたい!舞ちゃんは後悔しない?」と聞いたのは良かったかも。

舞ちゃん、工場の仕事も向いてるし好きそうだけど、やっぱりもう一度飛行機に乗ってほしいし、本当にやりたいこともやって笑っててほしいです!




第94話(2/15)あらすじと感想【まだまだ止まらない秋月さんw】

母娘が立て直した町工場」として大きな記事が新聞に載ったIWAKURA。

従業員が集まって「うめづ」でお祝いしています♪

しかし記事には女性たちの活躍しか書かれていなかったので、いじける(一部の)男性陣。笠やんは「職人は黙ってええネジつくるのが仕事」だって言って気にしてなかったのがかっこよかったです。

御園さんは、およそ工場で働きそうにない母娘が奮闘していることが面白くて、記事になると思ったみたい。まだまだ男社会のものづくりの世界で女性が活躍しているという記事を見て、勇気をもらった女性もいるのでは?もし発信したいことがあるなら自分でやってみたらどうかと舞ちゃんに提案しました。

そこで舞ちゃんはIWAKURAのブログを始めることにします。これまでの歩みやこれからの夢、そしてネジにかける思いを一人一人のインタビューにして載せると張り切っています!

そこへ秋月さんが豚玉2枚お持ち帰りで取りに来ました。雪乃さんに「史子ちゃん」って呼ばれてる!貴司の分と2枚、もう何回も通ってきてる感が出てました。

雪乃さんに貴司の様子を訊かれて、まだ短歌は出来ていないと言っていましたね。

複雑な表情を浮かべる舞ちゃんを、複雑な表情で見つめるめぐみさん…w

翌日、舞ちゃんが「デラシネ」を訪れると、貴司は不在で秋月さんが店番をしていました。

いつも遊びに来ていた子供たちは、「貴司くんがいなくてつまんない~」と帰るところでしたね。舞ちゃんがいる時は貴司が相手してなくてもお絵描きとかして楽しそうなのにね。

舞ちゃんが貴司の短歌はできたのかと秋月さんに聞いてみたら、「いちいち短歌ができたか確認しに来るとか、そういうのもプレッシャーになるんですよ」とまさかの注意!

リュー北條に結構キツイこと言われたのに、全然堪えてないw

こうなったらもう止まりません。

「ええ短歌を作るために必要なのは孤独です。梅津先生の短歌を読むということは、先生の心に触れること。私と梅津先生は同じくらい深い孤独を抱えているんやと思います。だからお互いの言葉に癒されるんです。心と心が触れ合った気がしたんです。先生の短歌は私のお守りです!

 

舞ちゃん、この秋月劇場を見て本当は心の中で笑っているんじゃないでしょうね…?(むしろそうであってほしいw)

でも舞ちゃんなら本当に「秋月さんの方が貴司くんのこと理解できてる。私なんか入る隙がない」と思ってそうで…。営業ではグイグイいくくせに、肝心なところでは引いちゃうのね…。

普段は言われっぱなしのヒロインにはイライラしちゃうんだけど(山田の時とか)、秋月さんには言い返さないでほしいと思っちゃう。言い返したら同じレベルになっちゃう感じがして。

でも秋月さんもいつかは自分の暴走に気づいて、自分の孤独と向き合い、貴司の短歌はお守りにしててもいいけど、自分の短歌作りに集中できるといいよね…。

相変わらず、舞ちゃんは貴司に気持ちを伝える気はないみたいです。

電話で久留美に星が綺麗✨だと言われたので窓を開けてみると、貴司も外を見ていました。

 

今日は七夕なんだって。

「新しい歌が一個もできなから歌集は出せないかもしれない」と言う貴司。何で短歌を作ってるのかわからなくなってしまったと。完全にスランプですね…。

舞ちゃんは貴司が五島で初めて作った短歌を暗唱。

星たちの 光あつめて 見えてきた この道をいく 明日の僕は

もう9年前の歌なのに、いつでもすぐ口に出すことができるくらい何度も何度も読んでいたんでしょうね。

この歌を思い出すたびに五島の景色が目の前に広がり、あの時の気持ちを何回でも思い出せるんだって。朝の砂浜。そばには貴司と久留美がいて…。3人とも19歳くらいの時のことですよね。甘酸っぱい気持ちになるな。

「短歌にしたら一瞬が永遠になるんやんな?私、貴司くんの短歌好きやで」

ここまでで良かったのに。本当にここまでで良かったのに!

「秋月さんも言うてはった。貴司くんの短歌はお守りなんや~って。ほなおやすみ」

舞ちゃん…。

貴司の切なそうな顔見た?秋月さんの名前出した後の表情の微妙な変化に気づいた??もういい加減にしなよ!!

まどろっこしいです。




第95話(2/16)あらすじと感想【まだ書けない貴司】

全然短歌が作れない貴司。

既に作ってある300首の中に一首だけ恋の歌があることを見抜いていたのは、北條さんではなく秋月さんでした。

それは貴司が舞ちゃんに送ったあの歌。

君が行く 新たな道を 照らすよう 千億の星に 頼んでおいた

秋月さんによると、この歌は本歌取りだそうです。奈良時代の女官・狭野茅上娘子(さののちがみのおとめ)の和歌(↓)が元になっているのだとか。

「君が行く 道の長手を 繰り畳ね 焼き滅ぼさむ 天の火もがも」

リュー北條が「さののちがみ…」と言ったので知らないのかと思ったら、上の歌をすらすら言い出したのでびっくりしました。さすが敏腕編集者…!

これは、別れざるをえなくなった夫への思いを歌ったもので、情熱的な恋心を表しているのだそうです。どんな歌なのかもっと知りたくなって調べてみました。

現代語訳:

あなたが(流刑で行く)長い道のりを、手繰り寄せて折りたたんで焼き払ってしまえるような、そんな天の神の火がほしい。

マナペディアより引用

奈良時代の歌なのでね。夫が流罪になってしまったようです。思ったより重い歌でした。

貴司の歌にも、熱い気持ちが隠しきれないのように見え隠れしていると言う秋月さん。

「よく気づいたな」と言う北條さんに、「梅津先生と私には特別な絆がある」と答えた秋月さんの得意げな顔がちょっと可愛かったですw

その頃、IWAKURAのブログを立ち上げることになった舞ちゃんは、記念すべき一回目のインタビューを笠やんにお願いしていました。笠やんは舞ちゃんのおじいちゃんの代から、誰よりも長くIWAKURAを見守ってきてくれた職人さんですもんね。今のIWAKURAがあるのは職人さんたちの思いがあったからこそ。その思いを残したいのです。

笠やんが入社したのは44年前、25歳の時。ということは1970年で、笠やんは現在69歳なんですね。当時は従業員3人の小さな工場でしたが、高度経済成長期で作れば作るだけ売れた時代だったとか…。

『舞あがれ!』の時系列はこちら

さてさて。家に帰ってビーフシチューを2時間も煮込んでいた舞ちゃん。今日も「デラシネ」に行っていないということですね。秋月さんに牽制されちゃったからね…。めぐみさんも心配しています。

めぐみは舞ちゃんに「もうちょっとわがままになったら?」と言いました。本当に人を好きになることなんて一生に何回もないんだから、そういう時くらい自分の気持ちに正直に動いたっていいのだと。

舞ちゃんは貴司に会いたくて「うめづ」に行ったけれど、まだ帰ってきていないどころか、まーた秋月さんがお持ち帰りを取りに来てました。(買ってるのかな…?)

秋月さんに、貴司のことをどう思ってるのか聞かれた舞ちゃん。「ほんまにただの幼馴染ですか?」と詰め寄る秋月さんの目が怖いw

秋月さんは貴司に自分の気持ちをちゃんと伝えると言ってます。

お好み焼きを持って「デラシネ」に行った秋月さんは、宣言通り貴司に告白!しかし当然のことながら、丁重にお断りされました。

「ともし火になりたい」という詩的な表現が素敵な告白でしたが、秋月さんギラギラしすぎててともし火どころじゃねーよ!と突っ込みたくなってしまいましたね。




第96話(2/17)あらすじと感想【書けたっ!!】

人の心を揺さぶる熱い短歌を求めている北条さん。

だけど貴司は心の奥をさらけ出すのが怖いんです。昔から人と争うのが怖くて本当の気持ちを抑えてきましたからね。「でもそんなんじゃ恋心一つ伝えられない。せっかくのマグマに蓋しちゃってもったいない!」と言って去って行く北條さん。

 

舞ちゃんは笠やんの記事を完成させました!

「ネジを作り続けて44年。これまでもこれからも、IWAKURAを支える大黒柱です」

しかし笠やんはそろそろ引退を考えているようです。もう69歳だしね…。職人さんって定年退職とかないのかな?

 

「そんなんじゃ歌集は出せない」とデラシネを出て行った北條さんだけど、やっぱり貴司の才能に惚れてるんだなぁ。酔っ払って戻ってきて、貴司に発破をかけていました。

「大切な人に向かってど真ん中ストレートに投げるつもりで書けよ!そういう歌が大勢の心を打つんだよ…」

舞ちゃんが部屋で一人、物思いに耽っていたら、秋月さんが訪ねてきました。自分の部屋へ通す舞ちゃん。親しいわけでもないのにわざわざ自室に入れる?と思ったら、秋月さんが絵葉書の短歌を見つけるためでしたw

舞ちゃんの宝物を勝手に手に取るな~!

「君が行く 新たな道を 照らすよう 千億の星に 頼んでおいた」

だけどこれを見ちゃったらもう。

舞ちゃんへの歌だとは思ってただろうけど、まさか絵葉書にしたためて贈っていたとは…。「これは敵わん…」と秋月さんの心の声が聞こえてくるようでした。

この歌が情熱的な恋の歌の本歌取りであることを舞ちゃんに説明する秋月さん。

貴司の気持ちを勝手に舞ちゃんに伝えるな~って思ったけど、和歌を通すと素敵に聞こえる不思議…。

吹っ切れたのか、秋月さんは「私は私の歌を詠んで生きていきます!」と言って去ってゆきました…。

秋月さんにも良い人が現れるといいね。

貴司の気持ちを知り、居ても立っても居られない舞ちゃんはデラシネへ。あら、いない。と思ったら公園にいました。

すぐに会えなかったことが一層気持ちを昂らせたようです。

舞ちゃん「会いたかった。会って好きって言いたかった。…怖かった」

貴司「僕も怖かった。舞ちゃんと恋人になりたいなんて欲張ったら、今の幸せが消えそうで…。けど、ずっと好きやった」

舞ちゃんを抱きしめる貴司。

目を凝らす 見えない星を 見るように 一生かけて 君を知りたい

直球ストレートの短歌できた~✨


最後のハグのシーン、台本には「抱きしめる」としか書いていなかったそうです。なので、どうやるか二人で話し合ったんだとか。貴司がゆっくり近づいて行ったら不審者みたいな動きになってしまったので、舞ちゃんからもちょっと歩み寄ってもらったと笑っていましたね。(あさイチの赤楚さんトークより)

いや~やっと気持ちを伝え合うことができました!

もどかしすぎてイライラさえしたけど、ハグのシーンは涙が出そうでした。こんな爽やかで初々しい二人、最近はドラマの中でもなかなか見ることができませんからね…。

 




『舞いあがれ!』第21週【新たな出発】

第97話(2/20)あらすじと感想【結婚式💗】

2015年3月7日。

舞ちゃんと貴司の婚式が行われました✨

舞ちゃん29歳!『舞いあがれ!』の時系列はこちら

挙式のあと浩太の仏前に結婚の報告をしに行った二人。

 

披露宴は「ノーサイド」で🏉

舞ちゃんの花嫁姿綺麗でしたね~♪

パーティーにはばんばや五島のみんなはもちろん、IWAKURAのみんな、そして由良先輩と倫子さんも来てくれました❣

【由良先輩】
大学の人力飛行機サークル「なにわバードマン」の女性パイロットだった先輩

【倫子さん】
航空学校時代の同期

由良先輩はアメリカでパイロットになるという夢をかなえたんですね!今はアリゾナでパイロットをしているそうです。セスナ機でグランドキャニオンを飛んでるんだって✨

倫子さんは同期のパイロットと婚約中とか❤お相手はなんと、フランス人~~✨

悠人も、久留美のお父ちゃんに連れられて来てくれましたね。久留美のお父ちゃんは、なんだかノーサイドの主人と良い感じです。

「五島弁カルタ」懐かしい~!

「みんの みんに みんの ひゃって みんの みんの いたか!」

意味:右の耳に水が入って 右の耳が痛い

あれは幼少期編(6話)、めぐみさんが舞ちゃんを五島に残して帰阪した時のことでした。ばんばに「自分のことは自分で」と言われた次の日。朝、誰も起こしてくれなくて寝ぐせがついたまま学校に遅刻していった舞ちゃんのことを覚えていますか?

その日、学校でこのカルタをやったけど、その時は全然取れなかったんですよね。おまけに「みんのみんにみんのひゃって」が上手く言えなくてからかわれてしまい、熱を出してしまいました。今日は見事取って、山田に「早っ!」と言われていましたねw

舞ちゃん、強く美しくなったなぁ。

一太と百花さんもうまくいっているようですね。百花さんは五島に住みたいと言っていました♪

久留美はやっぱりダメンズがほっとけない性分なのかなw 「大丈夫」と言う割には覇気がない悠人のことが気になり、会場を出て行ったのを追いかけます。

でも久留美にとって悠人は、本音を話せる唯一の相手なのかもしれません。大事な友達と大事な友達が家族になって、めっちゃ嬉しいけどちょっと寂しい…という複雑な心境を悠人に打ち明けていました。

そういえば、山田と藤沢くんも「お似合い」とか言われていましたね。

最終回に向けて続々とカップルが成立する現象が発生しています!

舞ちゃんと貴司は、舞ちゃん家をリフォームして住むことにしたようですね。めぐみさんがいきなり一人になっちゃうの心配だったから良かったです。

ばんばと食事をしながら思わず涙が込み上げるめぐみさんにもらい泣き😢

そんな岩倉家の表札が「梅津/岩倉」になっているのを見て、貴司のお父ちゃんが言いました。

「うめづいわくらや…」

泣ける。他社に引き抜かれた章兄ちゃんのことを「引き留められなかった…」と浩太が弱音を吐いた時、もし会社がダメになっても、その時は一緒にお好み焼き屋をやったらいいと言ってくれたんですよね…😢

その時冗談で言っていた店の名前が「うめづいわくら」でした(´;ω;`)(第14週・65話

岩倉家の2階ってこんな広かったんだ~

貴司は今日の幸せを歌の中に閉じ込めようと、新居で短歌を作っていました。「短歌にしたら、一瞬が永遠になる」って舞ちゃんが目を輝かせていましたもんね♪

舞ちゃん「歌にしたくなるような幸せが、これからいっぱいあったらええな」

貴司「うん。幸せになろ」

指切りをして微笑み合う二人。ま、眩しい~~✨✨✨

 




第98話(2/21)あらすじと感想【新婚生活】

朝からお揃いのエプロンでお弁当の用意をしている舞ちゃんと貴司❣

 

キッチンは共用なんですね~。

こんな夫婦理想だなぁと思ったけど、朝からエプロンしてお弁当の用意してくれる旦那さんって古本屋でアルバイト(?)してる歌人くらいしか無理だよなぁと思いました。やっぱり私は柏木学生を選びたい。(誰も聞いてないけど)

舞ちゃんが始めたIWAKURAのブログは、閲覧数も増え順調そうです。

そんな中、笠やんがぎっくり腰に…!

病院には娘の佐知子さんが迎えに来てくれていましたね。

もともとそろそろ退職しようと思っていた笠やん。このこともあって、4月に退職することになりました。

土屋さん「仕事辞めて何しはるんですか?」

“家族サービス”と答えた笠やん。

笠やんは去年奥さんを亡くしており、佐知子さんは結婚して家を出ているそうです。男の子のお孫さんが一人いるようですね。

章兄ちゃんによると、笠やんは「娘が家に寄り付かない」とこぼしていたとか。娘さんのことは奥さんに任せっぱなしだったから、何を話したらいいかわからないんだって。笠やんの家にはプラモデルの箱がたくさんあって、時々章兄ちゃんにくれるんだけど(息子へということで)、本当は孫と作りたくて買ってるんじゃないかと言っていました。

笠やん…、家ではそんな感じだったんですね。でも病院に来てくれた娘さん、ドラマにありがちな冷たい感じではなかったから、お互いに「何を話したらいいかわからない」と思って遠慮しているだけだと思います。

いくら奥さんに任せきりだったと言っても、笠やんみたいな穏やかなタイプのお父さんだったら嫌いになる要素ない。思春期なら別だけど、もう結婚してお子さんもいる年齢だしね。でもどうしよう笠やんが家ではめっちゃモラハラだったらw

早くお孫さんとプラモデル作ってるところが見たいです。でも娘さん若そうだったからお孫さんもまだちっちゃくてプラモデルとか興味なさそうw

*********

工場に市役所の人が来ました。近所から騒音の苦情が来ているのだとか。といっても出どころがIWAKURAと特定されているわけでなく、どの工場かわからないので調査に来たとのこと。その結果、IWAKURAの騒音は大丈夫でしたが、他人事ではないと感じた舞ちゃん。

もし問題があった場合、自費で防音壁を設置したり機械を移設縮小しなければならないようです。今、東大阪では工場がどんどん減り、その跡地に家が建っているんですね。そうすると、工場と住宅が混在する地域になってしまいます。そこの住民から市役所に苦情が寄せられると言っていました。

騒音って、工場のそばに家建てる時点で分かるよね…と思うけれど、新聞記者の御園さんによると、東京でも同じことが起こっているのだとか。

自分たちの負担で騒音の問題に対処しなければいけないとなると、どこの工場もやっていけなくなると嘆く舞ちゃんに、御園さんは「オープンファクトリー」をやったらどうかと提案していました。

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「デラシネ」にはリュー北條の姿が!

なんと貴司の歌集『デラシネの日々』に重版がかかったようです。リューは歌集が重版されることなんてめったにない、異例の売れ行きだと興奮していましたが、結婚した貴司がなんか所帯じみていることにもどかしさを感じているようです。

 

貴司に失恋した秋月さんは長山短歌賞の佳作を受賞し、100年後も読まれる短歌を作ることを夢に良い短歌を作っているようです。リューは貴司にも夢を持って、熱い短歌を作ってほしそうですね。

貴司がリューにそう言われたことを舞ちゃんは知らないはずですが、「梅津/岩倉」家では、家事をきちんと分担しようと話していました。

今は時間的に余裕のある貴司に家事が偏っているようですね。貴司はできる人がやったらいいと言いますが、舞ちゃんもめぐみさんも貴司には自分の時間をちゃんと持ってほしいと思っているのです。

歌人だしね。やっぱりなんか勝手なイメージだけど、歌人は家事ばっかりやってちゃダメな気がするw

また根無し草のように放浪されるのは困るけど…。




第99話(2/22)あらすじと感想【なにわバードマン!】

工場の騒音問題について、御園さんに“オープンファクトリー”はどうかと提案された舞ちゃん。

オープンファクトリーとは

一般のお客さんに工場を見てもらったり、ものづくりの体験をしてもらうことで、工場のことを知ってもらう社会見学みたいなもの。

東京では成果が上がっているイベントらしいということで、早速“2代目社長のための勉強会@うめづ”で他の工場の人たちに相談してみることに。

古田さんとこの2代目、先代にめっちゃそっくり!と思ったら(雪乃さんも言ってたw)、同じ人みたい。子供の頃の舞ちゃんがうめづで礼儀正しく挨拶していたおっちゃんです。最近ではリストラする人の再就職先を紹介してくれたりもしました。

騒音問題はもちろん、古田さんのとこはIWAKURAと同じように人手不足でも困っているらしいです。

基準内の騒音でもうるさく聞こえてしまうのは、地域の人が工場のことをよく知らないからではないか、どんな人たちがどんなものを作っているのか知ってもらえれば、心の壁を取り除くことができ、さらには工場で働きたいと思ってくれる人も出てくるかもしれない!

舞ちゃんは「一緒にオープンファクトリーをやってみませんか?」と2代目たちを誘いますが、みんななんだかんだ言って及び腰。休日出勤でも手当が出せないし、ただでさえ人手不足なのにイベントに人員を割く余裕はないんですね…。

でも的場さんは新聞でオープンファクトリーのことを知っていて、いいなぁとは思っていたようです。的場さんとこは小さい工場だから役に立てることはないけれど、「東大阪を盛り上げたい!」と熱く語っていた市役所の安川さんという人を紹介してくれました。

*********

「デラシネ」で企画書を作っている舞ちゃん。

陽菜ちゃん大ちゃんも来ています。秋月さんがいなくなったら子供たちが戻ってきた!

学校の宿題の短歌を貴司に作ってもらおうとする子供たち。

陽菜ちゃんの短歌は陽菜ちゃんにしか作れないと言いつつ、日常の面白いことを短歌にしたらいい、と作り方を教えてくれる貴司。

陽菜ちゃんの最近面白かったエピソード

朝、仕事から帰ってきたお母さんに給食費をもらおうとしたら「無理、すかんぴんや」と言われたこと。すかんぴんとは、全然お金がないってこと。ちょー悲惨なのになんかちょっと面白かった。すかんぴんって言葉が笑けた。聞いただけで元気になる。

陽菜ちゃんの短歌

いやなこと ふきとばすよな 言葉やな すかんぴん ママ、大丈夫やで

「ママが朝仕事から帰ってきた」と聞いて最初は看護師さんなのかな?って思ったけど、給食費がないって話になり、何とも言えない気持ちになりました…。

そしてこの短歌。「ママ、大丈夫やで」って😢

貴司も舞ちゃんも、余計なことは言わずに陽菜ちゃんの話を聞いてあげててすごいなと思いました。でももし自分がすかんぴんな母親だったら、こんなこと短歌にされたら恥ずかしくて泣ける…。一瞬が永遠になってしまった…。

その後に読むと子供らしくてほっとする大ちゃんの短歌

すべり台 すべっただけで あながあく ズボン弱すぎちゃうんか お前

いいねぇ。

二人ともめっちゃ楽しそうに短歌を作っていたようで、いつか短歌教室をやれたらいいなと思った貴司。行きたいです!貴司の短歌教室。

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市役所の安川さんと会った舞ちゃん。

安川さんの名刺には人力飛行機のイラストが!「僕が作った人力飛行機」と聞いて舞ちゃんの脳裏に古い記憶がよみがえりました。なにわバードマンの空さん(万年3回生だっけ)が言っていた言葉です。

「スワン号のプロペラはターミガン号の魂を受け継いじょる。ずっと前に卒業した安川先輩が3日寝ずに考えた構造やかいね」

これ…もしかしてターミガン号ですか?なにわバードマンの?
私なにわバードマンにいました!スワン号で飛んだんです!

ここでなにわバードマンに繋がる胸熱展開✨

なにわバードマン編が青春ぽくて好きだったので嬉しいです。




第100話(2/23)あらすじと感想【貴司の短歌教室】

なにわバードマン繋がりで、今度は胴体班だった渥美先輩と再会した舞ちゃん!あの、太っちょの先輩です。今は浪速大学の准教授なんだって。専門は都市ブランディングです。

まちづくりに直接関わることは学生にとっても良い経験になる、ということで浪速大学がオープンファクトリーに協力してくれることになりました!

大学の学生たちが手伝ってくれるとなれば、人手不足を理由に参加を渋っていた他の工場も積極的になり、イベントの規模が大きくなれば市からの補助金も出る…。なんということでしょう。トントン拍子で開催が現実的に!

オープンファクトリーでは、工場見学とあわせて、希望者にものづくりを体験してもらいます。

この「ものづくり体験」では飛行機✈を作ることに決定!各工場で作ったパーツをお客さんが組み立てて、小さな飛行機を作ります。なにわバードマンっぽくてワクワクしますね♪

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一方、「デラシネ」ではリュー北條が貴司に第2歌集の打診をしていました。

でも貴司は無料で子供向けの短歌教室をやりたいんだよね。

「地味だ…」とうなだれるリューでしたが、「貴司が子供に教えている姿は絵になるのでは…」とすぐ切り替えますw

取材も入れて、知名度と好感度を一気に上げる作戦!(お互いに付き合い方がわかってきた感じw)

舞ちゃんが貴司に短歌教室の企画立案を指南する代わりに、貴司は舞ちゃんが悩んでいたオープンファクトリーのスローガンを考えてあげました。

 

町工場が手を取り合う
東大阪町工場フェスタ

町工場がスクラムを組む
東大阪町工場フェスタ

かっこよくなりましたね。周りの評判も上々です。

貴司、コピーライターの仕事もこないかな?「デラシネ」の売り上げと歌集の印税だけじゃちょっと心配だったんですw

4月。貴司のこども短歌教室が開かれました。(仕事が早いリュー)

 

参加した子供が作った短歌

下向いて じーっと見てた アリたちが おれたちよりも ならぶんきれいで

最後が8字になっちゃうと男の子は言っていたけれど、ちょっとぐらいはみ出しても良いと言う貴司。

短歌に興味がある子がこんなにいるなんて…。私は子供の頃、俳句とか川柳を作れと言われるのが苦痛だったので(何もひねり出せない)、こんな教室があったら行ってみたかったかも…。




第101話(2/24)あらすじと感想【オープンファクトリー】

ものづくり体験で作る飛行機の試作品ができました!

 

カワイイ~🎵

東大阪の工場の技術が詰まった飛行機です!舞ちゃんが「うめづ」で的場さんに見せていたら、他の客も興味津々。

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IWAKURAでは、笠やん退職の日がやってきました。

みんなに惜しまれつつ花束と拍手で送られる笠やん。いっつも怒られてた章兄ちゃんがすっかり頼もしくなってるのも泣けるなぁ。最初の頃と顔つきが違って、ほんとに長い年月が経ったみたいに感じます。

 

退職するけれど、オープンファクトリーのものづくり体験は笠やんにも手伝ってもらうんですよね。舞ちゃんは笠やんとお孫さんに距離を縮めてもらいたいと思っているんだけど、お孫さんは「工作苦手だから行かない」と言っているようです。

舞ちゃんは笠やんの娘・佐知子さんを「うめづ」に呼び出し、オープンファクトリーに来るよう説得しました。(こう書くとなんか怖いw)

【悲報】笠やん、孫に怖がられていた😢

寡黙だから…。佐知子さんもそんな子供の気持ちがわかるのだとか。職場ではあんなに慕われているのに。なんとかそれを伝えたい舞ちゃん。

佐知子さんはもう一度息子に聞いてみると言ってくれました。

4月29日。IWAKURAをはじめ、東大阪の7つの工場が参加して開催されたオープンファクトリー。

御園さんも取材に来ています(短歌教室の時も来てた)。

工場見学も、ものづくり体験も大盛況。佐知子さんと正行くん(笠やんの孫)も来てくれました!

笠やんを見て、「おじいちゃんや…」とめっちゃ引いてる正行くんw

でも一緒に飛行機づくりをしているうちに、だんだん話が弾んできました。

 

子供って、一緒に楽しく遊んでくれる人も好きだけど、穏やかで話をよく聞いてくれたり色々教えてくれる人も好きだと思います。今まで接する機会が少なすぎただけだよね。

そんなこんなで、第1回オープンファクトリーは大成功!次回はもっとパワーアップしたオープンファクトリーができそうですね。




まとめ

2022年10月スタートの連続テレビ小説『舞いあがれ!』

  • 第20週【伝えたい思い】
  • 第21週【新たな出発】

のあらすじと感想を書いています!

 

『舞いあがれ!』あらすじと感想
第1週~第3週(幼少期編) 第4週~第6週(なにわバードマン編)
第7週(五島編①) 第8・9週(航空学校編①)
第10・11週(航空学校編②) 第12週(五島編②)
第13~15週(工場編①) 第16・17週(工場編②)
第18・19週(それぞれの門出) 第20・21週(恋愛・結婚編)
第22~24週(起業編) 第25週(未来編)