『真犯人フラグ』考察&感想 | ||||
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『真犯人フラグ』第10話の主な謎とそれぞれの登場人物の動きをまとめています。
Huluオリジナルストーリー「週刊追求PREMIUM」の内容と感想はこちら
Contents
『真犯人フラグ』第10話 あらすじ
箱詰めになった氷漬けの篤斗(小林優仁)を発見した凌介(西島秀俊)と瑞穂(芳根京子)。篤斗はすぐさま病院へ運び込まれ、救命措置を施される。しかし、低体温症を起こした上、睡眠薬を大量に飲まされていた篤斗は、危険な状態だった。凌介の必死の思いも届かず、篤斗は心停止してしまう――。
凌介は阿久津(渋川清彦)と落合(吉田健悟)から、真帆(宮沢りえ)と林(深水元基)がホテルで会っていた7月30日まで、2人の関係が現在も続いていた可能性があると聞かされる。大きなショックを受ける凌介…。
依然、林の行方は掴めず、阿久津と落合は婚約者の茉莉奈(林田岬優)を訪ねる。茉莉奈は、父親の会社が管理する倉庫にいた。阿久津と落合は、林が倉庫の中に隠れているのではないかと捜索するが…。ますます状況は悪化し、憔悴していく凌介を心配する瑞穂、一星(佐野勇斗)、河村(田中哲司)、日野(迫田孝也)。凌介には、どんな励ましの言葉も届かなくなっていた。瑞穂は、心を閉ざした凌介に喝を入れる。
そんな中、凌介のもとに不審なメールが届く。その日の夜、指定する場所に一人で来るようにと凌介を呼び出し、警察に知らせれば家族の命を奪うと脅迫する内容だった。送り主は、真帆たちを誘拐した犯人の可能性が高い。凌介が、指示された場所に向かうと、そこにいたのは林で…!?“影”を消そうと、不穏な動きをするバタコ(香里奈)。さらには、阿久津と落合が掴んだ衝撃の容疑者情報。第1部最終回、明るみになる真実とは!?
番組公式HPより
心停止した篤斗は、奇跡的に息を吹き返した。しかし、昏睡状態が続き、ICUの病室前から片時も離れようとしない凌介。瑞穂たちに説得され、ようやく帰宅した翌朝。篤斗は奇跡的に意識を取り戻す。しかし、話しかけられても反応せず、顔を両手で隠すようになる。篤斗の脳には異常なく、事件に遭遇したショックによるPTSDと診断される。
そんな中、ぷろびん(柄本時生)は、冷凍遺体の情報を流した人物と会う。その人物とは、太田黒(正名僕蔵)だった…!ぷろびんは、太田黒が提供した写真に映り込んだ“かがやきの土”に目をつけ、それが「かがやきの世界」という宗教団体によるものだと突き止めていた…。
林の周辺取材を進めていた週刊追求編集部は、大規模なSDGsタウンプロジェクトにまつわる住愛ホームの贈賄疑惑をつかむ。プロジェクトの中心企業である等々力建材に婿として迎えられる林は、重要なパイプ役として、官僚や政治家を接待していた。真帆たちが失踪した日に林が接待に参加していたことが判明し、林のアリバイが成立する。
茉莉奈の助けを借り、潜伏を続ける林は、強羅誠(上島竜兵)という男と会う。林は、11年前の真帆との写真を撮ったのが強羅ではないかと考えていた。強羅は林に問い詰められるが、のらりくらりとかわす。
凌介を呼び出したのは、林だった。「真帆と光莉はどこだ!」と迫る凌介。林が何かを話そうとした瞬間、倉庫内から物音が!驚き逃げ出す林。追う凌介。そこへ、凌介の後を尾けてきていた瑞穂と一星が合流し、逃げる林を追いつめる。しかし、凌介を蹴り飛ばし、林は迎えに来た茉莉奈の車で逃走してしまう。
徐々に体調は回復してきた篤斗。何にも反応しなかったが、凌介の呼びかけに、涙をぽろぽろこぼす。やっと心が溶け始めたかに見えた矢先、阿久津と落合が篤斗の事情聴取をする。立ち会っていた凌介は、病院前に詰めかけた報道陣に対応するため、一旦、病室を離れる。そこには、吹き矢を手に凌介を狙うバタコの姿が…!
真帆と光莉の安否を聞かれ、目に涙を浮かべて首を振る篤斗。阿久津は篤斗に、犯人の顔を覚えているかと相良家と林の写真を見せる。篤斗が怯えながら指さしたのは、林ではなく、凌介だった…!そして篤斗は、初めて言葉を発する。
「パパが…、ママを…殺した」
『真犯人フラグ』第10話 主な謎
冷凍遺体と篤斗を送ってきた人物
発送されたのが同じ魚市場(石原水産)で、箱の内部から出た指紋も同じことから、警察は同一犯であると見ているようです。
▼冷凍遺体の詳細はこちらの記事▼
魚市場から発送できる人間が限られているため、冷凍遺体を送りつけてきたのは亀田運輸の社内の人間かと思っていたのですが、違うかな。社内の人が仕事しながら篤斗を監禁するよりも、第三者が配送業者とかのフリする方が簡単そう。
ドラマでは男女の共犯とか言っていますが、もう組織的な犯罪なのではという気がしてきました…。やること多すぎぃ。
真帆と林の不倫
11年前のあの写真を撮ったのは誰?
前回「11年前の写真を撮ったのは林の関係者で、今回の失踪事件とは無関係な人かな!」と予想していましたが、強羅(上島竜兵)という情報屋みたいな人物が新たに登場しました。
この人が撮ったのかどうかは不明ですが。
彼は等々力社長の「探偵よりもうちょっと色々やる人」なんでしょうか。
いつまで続いていたのか
真帆と林の不倫は11年前の1回だけだったのか、それとも現在まで続いていたのか。
林 → 11年前の1回だけと証言(Huluオリジナルストーリーで)
警察 → 7/30に写真を撮られた時、真帆がホテルの部屋をとっていたことを凌介に伝える
菱田朋子の話 → 真帆は「同窓会以降は林と連絡を取っていない」と言っていた
警察は二人の関係が現在まで続いていた可能性も視野に入れて捜査すると言っていました。林は7/30はDNA鑑定のことを頼まれただけだと言っていましたけどね。
真帆がどうして今さら篤斗のDNA鑑定をしようと思ったのも疑問です。事実がどうであれ、もう凌介の子として育てるしかないじゃん。
林を脅迫しようとしてたとかなら別だけど。
「アフロディーテの下僕」
普通に太田黒部長だった~w
小峯くんかと思ったけど、深読みしすぎました。でも小峯くんもただの社員で終わらない気がするんですよね~。
DNA情報鑑定センター
前回「DNA鑑定をした」と言っていた凌介。
今回センターからの封書が届いていましたが、中傷のビラなどに紛れて、凌介はまだ見ていないみたいでしたね。
凌介も凌介で、DNA鑑定してどうするつもりだったんだろう。
もし篤斗が林の子だと判明したらどうするの。
かがやきの世界
「かがやきの土」を売りつけているのは「かがやきの世界」という新興宗教団体でした。
「影を一人断ち切った」と言うバタコに信者たちは「おぉ~」となっていましたが、「土に還した」と言うと引いてましたねw
文字通りに考えるなら、「影」とは自分がかがやくために邪魔な存在で、「断ち切る」とは関係を絶つことだと思うんですが、バタコの中では断ち切る=殺すなの?あの宗教団体の中でも格別にやべー奴ということでいいのでしょうか。
篤斗の衝撃発言
意識を取り戻し、警察の事情聴取を受けた篤斗は、凌介が席を外した時に「パパがママを殺した」と発言。
これはw
- 本当に凌介が真帆を殺した
- 凌介が真帆を殺したという記憶を(何者かに)植え付けられた
のどちらかですかね。
私は後者の方がしっくりくるかな~。
前者だったら凌介は二重人格とか実は双子だったとかになっちゃうよね?w
でも記憶を植え付けられたパターンも、声とか後姿とかで別人を凌介だと錯覚させたとかならいいんだけど、脳をいじっちゃったらアウトです。そういうSFチックな展開じゃないといいな…。
ぷろびんが「陰謀論」にこだわっているのもなんかちょっと危ない。
現実味のない実験してる闇組織とかほんとやめて~。
真犯人が何らかの方法で篤斗にそう思わせている、と思うんだけど、その何らかの方法を考えていくとどうしてもSF寄りになってしまうのよね…。
悪い意味でドキドキする展開になってきましたw
光莉の動画
光莉の監禁動画に映っていた椅子の脚が特徴的だったらしく、一星が椅子を特定。その情報を警察に提供し、椅子の購入者が割り出されたようです。
警察から落合刑事に「椅子の購入者がわかった」と電話がありましたが、その時落合刑事たちは篤斗の事情聴取の直前だったため、メールで教えてくれるように言っていました。ちょっと違和感。
すぐに明かさないということは、椅子の購入者は凌介だったんじゃ?
これから凌介を追い詰める証拠が次々と出てくる予感。でも凌介が真犯人じゃ面白くないから、本当の犯人が凌介を陥れようとしている…というのもありがちですね。
『真犯人フラグ』第10話 人物別
相良凌介
第1話のエリンギサンタ事件の時に、「真犯人は今頃笑ってるよ」と言った凌介が笑っていたのが地味にずっと気になっています。
あんな意味不明でインパクトのある事件があれ以来まったく出てこないのも怪しいような。
ただ、“どんな事件でも、世間の関心事なんてすぐに移り変わる”というのを表すために登場した事件だったのかもですが。
相良篤斗
低体温症と睡眠薬を飲まされたことで一時は心停止に陥った篤斗でしたが、奇跡的に息を吹き返しました。
しかし意識が戻ってからも事件によるPTSDでいつも両手で顔を覆い、話ができる状態ではありません。
夜、見張りの警官がうとうとしている描写の後に篤斗の病室で足音がしていましたが、誰の足音なのかは不明。
林
誘拐事件の重要参考人として警察に追われるハメになった林。
今回、そんな林が抱えていたもう一つの案件が、SDGsタウンプロジェクトという国が絡んだ事業だったことが判明しました。
プロジェクトの中心企業である等々力建材の社長令嬢と結婚する林は、重要なパイプ役として暗躍していたようです。
真帆たち3人が失踪した10月15日も接待に勤しんでいた模様。
なので、不倫からの誘拐を疑われても、アリバイを主張するわけにはいかなかったようです。(結局「週刊追求」に突き止められて、住愛ホームは贈賄疑惑で大ピンチになる模様)
等々力茉莉奈
林と茉莉奈の結婚は逆玉のようでありながら、どうやら茉莉奈の方が林にぞっこんのようです。たとえ父親に逆らうことになったとしても林を助ける所存。
強気で生意気なんだけど、なんか憎めないお嬢様なんですよね。林に利用されていることがわかっちゃったからかな…。
本木陽香
前回茉莉奈のバッグに入れたのはGPSだったようで。
林を匿っている資材置き場に現れた本木陽香。
なんで?何の目的で??全然わからない。
真帆の財布をコインロッカーに入れたのは本木陽香かと思っていたのですが、わからなくなりました。
二宮瑞穂
今回特に怪しい動きはなし?
部長の物真似が可笑しかったですw「どぅ?」w
橘一星
前回母親の店に行く様子が描かれていました。
どうして突然母親の店が出てきたんだろう、と思っていたら、今回店のリニューアル工事をするためにクラウドファンディングをしているという話が出てきて。
オープンしてそんなに経っていないと思われ、社員も「もうリニューアル?」みたいな反応でしたね。
気になる~
古くもないのにリニューアル工事をしなければならない理由。
これは何かを隠したいとしか思いつかないのですが。壁とか床下とかに何かを隠して二度と取り出せないように埋めちゃうとか。
そうなると母親もグルなのかな。光莉のこと「あんな良い子いないよ」とか言っていたのに。
「隠したい何か」があるとしても、3人の失踪事件とは関係ない気がしますね。
菱田朋子
前回何者かに「話したら殺す」と聞かされた清明は、「自分も誘拐されるかも」と怯えて外に出られなくなってしまいました。
子供がそんな風になったら心配で他のことなんて手につかないと思うんだけど、凌介にクリスマスのチキンを届けに来たり、それを拒絶されたら、ゆず湯を沸かしにまた不法侵入してくる朋子。
両手に持ったゆずを湯船に投げつけるところは何回見ても笑えるw 1.25倍速で見ると更に笑えるw
山田コーチ
篤斗が保護されたことで「あっちゃんの意識が戻ったらバレる」と取り乱し、朋子の自宅まで押しかけてきました。
警察に話せば情状酌量で…と言いかけていたので、何らかの犯罪行為に手を染めたのは間違いなさそうです。
篤斗を誘拐して菱田家の押入れに隠していたけど、その篤斗が何者かにさらわれてしまったとか。
朋子の話によると、真帆と朋子はお互いに合鍵を交換しているので、朋子の家の鍵は真帆も持っているということ。本人以外に家に入れる人間がいるなら、こういう可能性もあるのでは…
阿久津刑事
コーンの缶詰の話で「子供の頃に染みついたことはなかなか拭えない」みたいなことを言っていましたよね。
子供の頃に禁止されていたことが、自由な大人になってもできないっていうのはわかります。
私は子供の頃「夜に爪を切ったらいけない」と言われていたので、迷信だと思っていてもいまだに夜爪を切ることができませんw
仮面ライダーの変身ベルトとかじゃなくて、阿久津さんが言ってたのってこういうことだよね?
でも誰かの行動に大人として不自然な感じのものあったかなぁ~って思い返してみてもよくわかりません…。
ぷろびん
やばい組織と繋がったとかで、調査のためしばらく動画の更新を休むと報告していました。
まずは「アフロディーテの下僕」こと太田黒部長に会っていましたが、その後の消息は不明です。
ゴミ箱の中で強羅にコーヒーをかけられていたのはきっとぷろびんでしょうね…w
猫おばさん
朝の情報番組で凌介がDNA鑑定の封筒を持って林と言い争っていたことを暴露していました。
これで林と真帆の不倫がずいぶん前からだったのではないかと世間にもバレてしまいましたね。
まとめ
『真犯人フラグ』第10話の謎と登場人物の動きをまとめました。
正直、半分終わっても全然わかりませんw
3人が失踪した日、サッカー教室で何があったのか早く知りたいです。
サッカー教室で篤斗を見たのが山田コーチだけだとしたら、警察はもっとコーチを疑ってもいいのに、そういう描写はないよね。
配送者のドラレコに映っていたのが真帆なのか菱田朋子なのかもまだはっきりしていないし。
色々はっきりしないうちに真帆と林の不倫でわ~ってなって、怪しい宗教団体も出てきて、住愛ホームが絡む大きな事業も出てきて…。
最初からノミの心臓を持つ山田コーチを呼びつけてきつく締め上げれば、篤斗に関することはすぐわかった気がするけど。
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